mieki256's diary



2025/06/18(水) [n年前の日記]

#1 [cg_tools][dogwaffle] Project Dogwaffle Howler 2023 (PD Howler 2023)を試用。その3

Project Dogwaffle Howler 2023 (PD Howler 2023) という、Windows上で動作するお絵かきソフトを試用中。

Puppy Rayというフィルターが面白そう :

PD Howler の情報をググっていたら、リアルな地形を描画している作例が多々目に入った。これは一体どの機能を呼び出せば使えるのだろうと疑問を持っていたけれど、該当機能がどこにあるのかが分かった。

Puppy Ray というフィルターを使えば、そういった画像を生成できるらしい。Filter → Transform → Puppy Ray GPU、を呼び出すことで利用できる。

_Project Dogwaffle Howler 9 - Puppy Ray, raytracing in the GPU with global illumination
_Puppy Ray for Project Dogwaffle
_Puppy Ray for Project Dogwaffle
_Puppy Ray for Project Dogwaffle
_Puppy Ray for Project Dogwaffle
_Puppy Ray unleashed - YouTube
_Height map creation for use in Puppy Ray - YouTube
_making a river canyon in Howler 9 5 - 3D Designer (without narration) - YouTube

pdhowler_puppyray_ss01.png


機能としては、レイヤー上の画像を、高さマップ(height map)/標高マップ(elevation map)として利用して ―― 黒は低い部分、白は高い部分として扱って、それを3D形状としてレンダリングしてくれるらしい。

例えば、以下のような画像があったら…。

pdhowler_puppyray_ss02.jpg

以下のような3D形状としてレンダリングしてくれる。

pdhowler_puppyray_ss03.jpg


以下のような画像なら…。

pdhowler_puppyray_ss04.jpg

以下の3D形状になる。

pdhowler_puppyray_ss05.jpg


同じようなことは、無料で利用できる3DCGソフトの blender でもできるけれど…。blender の場合、ポリゴンを事前に細分化しておいたり、Displace modifier を設定したり等、操作手順が多くなるので、使うのがほんのちょっとだけ面倒臭い。もっともその分、好きなように設定値を変更できるし、他の機能と組み合わせて活用できるメリットはあるけれど…。

_blender 4.3 モディファイア 詳説 - Displacement ディスプレイス|木谷 修
_Displace(ディスプレイス)モディファイアー - Blender 4.4 Manual

それと比べると、PD Howler の Puppy Ray は、白黒で何かを描けばフィルタ一発でそれっぽいのが出てくるので、非常に簡単に使えてイイ感じだなと…。簡単に使えるから、アレコレ試すのも全然苦にならない。

この機能、GIMP や G'MIC や CLIP STUDIO PAINT でも欲しいな…。いや、自分が知らないだけで、それらのソフトも似たような機能はもう持っているのかもしれないけど…。

余談。以前は、Puppy Ray CPU と Puppy Ray GPU があって、CPU で処理するか、GPU で処理するかが選べたみたいだけど。PD Howler 2023 では GPU版しかメニューに表示されなかった。CPUで処理すると遅くなりがちだから、CPU版は削除されたのだろうか…?

更に余談。3D designer というフィルターも似たような処理をしてくれるのだけど、以下の違いがある。
  • Puppy Ray は、元になる高さマップをタイル状に並べて、無限に広がる地形を作る。
  • 3D designer は、矩形領域として地形を作ってくれる。また、高さに応じて色を変更できる。らしい。色の変更についてはまだ使い方が分かってない…。

Puppy Rayの設定ダイアログについてメモ :

一応、Puppy Ray の設定ダイアログについてメモ。

ちなみに、PD Howler のバージョンによって、ダイアログ内のレイアウトが全然違う模様。巷のチュートリアル動画を参考にしてもバージョン違いのせいで結構戸惑うけれど、レイアウトが違うだけで機能はそんなに変わってないっぽい。

pdhowler_puppyray_ss06.png

レンダリング品質は、上のほうにあるメニューからざっくり選べる。デフォルトでは「Preview quality」(プレビュー品質)になっているけれど、「Final render」を選べば高品質なレンダリングになる。ただし、その分レンダリング時間も結構かかる…。レンダリング中は PD Howler 自体が無反応になるせいか、Windows10のデスクトップ画面上でもタスクバーが消滅したり等、なんだかちょっと怪しい表示になるけれど、待ってればそのうち処理が終わって正常表示になる。

真ん中あたりにあるアイコンは、プレビュー内でマウスドラッグをした際に何をするのかを選べる。左から、以下の割り当てになっている。
  • カメラ位置の変更。左ドラッグで、左右/奥行きの位置を変更。右ドラッグで、高さの位置を変更。
  • カメラ角度の変更。左ドラッグで左右と上下、右ドラッグで回転、だろうか。
  • 光源の位置を変更。空に光源が置いてあるのだけど、その位置を変更できる。
  • ワールドを移動。カメラではなくて、地形(?)自体を移動する。
  • ワールドのスケールを変更。使ってみたらなんだかよく分からない結果になった…。
  • 焦点距離(?)の変更。広角にするか、望遠にするか、みたいな。
まあ、プレビュー内で左ボタンドラッグや右ボタンドラッグをしてみれば、操作がなんとなく分かるかなと…。

右のほうにある「More」をクリックすると、右側に追加設定が出てくる。

その下にある「Skies」をクリックすると、空のプリセット種類を選べる。

「Antialiasing」にチェックを入れると、アンチエイリアスがかかる。


「Skies」をクリックすると、以下のように、空のプリセット種類を選べる。

pdhowler_puppyray_ss07.png


「More」をクリックすると、以下のように、右側に追加設定が出てくる。「Bump map」を選ぶと、3D形状の表面にバンプマッピングができるのでおススメ。

pdhowler_puppyray_ss08.png


「Bump map」で選べる種類は以下の通り。「Rocky」は岩肌、だろうか。「Tek」を選ぶとメカっぽい凸凹具合になったりする。

pdhowler_puppyray_ss09.png


設定項目を変更しても、即座にプレビューは更新されないので、プレビュー内をちょこっとマウスドラッグしてプレビューを更新する必要がある。これって更新ボタンとか無いのかな…? いや、「Render」をクリックすればいいのか…?

#2 [zatta] どこからどこまでが自分の能力になるんだろう

思考メモ。

Project Dogwaffle Howler のパーティクルブラシを触っていて、「これは面白いなあ。スッとマウスをドラッグしただけでどんどん木が描けちゃう。楽しいー」と感心していたのだけど、そこでふと悩み始めてしまった。

これって、自分が木を描いていると…言えるんだろうか? なんだかAIで画像生成しているのとたいして変わらないような…。

このツールを使ってCGイラストを描いた時、「自分がこのイラストを描きました」と言えるんだろうか…?

いやまあ、画像生成AIを使う事例と比べたら、まだ、マウス or タブレットペンを ―― 自分の手をせっせと動かして作業をしているから、一応は「描いた」と言えそうな気もするけど…。でも、それにしては、自動生成してくれる範囲が結構広い気もする…。よく分からないなあ…。

しかし、そんなことを言い出したら、3DCGソフトを使って作った画像はどうなるの、という話にもなりそうだし。

ズルをしているような罪悪感 :

CGソフトを使ってお絵かきをしていると、時々ふと不安になる。フィルタだの、ブラシだのの機能で、それっぽい画を目の前に出現させているけれど…。こういう画を、自分自身は描けないんだよなあ、と…。

例えば、ビル街が描かれてるスクリーントーンを、漫画の原稿用紙にペタッと貼り付けたとして。それって、自分がその漫画原稿を「描いた」と、本当に言えるのか…?

先人達が漫画の中でビル街を描く時は、写真を入手して、トレス台に置いて透かして見ながら、せっせとペンを動かして描いてたわけで。それならたしかに、その漫画の原稿をその人が描いたと言えるんだろうけど。だけどこっちは、誰かが描いてくれたスクリーントーンをペタッと貼ってるだけ。これってインチキじゃね? ズルをしてないか?

でもまあ、漫画の場合はネームだのなんだの他にやることがたくさんあるから、まあいいのかな…。作業の効率化を追求していかないと…。プロの漫画家さんだって、背景やモブはアシスタントさんに頼んだりするわけだし。でも、漫画の作者として扱われるよな…。

AI絵師=しくよろおじさん :

このあたり、AI絵師を自称する人達にも、そんな印象を持ってしまうというか…。あの手の人達って、絵師と自称してるけど、君達一切何も描いてないよな? と…。

「ねえねえ、AIちゃん。こういう絵が欲しいんだけどさあ。ちょっと描いてくんない?」
「えー。これは…面倒臭いなあ…」
「またまたー。AIちゃんなら楽勝で描けるって! じゃあ、お願いねー。しくよろーしくよろー」

要するにAI絵師って、只の「しくよろおじさん」じゃん…。なのに客人の前で、「この絵はワシが描いたんや。どやっ?」とか言い出す…。傍から見ていて恥ずかしい。カッコ悪いなあ…。

だけど、その「しくよろおじさん」が「しくよろー」と言い出さなかったら、その絵は世に出てこない…。しかし、おじさん自身が手を動かして、それを描いたわけじゃない。すると一体「しくよろおじさん」って何者なの? ということに…。

それはおそらく、プロデューサーとか、監督とか、ディレクターとか、そういう存在に近いのではないのかなと思うのだけど…。あるいは版元? 画商? 少なくとも絵師ではないよな…。絵師に発注する役ではあるけれど。

彼等は一体何者なのか。本来はどう呼ばれるべき存在なのか…?

道具の能力なのか自分の能力なのか :

なんにせよ、道具の能力がどんどん高まっていくと、その道具を使って作業をしている人達の担当領域って、なんだかよく分からなくなってくるなと…。

3DCGソフトを使って映像を作ってる人達の大半は、自身が筆だのなんだのを使ってその画をスイスイと描けるわけじゃない。だけど、その人が3DCGソフトを使って作業してくれないと、その映像は作れない…。

シンセサイザーを使って曲を作ってる人は、自身がピアノだのギターだのを使ってその不可思議な音を出せるわけじゃない。だけど、その人がシンセサイザーを使ってアレコレしないと、その曲は世に出てこない…。

プログラマーだって同じ。エディタ、インタプリタ、コンパイラ、ライブラリを、プログラマーの一人一人が自作したわけじゃない。先人達が作ったものを利用させてもらって作業をこなしているだけ。だけど、プログラマーがウンウン悩んで、ソースコードをずらずらと書いていかないと、最終成果物は出てこない…。

どこからどこまでが、自分の能力なんだろう…。自分は本来、何と呼ばれるべき作業者なのだろう…。よく分からない…。

思考メモです。オチはないです。

以上、1 日分です。

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