2025/06/27(金) [n年前の日記]
#1 [anime] 「ルパン三世 カリオストロの城」を視聴
金曜ロードショーで放送されていたので視聴。宮崎駿監督が手掛けたルパン三世劇場版第2作。
◎ 制約があるほうが面白くなるのだろうか :
最初のあたりのカーチェイスシーンがやっぱり上手いなと…。
フィアットのタイヤ交換直後からの、急加速で発進するカットで、背景がフツーの背景からブラーがかかってる背景に変わってることに今頃気づいたりもして。こういう細かい工夫でスピード感を増してたのだなと…。
それはさておき。フィルム撮影作品だから基本的に背景を上下左右にスライドさせることしかできないわけだけど、そんな制限がありながらも、車が手前に、もしくは奥に、凄いスピードで走ってるように感じさせるためのテクニックが駆使されていて、やはり感心してしまう。
もっとも、ラピュタのフラップターや、紅の豚の飛行シーンでは、変化していく背景のほとんどをまるっと背景動画で処理していたから、そういったカットは「ここはまるっとCGで」という思考と実はそんなに変わらない気もする…。また、もののけ姫以降の宮崎アニメは、奥行き方向の移動カットの背景部分をえてしてCGで処理しちゃってるので…。宮崎駿監督としては本来そういう感じで済ませたかったけど、当時は制約があったから、しなくてもいい苦労をわざわざしてた、今の処理のほうがあるべき姿、と思っていたりもしそうだなと…。
ただ、道路をカーブにすることで…。
山崎貴監督が担当したCG版ルパン三世のカーチェイスシーンを思い返しつつ比較すれば、何か見えてきそうな気もする。CG版は明らかに「まるっとCGでよろしく」な思考で構成されてるシーンだけれど、CGなんて便利なもんは無いからどうにか工夫して見せないと、で作られたカリ城のシーンのほうが、狙ってたのかたまたまなのかは分からんけど、より観客をハラハラさせる効果が得られてる気もするなと…。
そう考えると、制作環境が恵まれていれば、それだけ面白い作品が作れるのだろうか、本当にそうなんだろうか、という疑問が湧いてきたりもする…。もっとも、作り手にとっては、当時もやりたかったけど諦めるしかなかったことがようやくできるようになったはずで…。
何にせよ、カリ城って、見るたびに細かいところで「こんなことしてたのか…」と気付くことができる、スルメのような映画だなと…。
フィアットのタイヤ交換直後からの、急加速で発進するカットで、背景がフツーの背景からブラーがかかってる背景に変わってることに今頃気づいたりもして。こういう細かい工夫でスピード感を増してたのだなと…。
それはさておき。フィルム撮影作品だから基本的に背景を上下左右にスライドさせることしかできないわけだけど、そんな制限がありながらも、車が手前に、もしくは奥に、凄いスピードで走ってるように感じさせるためのテクニックが駆使されていて、やはり感心してしまう。
- 道路のほとんどをカーブで構成することで、背景が左右に流れていくだけでも車が進んでいるように錯覚させる。
- ガードレールと路面の凸凹だけは動画にして手前に配置することで、手前/奥に進んでいるように思わせる。
- 路面の背景画(BOOK?)を高速に切り替えることで、凄い速度で移動してるように感じさせる。
もっとも、ラピュタのフラップターや、紅の豚の飛行シーンでは、変化していく背景のほとんどをまるっと背景動画で処理していたから、そういったカットは「ここはまるっとCGで」という思考と実はそんなに変わらない気もする…。また、もののけ姫以降の宮崎アニメは、奥行き方向の移動カットの背景部分をえてしてCGで処理しちゃってるので…。宮崎駿監督としては本来そういう感じで済ませたかったけど、当時は制約があったから、しなくてもいい苦労をわざわざしてた、今の処理のほうがあるべき姿、と思っていたりもしそうだなと…。
ただ、道路をカーブにすることで…。
- 対向車線からいきなり出現するトラック。
- クラッシュしながら画面外へと綺麗に退場していく敵車。
- ガードレールにぶつかって危機感を増していくクラリスの車。
山崎貴監督が担当したCG版ルパン三世のカーチェイスシーンを思い返しつつ比較すれば、何か見えてきそうな気もする。CG版は明らかに「まるっとCGでよろしく」な思考で構成されてるシーンだけれど、CGなんて便利なもんは無いからどうにか工夫して見せないと、で作られたカリ城のシーンのほうが、狙ってたのかたまたまなのかは分からんけど、より観客をハラハラさせる効果が得られてる気もするなと…。
そう考えると、制作環境が恵まれていれば、それだけ面白い作品が作れるのだろうか、本当にそうなんだろうか、という疑問が湧いてきたりもする…。もっとも、作り手にとっては、当時もやりたかったけど諦めるしかなかったことがようやくできるようになったはずで…。
何にせよ、カリ城って、見るたびに細かいところで「こんなことしてたのか…」と気付くことができる、スルメのような映画だなと…。
◎ カップラーメンの強さ :
カリ城はカップラーメンの食事シーンが何度も出てくる映画だけど、カップラーメンって記号として強いよなと…。なんだか寂しい食事感が一発で伝わるというか…。そして、敵対する伯爵はリッチな食事をしているわけで、対比になっているあたりもなかなか…。
かつてピクサーに所属していたジョン・ラセター監督が、来日するたびに、「我々は宮崎アニメからコントラストを学んだ」と発言していたけど…。カップラーメンだって立派なコントラストだよなと…。
そういえば、別監督作品ではあるけれど、「カウボーイビバップ」もやたらとカップラーメンの食事が出ていた気もしてきた。アレはコントラストを生み出すところまでは活用されてなかったけど、それでも、「今コイツラお金ないです…」感を伝える記号として多用されてたなと…。
でも、最近のカップラーメンって高いので…。これからの時代、そういう記号として本当に使えるのかどうか…。どうなんだろう…。
となると、代わりに何を食べさせたらいいんだろう…? カロリーメイト? いや、アレは「今忙しいです」「食事に行ってる余裕もないです」感を伝える記号だからちょっと違うよな…。
これを食べさせるとこういう印象を与えられるよ、てな辞典/辞書の類があったら便利だろうか…? もっとも、キャラに何を食べさせるかでシーンの印象は変えられる、という小技を意識できてないとアレだろうし、観客側の経済状況、その国の経済状況によって記号の意味がガラリと変わりそうでもある…。
かつてピクサーに所属していたジョン・ラセター監督が、来日するたびに、「我々は宮崎アニメからコントラストを学んだ」と発言していたけど…。カップラーメンだって立派なコントラストだよなと…。
そういえば、別監督作品ではあるけれど、「カウボーイビバップ」もやたらとカップラーメンの食事が出ていた気もしてきた。アレはコントラストを生み出すところまでは活用されてなかったけど、それでも、「今コイツラお金ないです…」感を伝える記号として多用されてたなと…。
でも、最近のカップラーメンって高いので…。これからの時代、そういう記号として本当に使えるのかどうか…。どうなんだろう…。
となると、代わりに何を食べさせたらいいんだろう…? カロリーメイト? いや、アレは「今忙しいです」「食事に行ってる余裕もないです」感を伝える記号だからちょっと違うよな…。
これを食べさせるとこういう印象を与えられるよ、てな辞典/辞書の類があったら便利だろうか…? もっとも、キャラに何を食べさせるかでシーンの印象は変えられる、という小技を意識できてないとアレだろうし、観客側の経済状況、その国の経済状況によって記号の意味がガラリと変わりそうでもある…。
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