mieki256's diary



2017/04/11(火) [n年前の日記]

#2 [anime] 「アリスと蔵六」1話を視聴

録画したままだった1話を視聴。漫画が原作のアニメらしい。

スタッフ構成を見てちょっとビックリ。業界内で高評価を受けながらも何故か圧倒的に参加作品が少なくて _仙人と称されてる らしい、あの _高山文彦 監督がシリーズ構成・脚本を担当、とな…。それだけでもどうやらこれはフツーの企画じゃなさそうだなと…。 *1

_桜美かつし 監督の、以前の作品で階段を使った仕掛け云々の話を知り。するともしかしてこの回の、神社の階段のシーンはそういう意味が提示されているのかなと勝手な想像を。少女より高い段に居る老人 → 妥協案を提示しながら少女と同じ段に降りてくる → 少女と目線が合う高さまで降りてきて色々言い聞かせる、てなあたりが、なんだかそれっぽい。と思ったものの、もしかすると原作にあったシーンをそのまま描いてる可能性もあるからちょっと分からないなと。

少女が老人の仕事を目にするシーンが、個人的には少々残念だった気もしたり。白黒の漫画と違ってアニメは色を制御できるのだから、直前まで無彩色でまとめておけば、少女が受けたソレを視聴者にも感じさせることができただろうに、と…。いやまあ、寒色系の暗い道から電気のついた部屋に入って、その際に壁が暖色系に見えることで、なんだか暖かさを感じる場所に少女が足を踏み入れたことが伝わるはず、てなことを考えてたのかもしれないけど。しかしそうなると次のカットとの色彩的なコントラストが弱まって少女の受けた印象がそのままでは強調されず、仕方なく画面を白く飛ばし気味に、かつ、漫画的記号を追加、という若干わざとらしい強調方法になったということかなと…。 *2 なので、見せ方の意図はなんとなく分かる気もするけど、これはちと惜しい、みたいな。ぼんやりした何かを伝えることを優先するのか、ハッとする何かを伝えることを優先するのか…。しかし今後のアレコレを考えると前者を優先するのも全然アリだろうか。ハッとしたからと言って、少女の今後に意味があるかどうかはビミョーだし。それに、寒々とした場所でああいうのを作ってるかと考えるとそれも非現実的でツッコミが入りそうでもあるし。

カーアクションのシーンで、車が止まってるはずなのに、車内から外の風景が流れて見えてるカットは気になった。スケジュール、厳しそうだな…。にしても、背景が止まってるほうが作業的には楽だろうに、むしろ動かしちゃって、しかし間違ってるというのも不思議な話。いやまあ、TVアニメの制作現場はかなりの部分を並列処理でこなしてるということだろうけど。昨今のCPUの仕組みを ―― 使うか使わないか分からないけど事前に分岐先まで並列で計算しておいてどちらかの結果を捨ててしまうソレを連想してしまったり。

何にせよ、今後の展開や描写が楽しみなアニメだなと。少女と老人という組み合わせだけで、なんかもう…。いや、考えてみたらソレってアルプスの少女ハイジなのか。平成版SFハイジ、かもしれず。
*1: いや、もしかすると別人かもしれんけど。自分は時々、いや、頻繁に、人様の名前を間違えるポンコツなので酷い勘違いをしてる可能性も…。
*2: BGMも使ってるけど、音楽は場の雰囲気を支配する力があるのでコレはむしろ活用しないと、てな個人的印象が。

以上です。

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