mieki256's diary



2023/08/08(火) [n年前の日記]

#1 [freebsd] FreeBSD 12.4を仮想PC上でインストールして試用中

FreeBSD 12.4 i386 を、Windows10 x64 22H2 + VMware Workstation 17 Player 17.0.2 build-21581411 上でインストールして試用中。

少し前に、FreeBSD 13.1 i386 をインストールして試用してみたのだけど。

_mieki256's diary - FreeBSD 13.1を仮想PC上でインストールして試している

その際は、何故かファイルやフォルダが消滅するという不具合に遭遇してしまった。zfsファイルシステムを選んでインストールしてしまったせいではないかと疑ったので、今回は ufsファイルシステムを選んでインストールしてみた。かつ、FreeBSD 13.1 にはまだバグがあるのかもしれないと疑って、今回は FreeBSD 12.4 にしてみた。

何度か FreeBSD を再起動、シャットダウンしてみたけれど、今のところファイルが消滅している気配はない。

ググってたら、zfsは大量にメモリを使うという話も見かけた。RAM 1GB の設定はマズかったのかもしれないなとも思えてきた。

インストールメディアの入手 :

今回は、FreeBSD-12.4-RELEASE-i386-disc1.iso (CD版)を入手してインストールに使用。

_Get FreeBSD | The FreeBSD Project
_Index of /releases/i386/i386/ISO-IMAGES/12.4/

ダウンロードページを確認して気づいたけれど、FreeBSD 13.2 がある…。2023/04/11に公開されたっぽい。自分、どうして先日は13.1を入手して使ったんだろう…。

12.4のほうが新しいと思い込んでたけど、公開日が2022/12/05。自分、年を読み間違えていた模様…。

デスクトップ環境のインストール :

デスクトップ環境のインストールは、先日の FreeBSD 13.1 試用時の作業メモをそのまま繰り返した。デスクトップ環境として Xfce を使えるようにしていく。

_mieki256's diary - FreeBSD 13.1を仮想PC上でインストールして試している

zfsが云々と表示されて焦った :

以下を打ったら、どこかのタイミングで zfs がどうのこうのというメッセージが表示されて困惑した。ufsでインストールしたはずなのに…。なんでzfsがどうとか出てくるの…。
freebsd-update fetch
freebsd-update install
pkg update
pkg upgrade
portsnap fetch extract
portsnap fetch update

ググってみたら、「zfsを使いたい時はこうしてくれ」的なメッセージだった模様。焦った。

_FreeBSD - メンテナンス・トラブルシュート - boot 時のトラブル - ZFS対策

avahiをインストール :

他のPCからホスト名を指定してアクセスできるように、avahi もインストールしてみた。これも以前のメモを参照。

_mieki256's diary - FreeBSD 12.1 を Core i5-2500機にインストールした

ただ、巷の解説記事を眺めたら、nss_mdns をインストールしている事例も見かけたので、よく分からんけどソレもインストールしておいた。
pkg install avahi
pkg install nss_mdns

vim /etc/rc.conf
dbus_enable="YES"
avahi_daemon_enable="YES"
avahi_dnsconfd_enable="YES"

vim /etc/nsswitch.conf
hosts: files mdns dns

service dbus enable
service avahi-daemon enable
service avahi-dnsconfd enable

service dbus start
service avahi-daemon start
service avahi-dnsconfd start

時刻合わせ :

OSインストール時に、時刻合わせをするための ntpdate もインストールしておいたので、そのあたりの設定をしておく。

動作に必要らしい /etc/wall_cmos_clock を作成。
sudo touch /etc/wall_cmos_clock

OS起動時の設定ファイル、/etc/rc.conf に、ntpdate が起動するように指定。かつ、NTPサーバも指定。
sudo vim /etc/rc.conf
ntpdate_enable="YES"
ntpdate_hosts="ntp.jst.mfeed.ad.jp"

_INTERNET MULTIFEED CO.
_【FreeBSD】正確な時間を取得する (ntpdate)
_番外編: VMware Player を使って Windows 10 に FreeBSD をお招きする

~/.xinitrc,, ~/.xsession の内容 :

startx でデスクトップ環境を起動する場合は、~/.xinitrc や ~/.xsession が必要になるらしい。以下を設定した。ただ、 lightdm 等をインストールして使うなら、それらのファイルは作らなくてもいいらしい。代わりに ~/.xprofile を作るっぽいけど。

vim ~/.xinitrc
#!/bin/sh
userresources=$HOME/.Xresources
usermodmap=$HOME/.Xmodmap
sysresources=/usr/local/etc/X11/xinit/.Xresources
sysmodmap=/usr/local/etc/X11/xinit/.Xmodmap

# merge in defaults and keymaps

if [ -f $sysresources ]; then
    xrdb -merge $sysresources
fi

if [ -f $sysmodmap ]; then
    xmodmap $sysmodmap
fi

if [ -f "$userresources" ]; then
    xrdb -merge "$userresources"
fi

if [ -f "$usermodmap" ]; then
    xmodmap "$usermodmap"
fi

export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
export LANG=ja_JP.UTF-8

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=fcitx
/usr/local/bin/mozc start
fcitx -r -d

setxkbmap -layout jp

. /usr/local/etc/xdg/xfce4/xinitrc
nohup vmware-user-suid-wrapper 2>&1 > /dev/null &

~/.xinitrc を作ったら、~/.xsession としてコピーする。
cp ~/.xinitrc ~/.xsession
chmod 744 ~/.xsession

アプリのインストール :

sudo pkg install -y bash byobu neofetch vim
neofetch は、OS種類その他の情報を表示してくれる。

sudo pkg install -y xfce4-goodies
xfce4-goodies は、Xfce用のアプレットその他を色々増やしてくれる。

sudo pkg install -y xscreensaver
xscreensaver は、*NIXで有名なスクリーンセーバ。膨大な数のスクリーンセーバが入ってる。ただ、Xfce のスクリーンセーバも一緒に動いてるとなんだかよく分からないことになるので、xscreensaver をインストールした際はXfceの「セッションと起動」で Xfce側のスクリーンセーバは起動しないようにしておいたほうがいい。

sudo pkg install -y numlockx
numlockx は、実行するとキーボードの NumLock をONにしてくれるツール。Xfceの「セッションと起動」→「自動開始アプリケーション」で、「名前: numlockx」「コマンド : /usr/local/bin/numlockx」として追加しておいた。これで、Xfceが起動すると、自動で NumLock がONになる。

フォントのインストール :

FeeBSD には Hackgenフォントが用意されていた。素晴らしい。以下でインストール。
sudo pkg install -y ja-font-hackgen ja-font-hackgen-nf
fc-cache -fv

_GitHub - yuru7/HackGen: Hack と源柔ゴシックを合成したプログラミングフォント 白源 (はくげん/HackGen)

wheelグループにユーザを追加 :

OSインストール時のユーザ追加時に指定してあるけれど、念のためにメモ。FreeBSD の場合、pw というコマンドを使うらしい。
sudo pw groupadd wheel -m USERNAME

_グループの管理 - FreeBSD入門

LightDMをインストール :

OSが起動したら、GUIのログイン画面を出して、ユーザとパスワードを入力したらデスクトップ環境が起動するようにしたい。ログイン画面を出してくれるソレを、ディスプレイマネージャと呼ぶらしいけど…。

前回は SLiM をインストールしたのだけど。

_軽量ディスプレイマネージャslimと自動ログイン設定 -- ぺけみさお
_SLiM - ArchWiki
_カテゴリ:ディスプレイマネージャ - ArchWiki

今回は LightDM をインストールしてみることにした。というか、上記のページによると SLiM って開発停止してたのね…。
sudo pkg install lightdm lightdm-gtk-greeter lightdm-gtk-greeter-settings

おそらく ~/.xprofile が必要になりそうなので作成する。

_今さら .xinitrc, .xsession, .xprofile | ゴルディアスの涙目

日本語で表示するように環境変数を設定。かつ、mozc と fcitx を起動して日本語入力ができるようにした。また、日本語キーボードも指定してる。たぶん。
vim ~/.xprofile
#!/bin/sh
# DSB automounter
# dsbmc-cli -a &
# dsbmc &

# locale settings
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
export LANG=ja_JP.UTF-8

# fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=fcitx
/usr/local/bin/mozc start
fcitx -r -d

# ibus
# export GTK_IM_MODULE=ibus
# export QT_IM_MODULE=xim
# export XMODIFIERS='@im=ibus'
# /usr/local/bin/mozc start
# ibus-daemon -r --daemonize --xim

setxkbmap -layout jp

lightdm が自動起動するように、/etc/rc.conf に指定。
sudo vim /etc/rc.conf
dbus_enable="YES"
lightdm_enable="YES"

今回、VMware上で動かしているので、VMware関係のツールを起動したい。~/.xinitrc や ~/.xsession を作成した時は、VMware関係のツールを起動するために、最後のあたりに以下も記述していたのだけど。
nohup vmware-user-suid-wrapper 2>&1 > /dev/null &

lightdm経由で Xfce を起動してみたら、VMware関係のプログラムは、Xfce の「セッションと起動」→「自動開始アプリケーション」に「VMware User Agent」として登録されていた。どうやら ~/.xprofile に記述しなくても済みそうかなと…。

luminaも気になる :

FreeBSDでよく使われるらしい、lumina というデスクトップ環境も触ってみたいのだけど、インストールしてみたら正常に動作しなくて…。もうちょっと調べてみないと…。

以上です。

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