mieki256's diary



2024/08/12(月) [n年前の日記]

#1 [opentoonz] 色の塗り分け線の種類について調べてた

アニメ制作ソフト OpenToonz で影の塗り分け線の扱いについて調べていた際、塗り分け線(色トレス線)に使う色の種類が気になった。アニメの原画や動画を見ると、主線の黒以外に、赤や青の線が描かれていたりするけれど、アレって種類が決まっていたりするのだろうか…?

ググってみたら、一応ざっくりと決まっていたらしい。もっとも、アニメスタジオ毎にルールが違うらしいけど…。
赤(の線)ハイライトの塗り分け線(色トレス線)
青(の線)影(1号影)の塗り分け線(色トレス線)
緑 or 黄緑(の線)2号影(1号影より暗い影)、その他の塗り分け線(色トレス線)
黄色(の塗り)ハイライト部分を示す塗り
水色(の塗り)影(1号影)部分を示す塗り
ピンク、紫、その他色々(の塗り)2号影、その他の部分を示す塗り

緑の線は、定義(?)が揺れていて…。「緑の線は2号影」と断言してるページもあれば、「緑の線はハイライトと影以外のアレコレ」と説明してるページもあった。そのあたり、スタジオ毎に違うルールなのかも。

さておき。昨日アップロードした画像は、影を赤い線で描いてしまったけれど、それは間違いだったらしい…。影だから、本当は青い線で描かないといけなかったのだな…。

個人製作なら気にしなくていい :

ググっていたら、「個人製作の場合、この手のルールは気にしなくていい」「塗りたい色を色トレス線として使ってもいいのでは? そうすれば後から色トレス線をどうやって消すか悩まずに済む」という意見も見かけた。

たしかに、集団制作の場合は線を描く人と色を塗る人が分かれているから、「この色の線はこういう意味の線ですよ」と決めておかないとトラブルが起きてしまうけど。自分一人で作業する分には、自分さえ分かってさえいれば何色を使ってもいいよな…。

そもそも、赤、青、緑しか塗り分け線に使えないのは、日本のアニメ業界に普及してしまった TraceMan? PaintMan? というアニメ制作ソフトの制限だそうで。どうしてその色になったのかと言えば、紙と鉛筆で作画していた時代に、そういった色鉛筆しか入手できなかったせいなのだろう、とも思えるし…。

PCを使って、かつ、今時のソフトで作業するなら、入手可能な色鉛筆がどうのこうの、なんて制約は無いはずなので、自分の好きな色で作業しちゃっていいよなと…。でもまあ、赤、青、緑は、線がハッキリ見えやすいメリットもあるか…。 *1

参考ページ :


*1: もちろん分業するなら既に存在するルールに従っておくほうが無難だろうけど。

以上です。

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