mieki256's diary



2017/03/21(火) [n年前の日記]

#2 [zatta] ハードウェアスペックが上がると使い物になるアレコレってあるよなと

_Google製JPEGエンコーダー「Guetzli」 - Qiita という記事を読んで、「Guetzli使えねえな…」と思ってしまったのだけど、その直後に「いや待てよ」と思い直したり。

今のハードウェアスペックでは実用にならないけど、スペックが上がっていくことで実用になる技術って結構あるよなと。ソレを考えると、未来の爆速ハード上では、コレを使って圧縮するのが当たり前になってるかもしれない、などと夢想してしまったり。

思い出語り。 :

自分が高校生だった頃、Intel 8085の載ったワンボードマイコンを使って4bit程度のPCM録音再生実験をしながら、「PCMが一般に普及するのはまだまだ先だろうなあ」「メモリ高いもんなあ」「コスト的に折り合わないよな」と感じてたわけで。

ところが、CDという、デジタルデータをメモリ以外の何かに比較的安く記録できる媒体が出てきて、PCM再生なんて当たり前になってしまったわけで。大学生の頃にはCDを買ったりレンタルしてたわけだから、たった数年で未来がやってきたというか。そして今では、皆が当たり前のように、PCM録音再生ができる機器を持ち歩いてるわけで。 *1

デジタルTV放送だって、MPEG-2を使ってるから映像が汚いけど…。今はMPEG-4で圧縮展開が実用レベルになってる、というかブルーレイでもネット配信でも普及してるから、今なら使わない手はないわけで。MPEG-1すらビデオカードの支援機能を使わないとPC上では再生が厳しいね、なんて時代も昔はあったけど…。その頃にMPEG-4的な処理はどうかと口走っても「そんなの使い物になるわけねえだろ」「処理が重すぎるわ。絵に描いた餅だわ」「お前馬鹿じゃねえの」と言われただろうなと。

つまり、現状では使い物にならないけど、未来のハードウェア上では実用になる、実用になるハードウェアが作られる展開っていくらでもあるよなと。

なので、この手のソレって、「現状ではアレだけどこれからの発展に期待」ぐらいに思っておいたほうがいいのだろう、などと反省を。今は使えなくても、未来ではどうなってるか分からない。コンピュータ関係、デジタル関係は、特にそういう世界だし。

そういや大学生の頃、64bit CPU だか 128bit CPU だかが載ったPCが今後出現するかしないかで喧嘩してた場面を目撃した記憶も…。「出ない」側は、重い処理は専用チップを用意して担当するのが妥当だからCPU自体はそれほど発展する必要がない、故に ○○bit CPUは出てこない、と主張してて、それもそれで一理あると自分は思ってしまったっけ…。まさかCPUで扱えるビット数が増えた上に専用チップ相当まで全部ツッコんでくる展開になるとは…。

未来って、予測がつかない…。

*1: いやまあ、それでも波形を圧縮して使う場合が多いけど。しかしソレだって昔のハード上ではリアルタイムに圧縮とか無理だったわけで。と言っても、大学生の頃にはX68Kとかあったし、音質はともかくADPCMも使えてた・リアルタイムで圧縮展開できてたっけ。アレは留守番電話用のチップでやってたらしいけど、つまり既に電話関係では普及してたわけだから、何をもって「一般に普及」と捉えるべきか、という問題が。

以上です。

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