mieki256's diary



2020/09/04(金) [n年前の日記]

#1 [zatta] その手のコンテストの存在意義って何だろう

たまたまTVをつけたら「君の膵臓をたべたい」という実写映画が流れてたので、なんとなくググって原作について調べてみたらなろう系で発表された作品だったと恥ずかしながら今頃知って驚いてしまったのだけど。Wikipediaの該当ページを眺めてて、なんだかちょっと複雑な気分に。

_君の膵臓をたべたい - Wikipedia
_「僕」が見つけたクラスメイトの秘密の日記帳。涙が止まらない感動のデビュー作 『君の膵臓をたべたい』 (住野よる 著)|インタビュー・対談|「別冊文藝春秋」編集部|本の話WEB
「もともと電撃小説大賞が獲りたくて、応募していました。でも一次選考すら通りませんでした。(中略) それで別のテイストのものに挑戦しようと書いたのが『君の膵臓をたべたい』でした。ところが書き上げてみると、規定より分量が多くなり応募ができなかった。他の賞に応募しても結果はふるわず、でも誰かに読んでもらいたくて、『小説家になろう』に投稿したんです。

なんとなく、「進撃の巨人」を持ち込まれたけど没にしちゃった少年ジャンプ編集部の事例を思い出したというか…。しかもこの場合、中身を確認以前の話で、ページ数だけで門前払い、機械的に没にしたも同然なあたりが…。「逃した魚は大きい」と言うけれど、おそらくその編集部は「逃した」という認識すら持ってないのだろうなと。だけどそれってなんだかヤバイなと思えてきたりもして。

もっとも、応募作一つ一つに選者が目を通して順位をつけていく以上、あまりにも長い作品を送り付けられても困るから、そりゃ当然ページ数の規定は設けるはずで。プロになりたいなら規定ページ数に収めるテクニックも磨いていかないとね、みたいなことまで考えれば規定を守らない時点で評価に値せず、てのも分かるというか。しかし、ページ数を守ってるけどヒットしない作品と、ページ数を超過してるけどヒットする作品、どっちが欲しいのだろうなと…。

その、電撃小説大賞とやらで賞を取った作品群は、件の作品よりヒットしたのだろうか…みたいなことも気になったりして。どうなんだろ。 *1

そんな感じで、なんだかちょっと複雑な気分になりました。とメモ。思考メモ。
*1: まあ、その手のソレって、ヒットしそうな作品を探すというより作家の発掘が目的としてありそうだし、受賞作品の売り上げ云々は結構どうでもいいのかも…。

以上です。

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