mieki256's diary



2008/09/28() [n年前の日記]

#2 [tv] 太王四神記最終回鑑賞

一通り全話目を通したつもり。歴史上の人物を元ネタにはしているらしいけど、ほぼ完全にファンタジー作品。色々と作りがマズイ感はあるのだけど。そこそこ面白かったような気もする。久石音楽もグッドだし。こういう企画が日本国内でも増えてほしい…けど予算的に難しいのだろうな。

などと書いてはみたものの。やっぱり作りがマズイ感は否めず。

たとえば、作品中での設定解説が全般的に良くない。彩雲国物語等と同じ状態というか。元ネタや原作等を知ってる人じゃないと設定や展開が判らない・判りづらいのは娯楽コンテンツの作りとしてどうなんだろうと。特にコレは海外販売を念頭に置いた「商品」と聞いたわけで、韓国人にとっては知ってて当然な話も、他国人が判るぐらいにしっかり解説しないとダメじゃないのかと。

また、最終回ラストで撮影風景を延々見せることを決めたのは誰やねんと。せっかく作品世界に入り込んで見てくれていた視聴者を、いきなり前触れもなく現実に引き戻して何をどうしたいのだ。そうすることで、一体何を演出したつもりになってるのか。 *1 いや、EVAの劇場版のように、観客席を映すところまでやったりするなら、それはそれで別種のサービスになるけれど、そこまでイっちゃってるわけでもなし。視聴者サービスとして、とにかく考えが浅過ぎる、そんな印象が。

つまるところ、各所で客を意識して作れていない・意識してるつもりでもなんちゃってレベルにしかなってない感が。表面的には体裁を整えているように見えながらも、実は根本的な部分でまったく「商品」に成り得ていない印象もあり。スタッフは「作品」を作ってたつもりなんだろうか。「商品」作らなきゃダメだろう。これだから韓国人は劣化コピーばかり作ると言われ続け…ゲフゲフゴフン。ちょっと言い過ぎた。

が、企画だの、CG多用だの、そのあたりの方向性は好きなほうだったりするので。どうももったいないなと。
*1: 子供でも判るぐらい明るく明確なハッピーエンドをみせた後で、NGシーンをガンガン流す、といったラストならまだ判らないでもないけど…。謎の光がパーッと系のラストの後に撮影風景って…。学生映画ですら、もうちょっと考えるだろ…。もしかしてアレか。「俺達こんなに頑張ったんですよ」とでも認識してほしいのか。それとも役者達の顔を映してればそれだけでサービスになるだろうとでも思ってるのか。

以上です。

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