mieki256's diary



2008/09/11(木) [n年前の日記]

#1 [zatta][comic] オタキング岡田氏は噺家なのだろうな

昨日だったか一昨日だったか忘れたけど、NHK総合でBS漫画夜話?が流れてて。オトコグミ?なる漫画についての回だったのだけど。岡田氏の発言内容を聞いていて、この人は評論家には程遠いというか、噺家なんだろうなとなんとなく。

雑誌連載作品なら、雑誌をパラパラめくったときに左側のページのほうが目に飛び込んできやすいから、左側のページのコマ割り・レイアウトを派手にする傾向があるとか。登場人物の台詞1つずつを糞真面目に1コマずつ収めていったら時間経過が冗長になってしまうので、同時に何かが起こってることを示すために異なる構図をあえて1コマに入れてしまうときもあるとか。複数の人物が皆同じ方向を向いて叫んでいたら静的な画面の印象になるからあえてカメラ位置をそれぞれ変えて描いてみるのもありだろうとか。そういったことを鑑みて、「この作家はこのコマで、こういうことを読者に感じさせようとして、あえてこういうコマ割り・構図・レイアウトにしたのだろう」「かなり意識的にこういう構成にしてるのだろうな」ぐらいのことを考えるのがフツーのオタクかなと想像するのだけど。岡田氏の場合、「連載で疲れ始めた時期だからこんな変なコマ描いちゃったんだよ!(笑) コレ、絵になってないもん! 疲れきってるよ!(爆笑)」等を平気で言い出すのでなんだかなと。なんというか、その業界の技術面とかノウハウ等の話をかなりそっちのけにして、凡人でも思いつきそうな低レベルな話になんでも引き下げちゃう・貶めてしまいがちな印象を受けたり。

要するにあの人は、落語の人情話?っぽいストーリーを勝手に作らずには居られない人 ―― 評論家や解説者の類じゃなくて、あくまで噺家なんだろうなと。たとえば、ゲド戦記の宮崎ゴロー監督の話なんかは典型的な例のような気も。関連性がなさそうな情報を組み合わせて、一つの見事なストーリーをでっちあげてしまう。そういう能力には長けている感が。

まあ、当人の公式サイトに、自身を噺家として強く認識してる的文章があった記憶もあるし。意図してやってる、のだろうと想像するのだけど。あの人の話を聞くときは、あくまであの人が作った妄想プチストーリー・落語モドキを聞かされている、と、聞き手のほうで意識しつつ話を聞いてあげないといかんのかもしれんなあ、と。

つーか、いしかわ氏と夏目氏に挟まれたら、そういう方向の芸で場を盛り上げる以外に、居場所ないよなという気もしてきた。レギュラー陣の構成を考えると仕方ないのか。あの人も大変なんだなあ…。という話にまとめてしまうのが岡田流、みたいな?

そんな電波が飛んできたのでメモ。みたいな?

以上、1 日分です。

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