mieki256's diary



2008/11/15() [n年前の日記]

#1 [web] 「w」の連打表現についてなんとなく考察

「wwwwwww」の表現をネット上で見かけるたびに「これ、もはや日本語じゃないよなあ」「日本人が使うべき言葉ではないのでは」などと思ってしまったりもするのだけど。考えてみれば、日本で生まれて、日本で育った、生粋の日本人だからこそ、日本語を破壊していくことに躊躇しないのかな、という感もあったりするわけで。となると、不用意に肯定否定はできないのかもしれないなと。

よくよく注意してみると、面白い表現だと思う。ある種、感情の数値化、あるいは文字による感情のグラフ化だと思うわけで。ほんのちょっと笑った時は「w」。めちゃくちゃ笑った時は「www〜www」。数が多ければ多いほど激しく笑えたことを示している。

まあ、「へえ」ボタンと似た何かを感じなくもない。たとえば、TVゲームの中では、体力だの魔力だの親密度を数値で表現するけど。なんとなくソレに似ている気もする。そのあたりを考えていくと、今までの日本語表現は、感情の強さを示すことにアバウトすぎたのではないか、とすら思えてきたり。いや、そうではないな。今までの日本語表現は、感情の「強さ」ではなく「種類」を示すことに注力してきた、と言えるのかもしれない。

「w」連打表現が感情の数値化であるならば、「w」=「笑い」以外の表現が生まれてきてもおかしくないように思える。たとえば、「どれだけ嬉しいか」「どれだけ怒っているか」「どれだか哀しいか」といった連打表現があっても不自然ではないのではないか。

しかし今のところ、そういった他感情の別表現を目にしたことがなかったりする。「w」は「warai」の省略から生まれてきた、という説をどこかで読んだ記憶があるけど。他感情にはそういった経緯がないから、それらの数値化表現に使える記号文字が未だに生まれてきていない、ということなんだろうか。…誰か試しに作って流行らせてみませんか。嘘。

などと若干肯定的な考えになりつつも。「w」だけがずらずらと書かれていると、見ていてちとうっとおしい。目がチカチカする。wx24とかwx256とかwx65536とかそういった表現ではダメなのだろうか。…あ、それだと「グラフ」にならないのか。うーむ。

以上です。

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