2017/08/15(火) [n年前の日記]
#2 [web][neta] MMDのあのジャンルは新しい映像ジャンルのような気がする
思考メモ。
MMD関連についてググっているうちに、極一部で奇妙なジャンルが人気を博しているらしいことを今頃知ったというか。どういうジャンルかというと…音楽のリズムに合わせてキャラがあられもない姿でひたすら卑猥な動きを繰り返す、みたいな、人によっては見た瞬間絶句するであろう、なんともアレなソレで…。
それらのジャンルは人体モデルの表面をテカテカさせたりする関係でセルルックを使ってない作品が多いようで、MMD=セルルックと思い込んでた自分は、こんな映像がMMDでも作れるのか、フィギュアが動いてるようにしか見えないなあ、恐ろしいなあ、的に眺めてしまったのだけど。いくつか目にしているうちに、もしかしてこれは新しい映像ジャンルが誕生してしまったのではないのかなあ、てな気分になってきたり。いやまあ、そんな発言をすると「お前脳みそに蛆でも沸いてるのか」と冷たい目で見られそうだけど、一応そう思ってしまった理由があって…。
まず、昔だったら、そういう映像を作ろうとしてもほぼ不可能だったわけですよ。
せいぜい、実写かアニメで映像を作るしか無かっただろうけど…。実写となると撮影するモデルさんが絶対必要なので、「こういう映像を作りたいんです。モデルになってください」と言った瞬間、「死ね! 変態!」「警察呼びますよ」と罵倒されて終わりだよなと。おそらくAVメーカぐらいしか、こういう映像を作れなかったはず。どう考えてもハードルが高い。素人は手が出せない。
かといってアニメで作るとなると昔は手描きアニメで作るしかなかったから、作業量を考えたら個人がおいそれと手を出せるものではなく。途中でちゃぶ台ならぬトレス台でもひっくり返しながら「やってられるか! バカヤロー!」となるのがオチ。
つまり昔だったら、脳内でああいう馬鹿げた映像が浮かんでも、個人レベルでは映像化できなかった。しかし今はPCがある。3DCGがある。ネットがある。人体モデルも(利用制限はあるけど)ネット経由で入手できる。高額な3DCGソフトを買わなくてもフリーソフトで3DCGが作れる。人体モデルのモーションだって作れる。
逆に言うと(?)、こういった頭痛がしてくる映像を作るためには…。
8bitPC時代から3DCGに少々興味があった自分からしてみれば、膨大な数の必須条件が全て満たされたが故に、ようやくここにきて誰でもこういう映像制作にチャレンジできるようになったのだなあ、こんな映像が出てくるぐらいに裾野が広がったのだなあ、と、なんだかしみじみしてしまうところがあるわけで。
いや、ホント。映像見て「アホか」という人がほとんどだろうけど、これはスゴイことで…。 _MZ-700版野球拳 とか _JELDA とか _X68K版STAR WARS とか _プラズマライン を思い返せば、なんだか目頭が熱く…。あの頃にこういう映像を作ろうとしても、きっとワイヤーフレームでどう見ても人間に見えないけどコレは美少女ですと言い張る謎物体が1秒に2〜3コマで動くだけだったろうからLOADしてRUNした数分後にブラウン管ディスプレイに右ストレートですよ。この期待に膨らんだ股間
気持ちをどうしてくれる! でももったいないから一応アレしておこうかな…などとやってるうちにワイヤーフレームにしか反応しない性癖に到達したりして、これはもう危険極まりない。相手の方に「ゴメン。ちょっとワイヤーフレームになってくれない?」なんて言えないじゃないですか。そんな時代が存在しなくてよかった。少子化問題を加速させるところだった。
閑話休題。まあ、音楽に合わせてそういう動きを、という発想自体は別に新規性があるわけでもなく。外国ではその手のショーがあったわけだし、そもそも発端となったのは外国のビデオ作品、という話をどこかで見かけた記憶もあるし。日本でも、天岩戸の前で踊るアメノウズメの話が存在してるのだから、それこそ大昔から発想自体はあったと言える。しかし、発想はあるのだから実演もできるかというと話はまた別で。リアルにやってみせるのは難しい。
でも、3DCGキャラならそういう動きをさせても文句を言わない。「死ね! 変態!」と罵倒されずに映像を作れる。また、実写では不可能なモーションやシチュエーションを映像化することもできるわけで…。これは恐ろしい道具が手に入ったもんだよなと。
今はまだ「コイツラ頭おかしいんじゃないの」と言われそうなソレだけど。コレが妙な方向に発展していけば、何かトンデモな映像ジャンル・映像コンテンツになっていく可能性はありそうだよなと。だって、 _コレ の延長線上にそれら映像があるわけで、アレからココまでの道のりを思い返せば、更にこの先一体どこらへんに辿り着いちゃうのか、これはもう誰も予想できないだろうと。
などと説明してみたところで、現状では「キモイ」と言われて終わってしまうソレだよな…。
でもまあ、漫画やアニメ等も、昔は馬鹿にされてたけど今では、てな感じだし。アニメではヤマトやガンダムやEVAの登場で流れが変わったところがあるけど、こういうジャンルもソレに相当する作品が出てくれば、などと夢想したりもして。「そんな展開ねーよ!」と言われそうだけど…。 _日本の刀剣アニメ だって、今では _このレベル ですよ。当時の人がここまで変わると予測できてたかというとソレはないだろうと。なので、何がどうなるかなんて、これはもう分からんですよ…。
てな感じのくだらないことをもやもや考えてしまったのでメモ。思考メモ。
MMD関連についてググっているうちに、極一部で奇妙なジャンルが人気を博しているらしいことを今頃知ったというか。どういうジャンルかというと…音楽のリズムに合わせてキャラがあられもない姿でひたすら卑猥な動きを繰り返す、みたいな、人によっては見た瞬間絶句するであろう、なんともアレなソレで…。
それらのジャンルは人体モデルの表面をテカテカさせたりする関係でセルルックを使ってない作品が多いようで、MMD=セルルックと思い込んでた自分は、こんな映像がMMDでも作れるのか、フィギュアが動いてるようにしか見えないなあ、恐ろしいなあ、的に眺めてしまったのだけど。いくつか目にしているうちに、もしかしてこれは新しい映像ジャンルが誕生してしまったのではないのかなあ、てな気分になってきたり。いやまあ、そんな発言をすると「お前脳みそに蛆でも沸いてるのか」と冷たい目で見られそうだけど、一応そう思ってしまった理由があって…。
まず、昔だったら、そういう映像を作ろうとしてもほぼ不可能だったわけですよ。
せいぜい、実写かアニメで映像を作るしか無かっただろうけど…。実写となると撮影するモデルさんが絶対必要なので、「こういう映像を作りたいんです。モデルになってください」と言った瞬間、「死ね! 変態!」「警察呼びますよ」と罵倒されて終わりだよなと。おそらくAVメーカぐらいしか、こういう映像を作れなかったはず。どう考えてもハードルが高い。素人は手が出せない。
かといってアニメで作るとなると昔は手描きアニメで作るしかなかったから、作業量を考えたら個人がおいそれと手を出せるものではなく。途中でちゃぶ台ならぬトレス台でもひっくり返しながら「やってられるか! バカヤロー!」となるのがオチ。
つまり昔だったら、脳内でああいう馬鹿げた映像が浮かんでも、個人レベルでは映像化できなかった。しかし今はPCがある。3DCGがある。ネットがある。人体モデルも(利用制限はあるけど)ネット経由で入手できる。高額な3DCGソフトを買わなくてもフリーソフトで3DCGが作れる。人体モデルのモーションだって作れる。
逆に言うと(?)、こういった頭痛がしてくる映像を作るためには…。
- PCが世間一般に普及していること。
- PCがそこそこの性能を持っていること。
- 3DCG制作技術がある程度育ってきていること。
- PCや3DCGソフトの導入コストが個人でも手が届くレベルになってること。
- 誰かが作った人体モデルの利用が許されている状況にあること。
- 人体モデルのモーションを作れるソフトがあること。
- 発表できる場があること。
8bitPC時代から3DCGに少々興味があった自分からしてみれば、膨大な数の必須条件が全て満たされたが故に、ようやくここにきて誰でもこういう映像制作にチャレンジできるようになったのだなあ、こんな映像が出てくるぐらいに裾野が広がったのだなあ、と、なんだかしみじみしてしまうところがあるわけで。
いや、ホント。映像見て「アホか」という人がほとんどだろうけど、これはスゴイことで…。 _MZ-700版野球拳 とか _JELDA とか _X68K版STAR WARS とか _プラズマライン を思い返せば、なんだか目頭が熱く…。あの頃にこういう映像を作ろうとしても、きっとワイヤーフレームでどう見ても人間に見えないけどコレは美少女ですと言い張る謎物体が1秒に2〜3コマで動くだけだったろうからLOADしてRUNした数分後にブラウン管ディスプレイに右ストレートですよ。この期待に膨らんだ
閑話休題。まあ、音楽に合わせてそういう動きを、という発想自体は別に新規性があるわけでもなく。外国ではその手のショーがあったわけだし、そもそも発端となったのは外国のビデオ作品、という話をどこかで見かけた記憶もあるし。日本でも、天岩戸の前で踊るアメノウズメの話が存在してるのだから、それこそ大昔から発想自体はあったと言える。しかし、発想はあるのだから実演もできるかというと話はまた別で。リアルにやってみせるのは難しい。
でも、3DCGキャラならそういう動きをさせても文句を言わない。「死ね! 変態!」と罵倒されずに映像を作れる。また、実写では不可能なモーションやシチュエーションを映像化することもできるわけで…。これは恐ろしい道具が手に入ったもんだよなと。
今はまだ「コイツラ頭おかしいんじゃないの」と言われそうなソレだけど。コレが妙な方向に発展していけば、何かトンデモな映像ジャンル・映像コンテンツになっていく可能性はありそうだよなと。だって、 _コレ の延長線上にそれら映像があるわけで、アレからココまでの道のりを思い返せば、更にこの先一体どこらへんに辿り着いちゃうのか、これはもう誰も予想できないだろうと。
などと説明してみたところで、現状では「キモイ」と言われて終わってしまうソレだよな…。
でもまあ、漫画やアニメ等も、昔は馬鹿にされてたけど今では、てな感じだし。アニメではヤマトやガンダムやEVAの登場で流れが変わったところがあるけど、こういうジャンルもソレに相当する作品が出てくれば、などと夢想したりもして。「そんな展開ねーよ!」と言われそうだけど…。 _日本の刀剣アニメ だって、今では _このレベル ですよ。当時の人がここまで変わると予測できてたかというとソレはないだろうと。なので、何がどうなるかなんて、これはもう分からんですよ…。
てな感じのくだらないことをもやもや考えてしまったのでメモ。思考メモ。
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以上です。