2018/11/19(月) [n年前の日記]
#3 [tv] 実写ドラマ「学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」を視聴
録画したままだったけど、ようやく視聴。NHK BSプレミアムで放送された実写ドラマ、なのかな。2018/09/01に放送したらしい。
_脚本・岡田麿里,主演・前田敦子『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』 | 特集ドラマシリーズ | NHKドラマ
視聴開始数分後に、見るのをやめようかな…と思ってしまったぐらいに、ちと演出がオーバー過ぎてアレだった印象。正直、この内容で、この見せ方は、個人的にキツイなと…。「アニメを見るような映像音痴・味覚音痴連中はこういう極端な見せ方がどうせ好きなんだろ?」とでも演出家に思われてしまったのか。それとも、脚本内に出てくる各台詞が、現実にはちょっとありえない、不自然なわざとらしい言い回しばかりで、「脚本通りに映像化するとしたらこういうデフォルメをするしか…」と悩んだ末にこうなったのか…。どういう思考でこの演出方針になったのか、少し気になる作り、だったような気もしたり。
後半、ゲームの専門学校に入ったあたりや、脚本家としてデビューしてからのエピソードは、フツーに面白かった気がする。そこらへんを膨らませて別作品にできそう。もっとも、学生時代の鬱々としたソレを描写してるからこそ、後半の右肩上がりが面白く感じられたのかもしれない。
脚本は誰だろう、と思いながら眺めてたけど、原作者自ら脚本を担当してたのか…。なんとなく思ったけれど、別の脚本家さんのフィルタを一旦通して客観的な描写や構成に変化させたほうが、映像作品として単体で成立しやすくなるのでは、という気もしたり。本編内の、登校拒否に対する周囲の受け止め方、てなあたりと絡みそうだけど、当人が面白いと感じる部分と周囲が面白いと感じる部分は違ったりするものだし。とはいえ、原作者自ら脚本も担当、と打ち出すほうが企画の売りになりそうでもあるなと…。せっかくそこに有名な脚本家が居るのだから使わない手はないだろうし。原作者も、他人に改悪されるぐらいなら自分でやるわい、と思いそうだし…。
さておき。個人的に、自分の好き嫌いは別にして、この原作者の作家性 ―― 時折チラリと出現する妙な生々しさを伴う描写は、「単なる絵」を見せ続けながらも最終的に見世物のレベルにまで持っていかなければならないアニメ業界にとって結構貴重なのでは、と思ってたりするので、今後もますます活躍してほしいものだなと…。いわゆるアンチが多いようではあるけれど、アニメは所詮嗜好品。誰かが嫌った分、別の誰かのお気に入りになってたりするもので。誰も文句を言わないけれど、誰にも刺さらない作品より、好き嫌いがハッキリ分かれて大騒ぎになる作品のほうがまだマシだろう…ぐらいの気持ちでガンガン書いてほしいものだなと…。 *1
_脚本・岡田麿里,主演・前田敦子『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』 | 特集ドラマシリーズ | NHKドラマ
視聴開始数分後に、見るのをやめようかな…と思ってしまったぐらいに、ちと演出がオーバー過ぎてアレだった印象。正直、この内容で、この見せ方は、個人的にキツイなと…。「アニメを見るような映像音痴・味覚音痴連中はこういう極端な見せ方がどうせ好きなんだろ?」とでも演出家に思われてしまったのか。それとも、脚本内に出てくる各台詞が、現実にはちょっとありえない、不自然なわざとらしい言い回しばかりで、「脚本通りに映像化するとしたらこういうデフォルメをするしか…」と悩んだ末にこうなったのか…。どういう思考でこの演出方針になったのか、少し気になる作り、だったような気もしたり。
後半、ゲームの専門学校に入ったあたりや、脚本家としてデビューしてからのエピソードは、フツーに面白かった気がする。そこらへんを膨らませて別作品にできそう。もっとも、学生時代の鬱々としたソレを描写してるからこそ、後半の右肩上がりが面白く感じられたのかもしれない。
脚本は誰だろう、と思いながら眺めてたけど、原作者自ら脚本を担当してたのか…。なんとなく思ったけれど、別の脚本家さんのフィルタを一旦通して客観的な描写や構成に変化させたほうが、映像作品として単体で成立しやすくなるのでは、という気もしたり。本編内の、登校拒否に対する周囲の受け止め方、てなあたりと絡みそうだけど、当人が面白いと感じる部分と周囲が面白いと感じる部分は違ったりするものだし。とはいえ、原作者自ら脚本も担当、と打ち出すほうが企画の売りになりそうでもあるなと…。せっかくそこに有名な脚本家が居るのだから使わない手はないだろうし。原作者も、他人に改悪されるぐらいなら自分でやるわい、と思いそうだし…。
さておき。個人的に、自分の好き嫌いは別にして、この原作者の作家性 ―― 時折チラリと出現する妙な生々しさを伴う描写は、「単なる絵」を見せ続けながらも最終的に見世物のレベルにまで持っていかなければならないアニメ業界にとって結構貴重なのでは、と思ってたりするので、今後もますます活躍してほしいものだなと…。いわゆるアンチが多いようではあるけれど、アニメは所詮嗜好品。誰かが嫌った分、別の誰かのお気に入りになってたりするもので。誰も文句を言わないけれど、誰にも刺さらない作品より、好き嫌いがハッキリ分かれて大騒ぎになる作品のほうがまだマシだろう…ぐらいの気持ちでガンガン書いてほしいものだなと…。 *1
*1: 叩く人は、必ず大声でキツイ言い方をするけれど、褒める人は、優しくさりげない言い方になるので、うっかりすると「叩かれてばかり」と感じてしまいそうだけど、実際はそんな状況ではなかったりする…てな場面も結構ありそうだなと思ったりもして。
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以上です。