2020/07/05(日) [n年前の日記]
#2 [pcem][pc] IBM PCエミュレータ 86Boxを試用
86Boxという、PCem をフォークしたエミュレータがあるらしいので試用してみたり。
_86Box/86Box: Emulator of x86-based machines based on PCem.
_Getting started | 86Box
_86Box - Emulation General
PCem との違いは…。
今回は、AMD Ryzen 7 1700 + Windows10 x64 1909 + 86Box v2.10 で試用してみた。
86Box は、CPU別で最適化したバイナリがあるので、今回は Ryzen 1000番台に最適化しているらしい 86Box-Optimized-Zen-32-b5d02a80.zip を使った。以下から入手できる。解凍して任意のフォルダに置く。
_86Box-Optimized [Jenkins]
PCem と同様に ROM set が必要らしいけど、以下から入手できる。
_Releases - 86Box/roms
解凍して、86Box のインストールフォルダ以下に roms というフォルダを作成して、解凍した中身を全部入れる。
86box.exe を実行すれば起動する。Tools → Settings で仮想PCのハードウェア構成を選択できる。
仮想PCの設定を変更して保存するとゲストOSが再起動してしまうので、ゲストOS側で電源を切れる状態にしてから設定を変更したほうが良さそう。ゲストOS起動中に設定変更で再起動してしまうと、次回のOS起動時にスキャンディスクが走ってしまう。
_86Box/86Box: Emulator of x86-based machines based on PCem.
_Getting started | 86Box
_86Box - Emulation General
PCem との違いは…。
- ウインドウの上下にメニューバーやステータスバーがついてる。
- HDDイメージとして、Anex86 (PC-9801エミュレータ) の hdi 形式も使える。
- 各CPUに最適化したバイナリが存在する。
今回は、AMD Ryzen 7 1700 + Windows10 x64 1909 + 86Box v2.10 で試用してみた。
86Box は、CPU別で最適化したバイナリがあるので、今回は Ryzen 1000番台に最適化しているらしい 86Box-Optimized-Zen-32-b5d02a80.zip を使った。以下から入手できる。解凍して任意のフォルダに置く。
_86Box-Optimized [Jenkins]
PCem と同様に ROM set が必要らしいけど、以下から入手できる。
_Releases - 86Box/roms
解凍して、86Box のインストールフォルダ以下に roms というフォルダを作成して、解凍した中身を全部入れる。
86box.exe を実行すれば起動する。Tools → Settings で仮想PCのハードウェア構成を選択できる。
仮想PCの設定を変更して保存するとゲストOSが再起動してしまうので、ゲストOS側で電源を切れる状態にしてから設定を変更したほうが良さそう。ゲストOS起動中に設定変更で再起動してしまうと、次回のOS起動時にスキャンディスクが走ってしまう。
◎ 印象。 :
PCem と同様に、86Box にも Windows98 をインストールして動作確認してみたのだけど、やはり処理が遅い…。かなり性能の低いCPUをエミュレーションしないと音が途切れてしまう模様。
通常版バイナリと、最適化版バイナリの両方を動作させてみたけど、速度面の違いは感じられなかった。
通常版バイナリと、最適化版バイナリの両方を動作させてみたけど、速度面の違いは感じられなかった。
◎ ホストOS側にマウスカーソルを戻す。 :
PCem or 86Box のウインドウ内をマウスクリックすると、エミュレータ側でマウスカーソルをキャプチャする状態になるけれど。ホストOS側に戻すのは以下。
- PCem : Ctrl + End でマウスキャプチャ解除
- 86Box : F8 + F12 でマウスキャプチャ解除
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以上です。