mieki256's diary



2017/04/28(金) [n年前の日記]

#1 [gimp][python] GIMP上でドット絵モドキを生成するPython-Fuスクリプトを書いた

GIMP上でドット絵モドキを生成するPython-Fuスクリプトを書いてみたり。以下のような画像が作れます。

tinypixelartgen_ss_02.png


スクリプトソースは以下。

_tinypixelartgen.py

動作には、Python-Fu が動いて pycairo も入ってる GIMP が必要、なんだけど、おそらく GIMP 2.8.x 以降なら、Python-Fu も pycairo も同梱されていて動くんじゃないかな、と…。

ライセンスは、CC0 / Public Domain ってことで。「もっとこうしたらそれっぽくなるんじゃね?」と閃いた方はガンガン弄ってガンガン公開しちゃってください。

インストール方法。 :

_tinypixelartgen.py をダウンロードして、GIMPのユーザフォルダ/plug-ins/ にコピーすればインストールできます。

_[Gimp] Pythonでスクリプトをはじめる - Qiita で紹介されてるように、
編集 → 設定 → フォルダー → プラグイン
を見れば、場所が分かるかも。

使い方。 :

GIMPを起動後、何か画像を(512x512ドットぐらいで)作成しておいて、以下でスクリプトを実行。
フィルター → 下塗り → Tiny Pixleart
(Filter -> Render -> Tiny Pixelart)

実行すると、下のようなダイアログが表示されますが…。

tinypixelartgen_ss_01.png


一応説明しておくと…。
  • Width と Height が、ドット絵モドキ1つ分の横幅と縦幅。
  • Row と Column が、横と縦にいくつ並べるか。
  • Randomize を ON(「する」) にすると、実行するたびにランダムな画像が作られる。(ランダムシード(乱数の種)がランダムになる)
  • Randomize を OFF(「しない」) にすると、その下の Random seed の数値に従って、実行するたびに同じ画像が作られる。
  • X mirror、Y mirror は、横方向、縦方向をミラーリングするか否か。
  • Create で Image を選ぶと、画像を新規作成して、そこにドット絵モドキを作る。
  • Create で Layer を選ぶと、現在開いてる画像にレイヤーを新規作成して、そこにドット絵モドキを作る。
  • Layer name は、新規作成されるレイヤーのレイヤー名。
  • Set grid w x h は、ドット絵モドキのサイズをグリッド間隔にも設定するか否か。設定しておけば、表示 → グリッドの表示、表示 → グリッドにスナップ、で、一つ一つが選択しやすくなる。

応用。 :

動作確認をしている最中に気づいたのだけど、何度か生成してレイヤーを重ねると、見た目がゴージャスになっていくなと…。

例えば、以下は1回だけ生成した状態だけど。

tinypixelartgen_ss_03.png

何度か生成してレイヤーが何枚か重なると、以下のように見た目が結構変わってくる。

tinypixelartgen_ss_04.png

更に、各レイヤーのモードを「オーバーレイ」「乗算」等、色々変えてみると…。

tinypixelartgen_ss_05.png

ということで、ランダムに生成してるからパッと見は「なんだコレ?」って感じだけど、もうちょっと一工夫すると次第にそれっぽくなる、のかもしれないです。

以上です。

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