2023/10/15(日) [n年前の日記]
#1 [prog][windows] CUIファイラー Midnight Commander fo Windowsを試用
CUI(CLI)ファイラー Far Manager関連の情報をググっていたら、Midnight Commander の Windowsバージョンもあると知った。Linux上でたまに使っているソレを Windows上でも利用できるなら便利なのではと思えてきたので試用してみることにした。環境は Windows10 x64 22H2 + ConEmu 200713 {64}。
_Midnight Commander for Windows download | SourceForge.net
_Midnight Commander
一番下にコマンドライン入力欄が常時表示されているので、そこに何かしら打ち込んで実行すれば、コマンドライン上でできることは大体できる。例えば、cd C:\hoge\ と打ち込めば、カレントディレクトリを C:\hoge\ にできるし、mcの表示もそのディレクトリになる。
あらかじめ mc 上で hoge.rb にカーソルを合わせておいてから、コマンドライン入力欄で、「ruby 」と打って、Ctrl + Enter を叩けば、現在カーソルがある位置のファイル名、hoge.rb が挿入されて、「ruby hoge.rb」という記述になる。その状態で Enter を叩けば、ruby で hoge.rb を実行できる。
_Midnight Commander for Windows download | SourceForge.net
_Midnight Commander
◎ インストール :
mcwin32-build228-setup.exe を入手して実行。デフォルトでは C:\Program Files (x86)\ 以下にフォルダを作成してその中にインストールされるように見えた。今回は D:\home\bin\mc\ にインストールしてみることにした。
◎ 起動の仕方 :
インストールしたフォルダにパスが通っている状態なら、DOS窓上で mc と打ち込むだけで起動する。
今回は、インストールしたフォルダをパス(環境変数 PATH)に含めず、mc.bat を書いておいて、mc と打ったら実行できるようにした。
mc.bat
今回は、インストールしたフォルダをパス(環境変数 PATH)に含めず、mc.bat を書いておいて、mc と打ったら実行できるようにした。
mc.bat
@set MCPATH=D:\home\bin\mc @set PATH=%MCPATH%;%PATH% @echo Add Path : %MCPATH% mc.exe %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9一見すると雑な batファイルだけど…。
- mc.exe にパスが通ってない状態で mc と打って実行すると mc.bat が実行されて、その際 PATH の先頭に、Midnight Commander インストールディレクトリが追加(挿入)されて、その直後に mc.exe を実行する。
- 2度目の mc 入力時は、PATH に Midnight Commander インストールディレクトリが追加済みなので、その中の mc.exe が最初から呼ばれて起動する。
- DOS窓を閉じれば PATH も元に戻る。
◎ ショートカットキー :
F10 | 終了 |
F9 | メニュー表示 |
Up / Down / Left/ Right | カーソル移動 |
Home | 一番上にカーソルを移動 |
End | 一番下にカーソルを移動 |
TAB / Ctrl+i | 反対側のペインに移動 |
Enter | ディレクトリの中に入る |
Cirl+o | mcパネル表示とシェル表示を切り替え |
F3 | ビューワ表示。テキストファイルの中身を表示できる。F3で抜ける |
F4 | 簡易エディタ起動。F10で抜ける |
Ctrl+Enter | カーソル位置のファイル名をコマンドライン入力欄に挿入 |
Ctrl+Shift+Enter | カーソル位置のファイル名をパス付でコマンドライン入力欄に挿入 |
Ctrl+x h | 現在開いてるディレクトリをホットリストに登録 |
Ctrl+\ | ホットリストを表示。登録してあるディレクトリに移動できる |
Alt+c | ディレクトリパスを直接入力して移動 |
Alt+t | ファイル一覧表示の種類を変更 |
Ctrl+u | 左右ペインの入替 |
Alt+o | ディレクトリ選択中なら反対側のペインに内容を表示 |
Ins / Ctrl+t | ファイル/フォルダをマーク |
\ | マーク全解除 |
一番下にコマンドライン入力欄が常時表示されているので、そこに何かしら打ち込んで実行すれば、コマンドライン上でできることは大体できる。例えば、cd C:\hoge\ と打ち込めば、カレントディレクトリを C:\hoge\ にできるし、mcの表示もそのディレクトリになる。
あらかじめ mc 上で hoge.rb にカーソルを合わせておいてから、コマンドライン入力欄で、「ruby 」と打って、Ctrl + Enter を叩けば、現在カーソルがある位置のファイル名、hoge.rb が挿入されて、「ruby hoge.rb」という記述になる。その状態で Enter を叩けば、ruby で hoge.rb を実行できる。
◎ 問題点その1 :
これは ConEmu + cmd.exe 上で実行しているせいだと思うけれど、ところどころに日本語文字列(全角文字)が入っているせいか、横方向の表示が崩れてしまう…。本来なら縦に一直線になる部分がガタガタしてしまう。ちなみに使用フォントは Meiryoke_Gothic。ただ、フォントを HackGen 等にしても問題は解消しなかった。
Windowsターミナル上で動かしたところ、ConEmu のように横方向の表示が崩れたりはしなかった。その代わり、こっちはこっちで罫線が見えなくなった。表示してるつもりが表示されてないのか、そもそも表示してないのかは分からないけど…。
DOS窓(cmd.exe)上で表示したところ、ちゃんとした表示になった。DOS窓に特化して作られてるっぽいなと…。
Windowsターミナル上で動かしたところ、ConEmu のように横方向の表示が崩れたりはしなかった。その代わり、こっちはこっちで罫線が見えなくなった。表示してるつもりが表示されてないのか、そもそも表示してないのかは分からないけど…。
DOS窓(cmd.exe)上で表示したところ、ちゃんとした表示になった。DOS窓に特化して作られてるっぽいなと…。
◎ 問題点その2 :
Linux上で使う分には各種補完を M-TAB (Alt + TAB)で利用できるらしいのだけど、Windows上で M-TAB を叩くと、Windows自体が機能として持っている、ウインドウ切り替えが呼び出されてしまう。Esc + TAB で代用できないかと思ったけれど、それも無理なようで、単に TAB だけが受け付けられてしまう。Windows + mc で、代わりに使えるキーは無いのだろうか…?
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以上です。