mieki256's diary



2014/08/28(木) [n年前の日記]

#1 [zatta] Markdownのメリット

「どうしてMarkdownばかりチヤホヤされるのか」と疑問を呈する人をたまに見かけるのですが。その度に、なんだかちょっとモヤモヤするのです。

Markdownって、見た目からして、他の記法とは異質だと思うのだけど…。考案した際の意識したポイントが全然違うのだろうなー、ぐらいのことは一目見ただけで分かりそうなものだけど、見ても分からないなんて、そこが分からない。

Markdownの最大のメリットは、説明されなくても見ただけで元文書の文書構造が分かること。「パッと見」を強く意識した記法。その代り機能(?)は少ない・最低限の仕様しか決めてない。機能面だけ見たら最弱の記法かもしれない。

他の記法は、機能数を増やすことばかり優先して、結果、意味不明な記号や、省略しすぎたコマンドを、無頓着に増やしてしまった。パッと見では呪文の羅列にしか見えないし、説明されても覚えきれないし、そもそもどうしてその記号・コマンドなのか考案者の思考が読めないし。プログラマーが陥りやすいダメ発想で作られたものばかり。プログラマー相手ならそれでも構わんけど、誰にでもオススメできる記法ではないなー、と。

何にせよ、「見た目」と「機能数」という2つの視点で眺めれば、Markdown の異質さが分かるのではないかと想像するのですが。発想・向きからして、他の記法とは違うと思うのだけどなー。

余談。Markdownの「見出し」について。 :

Markdown の「見出し」について、
# 見出し1

## 見出し2
てな書き方を紹介する場面を見かけるのですが。

アレって Markdownのメリットが分かってない人の解説じゃないかなと個人的には思っていたり。

本来、まずは、以下の書き方から紹介すべきだよなと。
見出し1
=========

見出し2
---------
もちろん、
  • フォーマットとしては「# 〜」も使えるから、説明として完全に間違ってるわけではないし。
  • 「### 見出し3」「#### 見出し4」まで説明することを考えると、「# 〜」で説明するほうが一貫していて良い。
  • 「# 〜」のほうが「打ち込みやすい」
と、実にプログラマー的発想で、うっかり安易に考えちゃうのも分かるのだけど。

しかし、Markdownの存在意義(?)からすると、
  • 「パッと見で分かりやすいほうを選ぶべし」
  • 「書きやすさより読みやすさを大切に」
てなところがあるわけで。故に自分は、
  • 「# 〜」「## 〜」の書き方は、あくまで“副”じゃないか?
  • 「====」「----」を併用した書き方が“主”だろう…。
ではないかと思ってるわけでして。 *1

「パッと見で読みやすい・分かりやすい」「説明されなくてもぼんやり分かっちゃう」という視点で考案された記法が Markdown だし、そこを無視してしまうなら、機能数が少ない Markdown をあえて選ぶ意味ってあるのかなと。

てなことを考えてしまうので、「# 〜」「## 〜」だけを説明しているページには、「違うんだよなあ…分かってねえなあ…」とモヤモヤしちゃうのでした。

なんだかコレ、 _「自転車置き場の議論」 レベルの話のような気もします。

*1: ここで、「俺は『# 〜』のほうが分かりやすい」と言い出しちゃう人は、記法の良し悪しを語れるだけの正常な感覚を失ってる。「『# 〜』『## 〜』は見出しを示すのだ」と説明された人なら分かるけど、説明されてない人にはそんなの分かりませんよ。Markdown のメリットは、説明されてない人でもパッと見で文書構造が分かること。そのメリットを殺してしまう説明や書き方を推奨するなんて、Markdownと他の記法の最大の違いがそもそも分かってないのでは? てなもんで。

以上です。

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