mieki256's diary



2006/07/21(金) [n年前の日記]

#2 [tv] 「ハウルの動く城」を見た

「ゲド戦記」の宣伝も兼ねてるのか、TVで流れたので見てみたり。

作画やCGで圧倒された。よくまあここまで作りこむなぁ。

話・展開については、変なクスリでもやってるのかと不安になるぐらいにアレだなと。

ヒロインとハウルの声が不安だったけど。想像してたほどアレではなかった。むしろ感心。お婆さんから少女へと声がシームレスに変化する場面があったりするあたり、実力(?)を持った人が必要になるわなと。とはいえ、少女の声についてはちと厳しい感も。起用が成功だったかどうかは疑問が残る。…例えば、野沢雅子さんクラスの声優さんであれば、見事にこなしたかもしれない、と思ったけど声質が合わないだろうしなぁ。

全然関係ないけど。茶の間で、親父さん、お袋さんと一緒に見てたのだけど。お袋さんは、途中で居眠りを始めてしまいました。

_「ハウルの動く城」についての考察 :

_ハウルの動く城 FAQ集
_◆覇王の書斎◆ - ハウルの動く城(2回目)と原作読了

なるほど、そういうことだったのか…。設定が判ったことで、ある程度すっきり。

原作についての解説を読んでいて、なんとなく『犬夜叉』が脳裏に浮かんだり。

_物語の定型を壊すという挑戦 :

―― 一方で、かつての宮崎作品のような明解な起承転結や、物語としての細かな整合性などは意図的に壊しているように感じました。

鈴木 そういう傾向が強くなっているのは、「紅の豚」(1992年)以降ですね。いくつか理由があると思いますが、一つは、いわゆる起承転結で物語を見せていくことについてはやり尽くしたということ。作家として起承転結ではアドレナリンが出なくなったんです。さらに、最近、映画を観る環境が変わってきていることも気にしていました。ビデオやDVDの普及によって月に何本も観る人が多くなったことで、ストーリー展開のパターンについてお客さんがよく知っている。

―― 決められたルールの上で「安心」して観る習慣がついてしまった。

鈴木 そうなると、逆に次に何が起こるか分からないものを作りたくなる。これは宣伝展開にも言えることで、今はクライマックス場面をCMで事前に知っていて、鑑賞がただの確認になっている。

姿を現し出した「ハウル」 鈴木敏夫プロデューサーに聞く より

鈴木 まず、物語の定型を壊すという挑戦を支持したいと思いました。それは、やり尽くした者だけができる特権でもあるからです。ただ、公開前にあえて言いたいことがあるとすれば、若いクリエーターは、この方法を安易に真似するなということです。起承転結をできる人がやるから面白いんであって、できない人がやっても単に「わけの分からないもの」にしかなりません。これは強く言いたいですね。

姿を現し出した「ハウル」 鈴木敏夫プロデューサーに聞く より

なるほど。

以上です。

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