mieki256's diary



2006/11/09(木) [n年前の日記]

#3 [tv] のだめカンタービレ、ドラマ版。Sオケ初公演の回を見た

盛り上げ方が上手いなぁ。漫画と違って、音楽を使えるのは強いな、などと感心もしたり。一番盛り上がる場面で、壮大なオーケストラ曲が流れ、しかもそれが本編内容と一致してるわけで。これは強いわ。これで盛り上げられなかったら、演出家の資質が問われてしまいそう。

DVシーンのまとめが披露されたのがありがたかったり。 :

10回ぐらいコマ送りで再生してしまった…。絶妙のタイミングで人形を使ってるあたりが上手い。感心した。

ドラマにおいて人形を使うシーンと言うと、大体が、断崖絶壁から飛び降りる人とか、そういうものに使われてしまうわけだけど。じっくりと長い時間、骨の無い、不自然にぶらぶらする手足を映してしまって、「ああー、いかにも人形ですなぁ」と判ってしまって興醒めしてしまうのが常で。

が、この作品は、極めて短い一瞬、前後のカットとそれなりに連続性を持たせて人形と差し替えているので、初見ではまず気づかないだろうと。モンタージュ技法の巧みな活用がそこに見られるわけで、実に上手いとしか言いようがない。 *1

こういうのを見ちゃうと、例えば、特撮ヒーロー番組でも、もっと工夫のしようがあるような気もしてくる。バカ正直に、スーツアクターさんに苦行を要求したりせず、もっと強烈な、それでいて事故も起きない、そんな映像を作れそうな。…などと、いかにも素人臭いことを思ったりもして。 *2

よくよく考えてみると、「殴る」「蹴る」のためにわざわざ人形が用意されてる時点で、異常なドラマだよなぁ。なんだ、この作品…。<褒めてます。

アニメシーン。 :

それなりに気合い入ってるなぁ…。ただ、もっとチープ感が欲しかったような気もしたり。いや、難しいよな、そのへん。

*1: ただ、肌の色が異なってるシーンもあって、そこは杜撰だなと思ったりもして。色の違いは大きい。パッと見でも判ってしまう。逆に言えば、色さえ一致してれば後は動きの激しさでどうにでもできそうだなと。また、今回の演出家はコマ数(?)を弄る手法にあまり気を配ってないようで。役者を飛ばすカットと人形を飛ばすカットで速度が違ってしまったり、役者に対してモノを当てるカットをベタッとした速度で流してしまったり等、なんだかもったいないところもあったり。…調整する時間が無かったのか、それとも逆に、わざとらしさを見せたいと思ったのだろうか。
*2: つーか特撮ヒーロー畑だったら破壊専用の人形を開発してもいいような気もするんだがそこはやっぱりスケジュールと予算が問題なのだろうか。…まあ、そのへん、CGに期待、なのかな。ウルトラマンシリーズなどは、そんな感じになってきてるし。

以上です。

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