mieki256's diary



2021/07/08(木) [n年前の日記]

#2 [anime] 映像作品内のニュース映像は使えるなと

「SCARLET NEXUS」というTVアニメを見ていたら、ちょっと興味深い見せ方があった。

音声で「カイバツグン」という用語が発せられていたのだけど。本編内で流れるニュース映像のテロップで「怪伐軍」と表示されていて。なるほどこれは上手いなと感心してしまった。ちゃんと映像を見ている人なら「カイバツグン」が「怪伐軍」という単語であることを認識できるわけで。

アニメって、こういうところがちょっと面倒だよなと…。ライトノベルや漫画、あるいはゲームなら、テキスト情報をそのまま載せられるメディアなので、その作品の独自用語をいくらでも出せるのだけど、アニメはそういうわけにはいかなくて。説明台詞はあくまで音声情報でしかないので、例えば「怪伐軍」は「カイバツグン」としか聞こえない。これが「モビルスーツ」「スペースコロニー」みたいなカタカナ言葉ならなんとなく意味も分かるから特に困らないのだけど、ラノベや漫画は、えてして難しい漢字を並べて独自用語を作ることが多くて、そういった作品を原作としてアニメ化した場合、何の工夫も盛り込まないと世界設定を伝えるための用語すらよく分からない状態に陥ってしまう…。

ということで、娯楽映像作品内のニュース映像はそういう用途でも使えるのだなと今頃認識したというか。きっと他にも色々なテクニックがあるのだろう…。

でも、その手のテクニックを全然駆使してなくて、結果、基本設定すら分からないアニメって結構多いよなあ…。そういうのって、娯楽映像においては基礎部分だと思うのだけど…。

キャラ名とテロップ。 :

さておき。件のアニメはキャラが初登場する時にテロップでキャラ名と能力を表示していて、そういった部分でも感心してしまった。例えば「名探偵コナン」あたりでもやってる見せ方だけど、そういうアレコレを盛り込もうと考えるだけでも優秀なスタッフのように思える…。まあ、キャラがたくさん出てくる作品だから、何かしらそういう工夫を盛り込まないとアレかなという気もするのだけど。

そういえば、件のアニメと同様に、やたらとキャラが出てくる「僕のヒーローアカデミア」あたりは、キャラ紹介カットも作品のフォーマットとして確立している気がしてきた。キャラと名前をバーンと出して、あのナレーター(?)さんの声で説明が聞こえてくるだけでも、「ヒロアカ」って感じがする。キャラ名がテロップで出てくるところまでは、いくつかの作品でもやってるけれど、独特(?)なフォーマットに仕立て上げると更にグッド、だったりするのかもしれないなと。

その手のテクニックって、上手く使っている時はすんなりと情報が伝わってくるから、えてして視聴者側はテクニックが使われてることに気づかないし、気づかないから誉めてもくれないけれど、そういう細かい部分の積み重ねで全体の印象が違ってくるというか…。結構大事な部分だよなと…。

以上です。

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