2017/11/02(木) [n年前の日記]
#1 [lua][love2d][raspberrypi] love2dでインチキ多関節
love2dを勉強中。どのくらいスプライト相当が描画できそうか動作確認。
とりあえず、 _昔DXRubyを使って書いたインチキ多関節 を移植してみたり。こんな感じになった。
ただ、Pi Zero W上では、動きがちょっとガクガクしてる感じもする。
ひょっとすると、getFPS() が取得してるのは love.update() が呼ばれてる頻度で、描画はまた別なのかな。まあ、内部的には60FPS相当で処理できてるということなら、それはそれでいいか…。
何にせよ、Pi Zero上でリアルタイム系の2Dゲームを作ってみたい、てな場合、Lua + love2d は良い選択肢になりそうな予感。…OpenGL ESを有効にしたSDL2をビルドしないといかんあたりがハードルになりそうではあるけど。その版も apt でインストールできればいいのに。
とりあえず、 _昔DXRubyを使って書いたインチキ多関節 を移植してみたり。こんな感じになった。
- Windows10 x64 + Core i5 2500 + GeForce GTX 750 Ti 上では60FPSで動いた。
- Raspberry Pi Zero W 上でも60FPSで動いてくれた。
ただ、Pi Zero W上では、動きがちょっとガクガクしてる感じもする。
ひょっとすると、getFPS() が取得してるのは love.update() が呼ばれてる頻度で、描画はまた別なのかな。まあ、内部的には60FPS相当で処理できてるということなら、それはそれでいいか…。
何にせよ、Pi Zero上でリアルタイム系の2Dゲームを作ってみたい、てな場合、Lua + love2d は良い選択肢になりそうな予感。…OpenGL ESを有効にしたSDL2をビルドしないといかんあたりがハードルになりそうではあるけど。その版も apt でインストールできればいいのに。
◎ 使用画像とソース。 :
使用画像は以下。License : CC0 / Public Domain ってことで。
_bg_640x480.png
_ufo.png
ソースは以下。
_conf.lua
_main.lua
何かテキトーな名前のフォルダを作って、画像と *.lua を入れて、「love フォルダ名」で実行できる。
それにしても…。 _DXRuby版 と比べると、長いな…。
_bg_640x480.png
_ufo.png
ソースは以下。
_conf.lua
function love.conf(t) t.window.title = "Inchiki Takansetsu" t.window.width = 1280 t.window.height = 720 t.window.vsync = true -- t.window.fullscreen = true -- t.window.fullscreentype = "exclusive" end
_main.lua
-- Inchiki Takansetsu function love.load() -- init -- set filter love.graphics.setDefaultFilter("nearest", "nearest") scr_w = 640 scr_h = 480 canvas = love.graphics.newCanvas(scr_w, scr_h) -- get window width and height wdw_w = love.graphics.getWidth() wdw_h = love.graphics.getHeight() scr_scale = math.min((wdw_w / scr_w), (wdw_h / scr_h)) scr_ofsx = (wdw_w - (scr_w * scr_scale)) / 2 scr_ofsy = (wdw_h - (scr_h * scr_scale)) / 2 -- load image bgimg = love.graphics.newImage("bg_640x480.png") img = love.graphics.newImage("ufo.png") img_w = img:getWidth() img_h = img:getHeight() -- work nmax = 64 bx = scr_w / 2 by = 0 startdeg = 0 poslist = {} for i=1,nmax do poslist[i] = {x=0, y=0} end -- framerate steady min_dt = 1 / 60 next_time = love.timer.getTime() end function love.update(dt) -- update next_time = next_time + min_dt -- get mouse position local mx, my = love.mouse.getPosition() mx = (mx - scr_ofsx) / scr_scale my = (my - scr_ofsy) / scr_scale local dw = mx - bx local dh = my - by local deg = startdeg local h = 100 for i=1,nmax do local ii = i - 1 local x = bx + (dw * ii / nmax) - (img_w / 2) local y = by + (dh * ii / nmax) - (img_h / 2) -- local hh = h * ii / nmax local hh = h x = x + hh * math.sin(math.rad(deg)) poslist[i].x = x poslist[i].y = y deg = deg + 8 end startdeg = startdeg + 360 * dt end function love.draw() -- set canvas love.graphics.setCanvas(canvas) -- draw BG love.graphics.setColor(255, 255, 255) love.graphics.draw(bgimg, 0, 0) love.graphics.setColor(255, 255, 255) -- draw objs for i=1,nmax do local x = poslist[i].x local y = poslist[i].y love.graphics.draw(img, x, y) end -- unset canvas love.graphics.setCanvas() -- draw canvas to window love.graphics.setColor(255, 255, 255) love.graphics.draw(canvas, scr_ofsx, scr_ofsy, 0, scr_scale, scr_scale) love.graphics.print("FPS: "..tostring(love.timer.getFPS()), 10, 10) love.graphics.print("env: "..tostring(love.system.getOS()), 10, 40) if love.system.getOS() == "Windows" then -- wait local cur_time = love.timer.getTime() if next_time <= cur_time then next_time = cur_time else love.timer.sleep(next_time - cur_time) end end end function love.keypressed(key, isrepeat) -- ESC to exit if key == "escape" then love.event.quit() end end
何かテキトーな名前のフォルダを作って、画像と *.lua を入れて、「love フォルダ名」で実行できる。
それにしても…。 _DXRuby版 と比べると、長いな…。
◎ 少し説明。 :
Raspberry Pi Zero上でフルスクリーン表示をする関係で、一旦 canvas 内に描画してから、その canvas をウインドウに描画する、ということをしてる。先日書いたソースではアスペクト比がおかしい状態で引き延ばしてたけど、今回はアスペクト比をちゃんと維持するようにしてみた。love.load() の中で、canvasの拡大縮小率や描画座標を求めてる。
マウス座標の取得は、love.mouse.getPosition() でできるらしい。
Windows上ではFPS値がスゴイことになってたけど、どうやら本来は、時間を測って sleep を入れるべき、らしい。 _love.timer.sleep (日本語) - LOVE で、そのあたりのサンプルが提示されてる。ただ、Raspberry Pi上で動かした場合は、特に何もしなくても love.timer.getFPS() が 60FPS を返すので、今回は Windows上で動いてる時のみ、該当処理が行われるようにしてみた。
_love.system.getOS() で、OS種類が取得できる。
マウス座標の取得は、love.mouse.getPosition() でできるらしい。
local mx, my = love.mouse.getPosition()今回、canvas を拡大縮小して描画してるので、ソレを考慮してマウス座標を求めてる。
Windows上ではFPS値がスゴイことになってたけど、どうやら本来は、時間を測って sleep を入れるべき、らしい。 _love.timer.sleep (日本語) - LOVE で、そのあたりのサンプルが提示されてる。ただ、Raspberry Pi上で動かした場合は、特に何もしなくても love.timer.getFPS() が 60FPS を返すので、今回は Windows上で動いてる時のみ、該当処理が行われるようにしてみた。
_love.system.getOS() で、OS種類が取得できる。
- Windows10 x64上で動かしたら、"Windows" が返ってきた。
- Raspberry Pi上で動かしたら、"Linux" が返ってきた。
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#2 [lua][love2d] NTEmacs上にlua-modeを追加
昨日まで、lua + love2d のソースを
_Notepad++
で編集していたのだけど。どうも個人的に使い勝手がしっくりこない感じがしてきたので、emacs(NTEmacs 24.5.1) に lua-mode 等をインストールして環境整備を。ちなみに環境は Windows10 x64。
いやまあ、Notepad++ での編集も、それほど悪くないのだけど。ショートカットキー一発で、love2dを実行できるように設定できたりもするので…。フツーは Notepad++ のほうがオススメというか。
いやまあ、Notepad++ での編集も、それほど悪くないのだけど。ショートカットキー一発で、love2dを実行できるように設定できたりもするので…。フツーは Notepad++ のほうがオススメというか。
◎ lua-modeのインストール。 :
lua-mode は以下。…じゃないかな。たぶん。
_Lua-mode
M-x list-package で一覧を表示して、lua-mode 20170130版をインストール。(C-s で lua-mode を検索して、該当行でiキーを押してxキー)。
~/.emacs に以下を追加。
インデントレベルが3になってる模様。2にする。
これで、.lua を開いたら lua-mode になってくれた。
_Lua-mode
M-x list-package で一覧を表示して、lua-mode 20170130版をインストール。(C-s で lua-mode を検索して、該当行でiキーを押してxキー)。
~/.emacs に以下を追加。
;; ---------------------------------------- ;; lua-mode ;; This snippet enables lua-mode ;; This line is not necessary, if lua-mode.el is already on your load-path ;; (add-to-list 'load-path "/path/to/directory/where/lua-mode-el/resides") (autoload 'lua-mode "lua-mode" "Lua editing mode." t) (add-to-list 'auto-mode-alist '("\\.lua$" . lua-mode)) (add-to-list 'interpreter-mode-alist '("lua" . lua-mode))
インデントレベルが3になってる模様。2にする。
(setq lua-indent-level 2)
これで、.lua を開いたら lua-mode になってくれた。
◎ love2d用のマイナーモードをインストール。 :
love2d用のマイナーモード、love-minor-mode.el を公開してくれてる方が居るようで。これもありがたく使わせてもらおう…。
_ejmr/love-minor-mode: An Emacs minor mode for LOVE
love-minor-mode.el をDL。emacs からパスが通ってる場所に置く。
love-minor-mode.el 内で、love.exe の場所を決め打ちしてるところがあるので修正。「love.exe」で検索すれば見つかるはず。もっとも、love.exe にPATHが通ってる環境なら、.el 内を編集する必要はないけれど。
~/.emacs に以下を追加。
使い方は…。例えば main.lua 等を開いている状態で、M-x love-minor-mode を実行。「Love-minor-mode enabled」と表示されたら該当マイナーモードが有効になる。再度 M-x love-minor-mode と打てば無効になる。
M-p に love/play が割り当てられているので、main.lua を編集中に M-p を叩けば、love.exe を呼び出して実行してくれる。
_ejmr/love-minor-mode: An Emacs minor mode for LOVE
love-minor-mode.el をDL。emacs からパスが通ってる場所に置く。
love-minor-mode.el 内で、love.exe の場所を決め打ちしてるところがあるので修正。「love.exe」で検索すれば見つかるはず。もっとも、love.exe にPATHが通ってる環境なら、.el 内を編集する必要はないけれど。
~/.emacs に以下を追加。
;; love2d love-minor-mode (require 'love-minor-mode)
使い方は…。例えば main.lua 等を開いている状態で、M-x love-minor-mode を実行。「Love-minor-mode enabled」と表示されたら該当マイナーモードが有効になる。再度 M-x love-minor-mode と打てば無効になる。
M-p に love/play が割り当てられているので、main.lua を編集中に M-p を叩けば、love.exe を呼び出して実行してくれる。
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以上、1 日分です。