2010/03/07(日) [n年前の日記]
#2 [anime][neta] マクロスのような宇宙船の中で床がガラス張りで宇宙が見える場所なんか作るのだろうか
足元に、宇宙空間しか見えない、そんな怖い場所なんか作るのかなあ。
いや、作るかもしれない。
まず、その場所を作る際に必要になる、材料の問題。マクロスほどの未来であれば、強度が十分にあり、製造コストも安く、扱いも楽で、光も透過させる、そんな材料が発明されているかもしれない。もしかすると、そのガラスモドキのほうが、光を透過しない材料よりコストが安い、という状況もありえる。となれば、あらゆる場所が、単にコストの問題から、ガラスモドキで作られてしまう、という状況もありえる。
また、マクロスぐらいの時代設定だと、安全性・利便性・実用性・生産性、とは違うものを優先して、艦内をデザインする人達が台頭してるのだろうと思える。いわゆる「デザイナー様」の登場。艦内デザイナー、という職種すら存在するかもしれない。
デザイナー様の力が強くなると、常識的に考えてコレはないだろう、というデザインがチラホラ出てくる。現代においても、それらの実例はあるし。
であるから。マクロス艦内も、市民から非常に不評な場所が山ほどあるのだろうなあ、と想像するわけです。
デザイナーが、思想的理由で、わざとそういうデザインにすることもある。例えば、宮崎駿は、ジブリ美術館を造る際、子供が怪我しそうな設計・コンセプトを提示したらしいけど。(年に何回かは、救急車がジブリ美術館の前に止まってる、という噂も。) そこには、是非は別にして確固とした思想や信念がある。
マクロス艦内に、床がガラスモドキで出来た場所があるとして。常識的に考えれば、見た目で自分の足元に虚無が広がるそんな場所を、わざわざ設計しないわけだけど。デザイナーが思想を持って、あえてそういう作りにした、という設定もアリかなと。
床をガラスモドキにしてしまったデザイナー、ハーヤオ・ミヤザーキの言葉を想像してみる。
「我々はマクロス船団という、何もない宇宙空間の中を漂い続ける、どこか頼りない箱舟の中で暮らしています。この場所は、地球のように地面がある場所ではない。我々は、自分の足元に地面がないことを自覚しながら日々を生きるべきです。自分達が立っている場所が、地面のない、大変不安を感じる空間なのだと自覚できていれば、艦内でつまらんイザコザを起こす気にはならないでしょう。…誰かとケンカをしたら、その相手と一緒に、この場所に来るといい。一人で立っていたら、とてつもなく不安な気持ちになるはずです。でも、相手と抱き合いながら足元を見れば、一人で立っている時より、随分と気が楽になる。お互い助け合おうという気持ちに、自然となっていくでしょう。目的地に着くまで、私達にはつまらないトラブルを起こしている余裕はない。他者と抱き合い、励まし合いながら、旅を続けなければならないのです。それを感じ取ってほしいので、あえてこういうデザインにしたのです。」
しかし市民には大不評。その場所は、人気がまったく無い、実に寂しい場所に。市民からは、わざわざ艦内の貴重なスペースをこんな状態にしやがって、という怨嗟の声が。
ところが。人気がまったく無いと助かる人達が居る。それは恋人達。かくしてその場所は、恋人達の秘密のデートスポットに。カップルが集まり過ぎて、人気が全く無い状態とは程遠い状態になってしまうけど。何せ周囲はカップルだらけ。気も大きくなり、もうやりたい放題。抱き合うどころじゃなく、あんなことやこんなことまで行われる始末。
市民からは、風紀上問題があるから改装すべき、という意見が出始める。カップル達は猛反発。「貴方達は、ハーヤオ・ミヤザーキの理念が少しも分かってない。一緒にあの場所で抱き合いましょう」「やだよ。あんな怖い場所。行きたくないよ」「それではダメです。我々はこの箱舟の中で共に生きる者同士〜」てな感じでマスコミまで巻き込んで大騒動に。
しぶしぶ、市長が登場。船団内での人口統制、あるいは世代交代を円滑に進めるため、艦内においてはある程度夫婦になりそうな若いカップルを支援していく必要がある、故に、親しい男女が憩う場も必要なのである、となんだか胡散臭い言い訳をして場を収めて。
かくして、床がガラス張りのその場所は残されることに。今日もカップルが、「やだ〜怖い〜」「大丈夫さ。俺にしがみつけよ」「あっ…」というやり取りを、そこかしこでしているのであります。良かったね。ハーヤオ・ミヤザーキ。
てな設定はどうか。どうかと言われてもな。
いや、作るかもしれない。
まず、その場所を作る際に必要になる、材料の問題。マクロスほどの未来であれば、強度が十分にあり、製造コストも安く、扱いも楽で、光も透過させる、そんな材料が発明されているかもしれない。もしかすると、そのガラスモドキのほうが、光を透過しない材料よりコストが安い、という状況もありえる。となれば、あらゆる場所が、単にコストの問題から、ガラスモドキで作られてしまう、という状況もありえる。
また、マクロスぐらいの時代設定だと、安全性・利便性・実用性・生産性、とは違うものを優先して、艦内をデザインする人達が台頭してるのだろうと思える。いわゆる「デザイナー様」の登場。艦内デザイナー、という職種すら存在するかもしれない。
デザイナー様の力が強くなると、常識的に考えてコレはないだろう、というデザインがチラホラ出てくる。現代においても、それらの実例はあるし。
- 外見のカッコ良さを優先してみたが、冷却がダメダメで熱暴走してしまう、SONYやMSのゲーム機。
- 見た目はかなりオシャレだけど、必ずどこかのキーやボタンが異様に使いづらい、MS製のキーボードやマウス。
- 会社の属性をデザインで表現しようとしたら、ウンコビルと呼ばれてしまった建物。
であるから。マクロス艦内も、市民から非常に不評な場所が山ほどあるのだろうなあ、と想像するわけです。
デザイナーが、思想的理由で、わざとそういうデザインにすることもある。例えば、宮崎駿は、ジブリ美術館を造る際、子供が怪我しそうな設計・コンセプトを提示したらしいけど。(年に何回かは、救急車がジブリ美術館の前に止まってる、という噂も。) そこには、是非は別にして確固とした思想や信念がある。
マクロス艦内に、床がガラスモドキで出来た場所があるとして。常識的に考えれば、見た目で自分の足元に虚無が広がるそんな場所を、わざわざ設計しないわけだけど。デザイナーが思想を持って、あえてそういう作りにした、という設定もアリかなと。
床をガラスモドキにしてしまったデザイナー、ハーヤオ・ミヤザーキの言葉を想像してみる。
「我々はマクロス船団という、何もない宇宙空間の中を漂い続ける、どこか頼りない箱舟の中で暮らしています。この場所は、地球のように地面がある場所ではない。我々は、自分の足元に地面がないことを自覚しながら日々を生きるべきです。自分達が立っている場所が、地面のない、大変不安を感じる空間なのだと自覚できていれば、艦内でつまらんイザコザを起こす気にはならないでしょう。…誰かとケンカをしたら、その相手と一緒に、この場所に来るといい。一人で立っていたら、とてつもなく不安な気持ちになるはずです。でも、相手と抱き合いながら足元を見れば、一人で立っている時より、随分と気が楽になる。お互い助け合おうという気持ちに、自然となっていくでしょう。目的地に着くまで、私達にはつまらないトラブルを起こしている余裕はない。他者と抱き合い、励まし合いながら、旅を続けなければならないのです。それを感じ取ってほしいので、あえてこういうデザインにしたのです。」
しかし市民には大不評。その場所は、人気がまったく無い、実に寂しい場所に。市民からは、わざわざ艦内の貴重なスペースをこんな状態にしやがって、という怨嗟の声が。
ところが。人気がまったく無いと助かる人達が居る。それは恋人達。かくしてその場所は、恋人達の秘密のデートスポットに。カップルが集まり過ぎて、人気が全く無い状態とは程遠い状態になってしまうけど。何せ周囲はカップルだらけ。気も大きくなり、もうやりたい放題。抱き合うどころじゃなく、あんなことやこんなことまで行われる始末。
市民からは、風紀上問題があるから改装すべき、という意見が出始める。カップル達は猛反発。「貴方達は、ハーヤオ・ミヤザーキの理念が少しも分かってない。一緒にあの場所で抱き合いましょう」「やだよ。あんな怖い場所。行きたくないよ」「それではダメです。我々はこの箱舟の中で共に生きる者同士〜」てな感じでマスコミまで巻き込んで大騒動に。
しぶしぶ、市長が登場。船団内での人口統制、あるいは世代交代を円滑に進めるため、艦内においてはある程度夫婦になりそうな若いカップルを支援していく必要がある、故に、親しい男女が憩う場も必要なのである、となんだか胡散臭い言い訳をして場を収めて。
かくして、床がガラス張りのその場所は残されることに。今日もカップルが、「やだ〜怖い〜」「大丈夫さ。俺にしがみつけよ」「あっ…」というやり取りを、そこかしこでしているのであります。良かったね。ハーヤオ・ミヤザーキ。
てな設定はどうか。どうかと言われてもな。
◎ そういやマクロスFに空中喫茶店みたいなのが出てきてたっけ。 :
主人公と、主人公の兄弟子?が会話をしてた場所が、そんな感じだったような。アレって怖くないのかな。お客さんが集まらないのではないか、という気もするけど。
スカート姿の女性が入れないような気もする。いや、あのくらい未来の時代になると、スカートの中が見えてもあまり気にしない風潮になってたりして。…本編を見る限り、そういうわけでもなさそうだけど。
スカート姿の女性が入れないような気もする。いや、あのくらい未来の時代になると、スカートの中が見えてもあまり気にしない風潮になってたりして。…本編を見る限り、そういうわけでもなさそうだけど。
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