mieki256's diary



2013/04/03(水) [n年前の日記]

#1 [zatta] じゃがいもの毒と小学校

芽の出たじゃがいもには毒がある、という常識レベルの話があるわけだけど、どの程度根っこを削れば食えそうなのかが気になって調べたり。しかし、その途中で気になる話を見かけてしまったりして。

今現在はどうなのか知らないけれど。数年前まで、全国各地のどこかしらの小学校で、児童が栽培したじゃがいもを調理実習で食べて、児童数十人単位で食中毒を起こして病院送りになっている、という事故がほとんど毎年のレベルで起きていたそうで。

妙な話だな、と。

全国各地で起きているということは、おそらく県単位より、もっと上のレベルから、「じゃがいもを栽培する授業を行うべし」というお達しが出ていたのだろうと想像するわけだけど。

しかし、食中毒が起きたわけだから、少なくとも現場で教えている先生方には、じゃがいもに毒があるという常識すらもってない可能性が高そうだなと。

だが、それでも、通常なら再発防止のため、「こういうじゃがいもには気をつけろ」「じゃがいもは毒があることもあると児童に教育すべし」と、上から注意事項を知らされて、事故は減ってしかるべき、なのだけど。

ところが、相変わらず、小学校内で食中毒が発生している。ということは。

これは想像だけど。指示を出した上の連中は、そもそも事故が多発していることを全然把握してないのではないか。指示を出してそれっきり。結果を全く検証してない。把握してたら、その後の事故は減るはず。事故防止のために何かしらのアクションを起こして、その効果が表れるはず。しかし、再発してるわけだから…。

どうも、「こういう内容で授業を行え」「こういうスケジュールで指導せよ」というその元々の内容が、事故を多発させるような無茶苦茶な内容なのではないかという気もする。おそらく農家の人が目にしたら、「お前さん…これじゃ毒じゃがいも作ってるも同然だべや!」と仰天する内容だったりしないか。

芽が出てしまったじゃがいもに限らず、生育が不十分なじゃがいもにも毒があるわけだけど。天候不順等が理由で十分に育ってくれない年や地域も当然あるはずで。しかし、そこで、「こういうスケジュールで指導すべし」という上からの指示をひたすら優先して、収穫・調理して児童に食べさせたら、そりゃ食中毒も頻発するだろうと思えたりもするわけで。

さて。この件の戦犯は、一体誰なのだろう…。

ちなみに、農林水産省のサイトには、 _じゃがいも には _毒がある_紹介している ページもあるわけで。

では、文部科学省はどうか。一応数年前に注意を促す文書をネット上で公開してるようではあるけど、それまではノータッチだったのだろうか。それともアクションは起こしてたのだろうか。

縦割り行政が原因で、児童が病院送りになってる(なってた)のかなあ、と邪推したりもして。もしそうだったら、なんだか嫌な感じ。

まあ、今はどうなってるのかわからない話なのでアレなんですけど。

#2 [digital] まだミラー固定部分を試作中

洗濯バサミで三脚に固定する方法を思いついたので実験中。親父さんに頼んで、工具箱の中から使えそうなネジやナットをいくつか発掘。これで固定できないかと試行錯誤。

プラスチックと木材を固定できる接着剤があればいいのだけど、手元には無く。もっとも、プラスチックにも色々種類があるはずだから、万能な接着剤は無さそうな気もするけれど。

そういえば大昔、クリップと金属の棒を一緒にした釣り道具があったような気もする。竿を立てる棒をクリップで挟んで高さ調整できますよ、みたいな道具で。そういうのって、今でも売ってるだろうか…。

#3 [anime][movie] 「カールじいさんの空飛ぶ家」を視聴

TVで流れてたので見てみたり。

参りました。PIXARには敵わん。

冒頭、主人公と奥さんのソレを見ているだけでグッと来てしまったり。こういうことがあったよと、1カットずつ見せてるだけなのだけど。こういう見せ方、自分は弱いです。

昔、たしか「うしおととら」の漫画家さんが、たぶんあまり売れてない時期にカット集を描いてたのだけど。そのカット集でも似たような見せ方をしていて、学生時代の自分は「この人スゲエ! 絵は雑で汚くて肝心のカット集としてはさっぱり使えないけど、たかがカット集でこんな見せ方を! 天才じゃないのか!?」と感心してしまったことがあって。まあ、その頃から、ああいう見せ方は好きなのです、ということなんですけど。

空を飛び始める際に、水道管が千切れたり、車にぶつかって盗難防止ブザーが鳴ったりする描写が入って感心。荒唐無稽なトンデモ設定なのに、それが実際に行われたらどういう状態になりそうか、真面目に考え細かい描写を織り込みリアリティを付加する、その姿勢に感銘を。大きな嘘をつくために小さなホントを積み重ねる、みたいなソレを手を抜かずにやってるあたりに好感を持ってしまうわけで。

しかし、あの冒険家はどうなったんだろう…。そこだけが気になる。直接は見せてないけど、アレはいいんだろうか…。

見ている間、「という夢だったのさ」オチになるんじゃないかとずっとヒヤヒヤしたりもして。老人ホームの椅子に座っている、あるいは病院のベッドでカールじいさんが見ていた夢だったのです、とか。そのくらい、おとぎ話としてよく出来ている印象。…や、その手の夢オチは押井作品だけでいいです。ディズニーやピクサーがやらないでくれ、最後までおとぎ話として描き切ってくれ、みたいなことを思ったり。

以上、1 日分です。

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