2008/07/30(水) [n年前の日記]
#1 [iappli] bacを読んでビルボードを分離等するスクリプトに手を入れたり
PACで保存したbacを読めるようにスクリプトに手を入れているのだけど。中間記録状態をダンプしてみたら、その時点で元々のbac(blenderでエクスポートしたbac)と内容がほとんど異なることに気がついた。blenderでエクスポートしたbacに比べて、PACで保存したbacは、以下の点が違う。
どうやらギリギリまで、PACでbac保存しないように作業を進めていかないとダメな予感。ビルボード用データとアタリデータを分離・出力したその後 ―― 「ここから先、このデータは表示にのみ用いられるデータなのだ」という段になったところで、PACでの編集を解禁、という感じの作業手順になりそう。…なんだか忘れちゃいそうだなあ。
- PACで保存されたbacは、各数値の少数点以下の桁数がグンと少なくなっている。根拠のない想像だけど、PAC内で扱える数値の桁数制限が、blender内で扱える数値の桁数制限より、はるかに少ない?
- 不要な項目・中が空欄の項目が、省略された状態で保存される。たとえば、全ポリゴンにテクスチャが貼ってある場合、blender版には空欄の "Colors" が含まれているが、PAC版は丸ごと省略される。
- Material名はそれぞれ異なるが使ってるテクスチャは同じ、というMaterialがあった複数あった場合、blender版は各Materialがそのまま列挙されるが、PAC版は1つのMaterialに置換されてしまう。
- PACで保存されたbacは、一部のMaterial名だけが消滅する。消滅する条件は不明。
どうやらギリギリまで、PACでbac保存しないように作業を進めていかないとダメな予感。ビルボード用データとアタリデータを分離・出力したその後 ―― 「ここから先、このデータは表示にのみ用いられるデータなのだ」という段になったところで、PACでの編集を解禁、という感じの作業手順になりそう。…なんだか忘れちゃいそうだなあ。
◎ そもそもMaterial名の有無は定義されてないのか。 :
BAC Ver.6.0のドキュメントを眺めたら、そもそも material の中に "name" という要素はなく。blenderのスクリプトではオマケで出力・PACその他では含まれていてもエラーにならなければいいや程度の扱いだったのかもしれん。
となると、ビルボード用データの出力も、アタリデータの出力も、本来はblender用のスクリプトを書いて対応すべき内容、なのだろうか。bacを解析してどうにかしようという方針自体に無理があるのかなあ…。
アタリ種類ごとに地形データをオブジェクトに分割して、という手もありそうなのだけど。その場合のメリットとしては、
となると、ビルボード用データの出力も、アタリデータの出力も、本来はblender用のスクリプトを書いて対応すべき内容、なのだろうか。bacを解析してどうにかしようという方針自体に無理があるのかなあ…。
アタリ種類ごとに地形データをオブジェクトに分割して、という手もありそうなのだけど。その場合のメリットとしては、
- オブジェクト単位なら "name" があることがBACのドキュメントにも明記されているので、問題が少ないかもしれない。
- blender上でMaterialの割り当て等が随分楽になる。
- 地形モデルデータの修正作業が面倒になる可能性が高い。異なるオブジェクト間で多数の点の座標を一致させるのが一苦労かもしれず。
- 点が共有されなくなって、頂点データの量が無駄に増える可能性がありそう。
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#2 [anime] 銀河鉄道999劇場版を鑑賞
今週になってからNHK-BSで999の劇場版を3日連続放送だったわけで。録画してたものを鑑賞。自分、ひょっとすると、見るのは小学生以来、かもしれん。
小学生の頃は随分と熱を上げて、サントラ買ったりフィルムコミックを買ったりしていたものだけど。今になって見てみると、これはかなりのトンデモ映画だなあ…。設定や展開等に関しては全編がツッコミどころかもしれず。
しかし、部分部分で見るとやっぱりカッコイイ。というか話のつじつまとかそっちのけで、とにかくカッコヨサだけ追及して羅列した印象が。りんたろう監督の功績なのか、あるいは市川崑監修の功績なのかはさっぱり判らんけど、視覚的に印象的なカットが多いあたりは、やはり面白いなと。惑星崩壊時の _ミラージュフィルタ? の使用なども感心したり。こんなカットがあったんだなあ。全然覚えてなかった。変わったことをやろうと工夫してる姿勢が垣間見えた気がする。
話の展開がとにかく早かったのもイイ感じ。いや、TVシリーズ等の総集編的シナリオな感じもするので、痛し痒しではあろうけど。
自分が記憶違いしていた部分もあって、そのあたりの確認作業(?)も面白かった。「おまえ〜」「あなた〜」とか言ってるシーンはなかったのだな。どの時点で、そういう台詞があるものと思い込んでしまったんだろう。>自分。
小学生の頃は随分と熱を上げて、サントラ買ったりフィルムコミックを買ったりしていたものだけど。今になって見てみると、これはかなりのトンデモ映画だなあ…。設定や展開等に関しては全編がツッコミどころかもしれず。
- 前々から思ってはいたけど、鉄郎の思考がやっぱり理解不能。仇を討った後で、どうしてそういう思考に行くんだろう…。通り魔事件の犯人の各種供述と似た危うさを感じないでもない。
- 登場人物の心情変化も実にぞんざい。なんであんなちんちくりんの、秀でた点など特に持たない、見た目汚らしい少年が、次々と美女からラブ光線を浴びるんだろう。どんなエロゲーなんですか。
- やっぱりどうしても気になっちゃうけど、ハーロックはどうして外に出て何かカラカラ回してますか。あげく爆風を浴びてニヤリってどんだけイッちゃってるんだろうと。エメラルダスも何をニヤニヤしてるんだ。とにかく爆発が好きで好きでしょうがないタイプの人達なんだろうか。
- 惑星崩壊ちょっと前のメーテルの内面のつぶやきがどうも判らない。どうして惑星と自分を同一視してるんだろう…。これまで連れてきた人間達との交流を含めた上での思い入れみたいなものなんだろうか。あるいは、実はちゃんとした設定があるんだろうか。本編映像だけでは推測は難しそう。
しかし、部分部分で見るとやっぱりカッコイイ。というか話のつじつまとかそっちのけで、とにかくカッコヨサだけ追及して羅列した印象が。りんたろう監督の功績なのか、あるいは市川崑監修の功績なのかはさっぱり判らんけど、視覚的に印象的なカットが多いあたりは、やはり面白いなと。惑星崩壊時の _ミラージュフィルタ? の使用なども感心したり。こんなカットがあったんだなあ。全然覚えてなかった。変わったことをやろうと工夫してる姿勢が垣間見えた気がする。
話の展開がとにかく早かったのもイイ感じ。いや、TVシリーズ等の総集編的シナリオな感じもするので、痛し痒しではあろうけど。
自分が記憶違いしていた部分もあって、そのあたりの確認作業(?)も面白かった。「おまえ〜」「あなた〜」とか言ってるシーンはなかったのだな。どの時点で、そういう台詞があるものと思い込んでしまったんだろう。>自分。
◎ 銀河鉄道999エターナル・ファンタジーも鑑賞。 :
1998年の劇場向け作品らしい。未見だったのでちょっと期待してたのだけど。いやはや、これは…うーん…。
作画は凄いことになってるなと感心。線が多いし、影も多いし。アニメの作画って進化しているのだなとつくづく。
しかし、話や各カットが…。いやまあ、劇場版前2作も、話云々はアレだったからアレなんだろうけど。でも、これはなんだか判りづらいというか、盛り上がりに欠けるというか、密度が薄いというか、展開がたるいというか。手塚治虫の漫画を読んだ直後に今の漫画家の作品を読んだような、そんな印象。
それはそれとして、各カットが…。おかしいなあ。昔に比べたら止め絵のクオリティは上がっているはずなのに。各カット単体で見ていけばどれもカッコよく見えそうな構図になってるであろう気もするんだけど。なんだかどこも印象に残らない。うーん。まあ、映像美“しか”追求しない、りん監督の作と比べるのもアレな話なんだろうけど。
単に自分が歳をとって頭が固くなっただけかも。作品・作風が変わったのではなく、自分の受信感度が変わった可能性のほうが高いし。自分が子供のころにコレを見ていたら、熱を上げてたかも。判らんけど。
作画は凄いことになってるなと感心。線が多いし、影も多いし。アニメの作画って進化しているのだなとつくづく。
しかし、話や各カットが…。いやまあ、劇場版前2作も、話云々はアレだったからアレなんだろうけど。でも、これはなんだか判りづらいというか、盛り上がりに欠けるというか、密度が薄いというか、展開がたるいというか。手塚治虫の漫画を読んだ直後に今の漫画家の作品を読んだような、そんな印象。
それはそれとして、各カットが…。おかしいなあ。昔に比べたら止め絵のクオリティは上がっているはずなのに。各カット単体で見ていけばどれもカッコよく見えそうな構図になってるであろう気もするんだけど。なんだかどこも印象に残らない。うーん。まあ、映像美“しか”追求しない、りん監督の作と比べるのもアレな話なんだろうけど。
単に自分が歳をとって頭が固くなっただけかも。作品・作風が変わったのではなく、自分の受信感度が変わった可能性のほうが高いし。自分が子供のころにコレを見ていたら、熱を上げてたかも。判らんけど。
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