2024/02/19(月) [n年前の日記]
#1 [linux] 200円PCケース機のメンテナンス中。その2
_昨日
に続いて、200円PCケース機を ―― M/B : MSI K8MM-V のPCのメンテナンスをしている。Ubuntu Linux 22.04 LTS や Debian Linux 12 をインストールしてもデスクトップ画面が表示されない問題で悩んでた。
◎ VIAビデオチップ搭載M/BはDebian 11までにとどめておいたほうがいいのかも :
MSI K8MM-V は、VIAの統合ビデオチップ S3 UniChome Pro が載っている。めっちゃ古い。
Ubuntu Linux 22.04 LTS は昔のハードを切り捨てているのではないかと疑って、Debian Linux 12 (debian-12.5.0-amd64-netinst.iso) をインストールしてみたけれど、そちらもデスクトップ画面が出てこない。正確には、xserver-xorg-video-openchrome をインストールしてしまうと、デスクトップマネージャ lightdm も gdm3 も表示できない状態になって、そこから先のデスクトップ画面も当然出てこない。xserver-xorg-video-openchrome を入れなければ640x480の解像度で表示される。でも、解像度は変更できない。
ググっているうちに、Debian 12 をベースにしている antiX 23 でもデスクトップ画面が出ないという事例を見かけた。その中で、「Debian 12はVIAのビデオチップ群を切り捨てた/サポート対象外にしたとしか思えない」との推測を目にした。もしそうならば、Debian 12以外を試してみれば何か分かるだろうか。
_antiX-23 installation image boot problem
試しに、KNOPPIX 9.1 をUSBメモリから起動したところ、そちらはデスクトップ画面が表示された。
KNOPPIX 9.1 は Debian 11 bullseye をベースにしているディストリビューション。つまり、Debian 12 はダメでも、Debian 11 なら画面が出る可能性が高い…? Debian 11 x64 (amd64) をインストールすれば状況が変わる?
_Index of /cdimage/archive
debian-11.9.0-amd64-netinst.iso (389MB) を入手して、Rufus 4.4 Portable で8GBのUSBメモリに書き込み。USBメモリから起動してインストール。
Debian 11 (Kernel: 5.10.0-28-amd64) なら、xserver-xorg-video-openchrome 1:0.6.0-4 をインストールしても、画面が出るし、解像度も選べる。
どうやら、Debian 12 からVIAのビデオチップ群がサポート対象外になったというのは本当らしい…。VIAのビデオチップが載ってるM/Bでは、Debian 11 が、最後に動かせるOSということになるのだろうか…?
いやまあ、詳しい人なら適切な設定をして問題を回避できるのかもしれないけれど、少なくとも今までのように、OSをインストールすればすぐに画面が出る状況ではないようだなと…。
Ubuntu Linux 22.04 LTS は昔のハードを切り捨てているのではないかと疑って、Debian Linux 12 (debian-12.5.0-amd64-netinst.iso) をインストールしてみたけれど、そちらもデスクトップ画面が出てこない。正確には、xserver-xorg-video-openchrome をインストールしてしまうと、デスクトップマネージャ lightdm も gdm3 も表示できない状態になって、そこから先のデスクトップ画面も当然出てこない。xserver-xorg-video-openchrome を入れなければ640x480の解像度で表示される。でも、解像度は変更できない。
ググっているうちに、Debian 12 をベースにしている antiX 23 でもデスクトップ画面が出ないという事例を見かけた。その中で、「Debian 12はVIAのビデオチップ群を切り捨てた/サポート対象外にしたとしか思えない」との推測を目にした。もしそうならば、Debian 12以外を試してみれば何か分かるだろうか。
_antiX-23 installation image boot problem
試しに、KNOPPIX 9.1 をUSBメモリから起動したところ、そちらはデスクトップ画面が表示された。
KNOPPIX 9.1 は Debian 11 bullseye をベースにしているディストリビューション。つまり、Debian 12 はダメでも、Debian 11 なら画面が出る可能性が高い…? Debian 11 x64 (amd64) をインストールすれば状況が変わる?
_Index of /cdimage/archive
debian-11.9.0-amd64-netinst.iso (389MB) を入手して、Rufus 4.4 Portable で8GBのUSBメモリに書き込み。USBメモリから起動してインストール。
Debian 11 (Kernel: 5.10.0-28-amd64) なら、xserver-xorg-video-openchrome 1:0.6.0-4 をインストールしても、画面が出るし、解像度も選べる。
どうやら、Debian 12 からVIAのビデオチップ群がサポート対象外になったというのは本当らしい…。VIAのビデオチップが載ってるM/Bでは、Debian 11 が、最後に動かせるOSということになるのだろうか…?
いやまあ、詳しい人なら適切な設定をして問題を回避できるのかもしれないけれど、少なくとも今までのように、OSをインストールすればすぐに画面が出る状況ではないようだなと…。
◎ VIAビデオチップ使用時の各種設定 :
VIAのビデオチップ利用時、試せる設定がいくつかあるらしいのでメモ。
_Via Technologies - ArchWiki
_Via Technologies - ArchWiki
_Booting Lubuntu/Ubuntu from USB on an HP 2133 Netbook results in weird screen
_Via Technologies - ArchWiki
_Via Technologies - ArchWiki
_Booting Lubuntu/Ubuntu from USB on an HP 2133 Netbook results in weird screen
◎ tightvncserverをインストール :
VNCを使いたくて tigervnc-standalone-server (1.11.0+dfsg-2+deb11u1) をインストール(sudo apt install tigervnc-standalone-server)したけれど、利用しようとすると segmentation fault が発生してしまう。
tigervnc-standalone-server をアンインストール(sudo apt purge tigervnc-standalone-server)して、tightvncserver (1:1.3.10-3) をインストールしたところ、まだそちらのほうが安定して動いてくれた。一般的には、tightvnc のほうが不安定で、tigervnc のほうがまだ安定しているという評を多く見かけたのだけど…。もしかすると VIAビデオチップを使っているので、OpenGLを使うという tigervnc は問題が起きやすいのだろうか。
ちなみに、tigervnc も、tightvnc も、インストールすると vncserver というコマンドが使えるようになった。
tigervnc をインストールした際は、vncserver を実行しても ~/.vnc/xstartup を用意してくれなかったけど、tightvnc なら ~/.vnc/xstartup を用意してくれた。
tigervnc-standalone-server をアンインストール(sudo apt purge tigervnc-standalone-server)して、tightvncserver (1:1.3.10-3) をインストールしたところ、まだそちらのほうが安定して動いてくれた。一般的には、tightvnc のほうが不安定で、tigervnc のほうがまだ安定しているという評を多く見かけたのだけど…。もしかすると VIAビデオチップを使っているので、OpenGLを使うという tigervnc は問題が起きやすいのだろうか。
ちなみに、tigervnc も、tightvnc も、インストールすると vncserver というコマンドが使えるようになった。
tigervnc をインストールした際は、vncserver を実行しても ~/.vnc/xstartup を用意してくれなかったけど、tightvnc なら ~/.vnc/xstartup を用意してくれた。
◎ Lightdmが起動しないときの対処 :
_LightDMが正常に起動しない時の対処: カタカナクライマ
_Ubuntu: LightDM Black Screen When Using SSD Workaround ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blog
ビデオドライバが読み込まれる前に lightdm が起動してしまう時もあるらしい。sleep を入れておくと改善する可能性があるとのこと。
_Ubuntu: LightDM Black Screen When Using SSD Workaround ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blog
ビデオドライバが読み込まれる前に lightdm が起動してしまう時もあるらしい。sleep を入れておくと改善する可能性があるとのこと。
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