mieki256's diary



2025/06/20(金) [n年前の日記]

#2 [cg_tools][dogwaffle] Project Dogwaffle Howler 2023 (PD Howler 2023)を試用。その5

Project Dogwaffle Howler 2023 (PD Howler 2023) という、Windows上で動作するお絵かきソフトを試用中。

今回は、このソフトについての愚痴(?)をメモ。本来は有償のソフトを無料体験させてもらっておきながら、こういうことを書いちゃうのはどうなんだとも思ったけれど…。操作方法について調べたり試したりしているうちにイライラが溜まってしまって…。少しは吐き出したくなってきた…。

画像合成操作について :

このソフトは各レイヤーがアルファチャンネルを持ってないので、画像の合成作業がかなり面倒臭い。

例えば、以下の動画で、合成作業の流れについて解説されているけれど…。

_compositing techniques vs transparency - part 1 of 4 - YouTube
_compositing techniques vs transparency - part 2 of 4 - YouTube
_compositing techniques vs transparency - part 3 of 4 - YouTube
_compositing techniques vs transparency - part 4 of 4 - YouTube

ちなみに、この動画群、マウスカーソルがキャプチャされてないので、どこをクリックしたらその操作ができるのかさっぱり分からない…。チュートリアル動画になってない…。見ているとだんだんキレそうになってくる…。

それはさておき。Photoshop、GIMP、Krita、CLIP STUDIO PAINTといった一般的な画像処理ソフトなら、レイヤーにアルファチャンネルがあるので、レイヤーを重ねるだけで画像合成ができてしまう。

しかし、このソフトでは、同じ結果を得るために、解説動画4本分にも渡る雑多なテクニック、いや、テクニックと呼びたくもない煩雑な儀式を丸暗記して駆使しないといけない。

これはもう画像処理ソフトというより、パズルゲーム…。「これほど高機能なソフトがなぜ広まらないのか」とボヤいてる動画も目にしたけれど、こんなレイヤー仕様で、しかも有償では、普及しないのは当然と断言できる。

Photoshop や CLIP STUDIO PAINT でイラストを描いてる人達なんて、「レイヤー100枚超えたらさすがに重くなってくる」的悩みを口にしているのに…。このソフトときたら、レイヤーをたった2枚重ねただけでも、「えっと…透明部分と不透明部分を実現するには…どうすればいいの?」と頭を抱える。そんなレベルでユーザを悩ませるなよと言いたい…。

このソフトを使いこなせるのは、マゾ、もしくはパズラーだろう。大半の人はレイヤー操作をした途端に呆れかえって投げ出すのではないかなあ。

昔は当たり前だったのかもしれない :

どうしてこんなレイヤー仕様なんだと困惑したものの。例えば日本のアニメ業界で普及してしまったアニメ制作ソフトの RETAS だって、RGB=(255,255,255)を透明として扱うという、今の感覚からすると珍妙なルールを強制していた記憶もあって…。

もしかすると、昔の画像処理ソフトは、アルファチャンネルを持たないのも意外とアリだったのかなと思えてきた。当時のPCは、CPUも非力。メモリも少ない。チャンネルが少なければ、それだけ処理が軽くなりそうではある。

そして、アルファチャンネルを持たないことにすれば、その分ストレージ容量も節約できる。特にアニメ制作は、膨大な画像枚数を扱うことが最初から確定している分野。処理を軽減、かつ、ストレージ容量節約のために、アルファチャンネルは持たないことにするのは、当時としては賢かったのかも…?

しかし…。例えば、セルアニメで使われてたセルって、透明部分と不透明部分があるのが当たり前。アニメ制作と聞いたら、まずはセルを思い浮かべるものでは? という疑問も…。

それにしても、変だな…。Photoshop は1990年代からあったよな…。もっとも、レイヤー機能がついたのは Photoshop 3.0から、と聞いた記憶もあるけど…。GIMP だって1990年代後半にはあったはず…。

_Project Dogwaffle - Wikipedia を眺めたら、Project Dogwaffle の作者さんは Photoshop を触ったことでこのソフトを作ろうと思いついた、と書いてあった。その話が本当だとしたら、完全に後発のソフト。だったらどうしてレイヤーにアルファチャンネルをつけようとしなかったんだろう…? 謎過ぎる。

今更な話ではあるのかも :

ここまで作り込んでしまう前に、どこかの段階で各レイヤーにアルファチャンネルを付加するべきだったのではないかと思うけど…。「ブラシその他のあらゆる部分に手を入れることになるから今更修正は無理」との作者さんの発言をどこかのページで目にした記憶もあるので、修正される見込みは無さそうだなと…。

パーティクルブラシは面白いと感じたし、フィルターのほとんどがアニメーション生成に利用できるあたりも魅力的に思えたけれど、基本部分があまりもダメ過ぎて…。実にもったいない…。ブラシ部分やフィルター部分を別ソフトから利用できるように切り離せないのだろうか。そのほうが、まだ売り物になりそうでもある…。

でもまあ、昔ならともかく、今は直観的に使える便利なソフトが他にもあるだろうし。それに、無料ならともかく、本来は有償ソフト。自分からお金を払ってこんな不便なレイヤー仕様で苦労しなくても…。あえてこのソフトに拘る理由は無いよな…。


ということで、愚痴でした。

以上です。

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