mieki256's diary



2003/10/29(水) [n年前の日記]

#4 白虎隊は美しくない

NHKの「その時歴史が動いた」で、会津の白虎隊のエピソードが流れてた。

放映内容からすると、ひょっとして指揮官は、最初から終わりまで少年達を戦闘に参加させるつもりがなかったのではないかと思ったりもして。まともな思考ができる大人であれば、彼等の存在が何ら戦力にならない事も、戦闘で命を落としても状況的に只の犬死でしかない事も判ってただろうし。しかし思いの他、彼等に対して行われた「忠義心」なる洗脳教育の効果は大きく、結果彼等は指揮官の助言も聞き入れず、しかも最後にトホホな勘違いをして自滅していったと。

ゲストの黒鉄ヒロシが「美」という言葉を使ってたけど、「醜」や「愚」のほうがしっくりくると思った。ナレーションにあった「生と死の分岐点」は、えてして彼等が客観的・合理的判断力を取り戻せるかどうか *1 のポイントなのだけど、彼等がそれらポイントでひたすら非合理的な選択をしていったが故の結果なわけで。ああいった馬鹿げた行動・思考を美談と称してしまう人達がこの世界に存在するのだな。アホらしいのを通り越して恐ろしさすら感じる。

城を守る為に城下に火を放ったエピソードにも呆れる。江戸の将軍様が城下での戦闘を避ける為に無血開城してみせたのに比べると、会津の殿様や家臣連中はレベルが低い。民を統べる者のなすべき行動としては「恥」とすら言えるのでは。 *2 ていうかトップが変なプライド・間違ったプライドを持っちゃうと下々の者はかなり大迷惑、という話かも。「忠義」という単なる手法・手段を守る事にプライドを持つのではなく、民の生活を維持する事にプライドを持ってくれてたらなぁ。…時代・国民性からして無理か。
*1: そもそも彼等に合理的思考があったかどうか怪しいけど。「什の誓い」の「ならぬものはならぬ」で思考停止状態に陥ってしまった人間の集まりだからなぁ>会津の人間。
*2: といっても、将軍様や周囲の人間が時代に似合わない合理的思考の持ち主だった…当時としては将軍様がイリーガルというか、優秀過ぎたという話だろうけど。

以上です。

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