mieki256's diary



2019/03/29(金) [n年前の日記]

#1 [anime] 「夜は短し歩けよ乙女」を視聴

NHK-BSで放送されてたので視聴。森見登美彦氏の小説を原作とする、劇場向けのアニメ作品。

湯浅監督作品だから、おそらく「四畳半神話大系」的なノリかなと想像してたけど、見事に想像通りのノリだった。圧倒的なスピード感、そして酩酊感にクラクラ。

詭弁踊りのダイナミズムに驚愕。スムーズに流れるように嘔吐するシーンで何故か「さすが…」と感動したり。ミュージカルシーンで「自分は一体何を見せられているのか」と大いに困惑。全てが最高だった。素晴らしい。

おそらくは原作の文が独特なのだろうけど、言い回しが実に良いなと…。例えば、「〜でもヒトは生きられるのですね」と言えばいいところで「人類は生きられるのですね」と突然スケールが大きくなったり等々、ちょっとしたやり取りでも、どうしてそんな言い回しを思いつくのかとシビレたり。

本の紙面が光り続けてるカットで気づいたけれど。どうやら現実の風景ではなく、キャラから見た風景・キャラが感じている風景を誇張して描くことを徹底しているように思えて感心したり。後からインタビュー記事を読んでみたら、やはりそういう描写を意識していたらしい。

「夜明け告げるルーのうた」と比べると一般向けではないというか、監督自身も「ルーは一般向け、乙女はマニア向けを意識して作った」とインタビューで語ってたので、万人に薦められるアニメではないのかもしれないけれど。こういうスタイルが好きな人なら、大満足する出来なのだろうなと。もっとも、アニメは嗜好品なので、合わない人には全く合わないとは思うけど。ていうか、「ルー」が一般向けと言われたら「えっ」と思う人も多そうだけど。

#2 [pc] 「小学校プログラミング教育(導入編)『第2回 小学校プログラミング教育の実践』」を視聴

放送大学で放送されてた番組をたまたま視聴。

どうも世間一般では、小学生にガチでプログラミング言語を触らせるのか、みたいな誤解があったりするようだけど。実際は、Scratch 系のビジュアルプログラミング言語を触らせるのが関の山だし、場合によっては一切コンピュータに触らせないで概念だけ教えるのもアリとされている、みたいなあたりを既に実践してる教室の映像を流しながら説明してた。

授業の風景を一応眺めてみたけれど、なんだかつまらなそう…。子供達が嫌々やらされてる感が…。理科の学習内容と重なる形で課題を考えよ、てな枷が文科省から教師に要求されてるようで、その上で指導内容を決めているから、こうなっちゃうのだろうか…。

しかし、別の先生・学校の授業風景を眺めたら、また違う印象に。少人数のクラスで、ロボットを動かして自動運転の雛型を作らせる授業では、子供達がロボットの動作に一喜一憂していて。

課題の内容、与える機材、何より、教師一人あたりが面倒を見る生徒の人数次第で、随分と変わりそうだなと。大人数を前にして先生が一方的に講義する形では、子供の学習意欲をさっぱり引き出せない感じ。子供自身が手を動かしてアレコレ試せないとアレだなと…。

イイ感じで授業をしていた事例は、生徒が制服を来ていたので、おそらくはいいところの坊ちゃん嬢ちゃんが通う小学校っぽいなと。プログラミング教育といっても、学校や先生によって、その内容に差が出てきそうな予感。

コンピュータを使わずに教える事例も紹介していて、なかなか興味深かった。ラーメンの種類を2軸で分類していくことで分解・抽象化を教えて、その上で単位系の分解と抽象化を行わせる、みたいな内容で。更に、Google検索をする時も多軸で分類しておくことが有用と教えていて。たしかにコンピュータを触らせなくてもプログラミング的思考を教えることは可能なのだなと。

プログラミングを通じて教えたい内容をまずは明確にして、その目的を達成するための手段・ツールとしてプログラミングを活用、という理念があるようだけど…。フツーの学校では手段が目的になりそうな不安も。しばらくは試行錯誤が続くのだろうな。

以上、1 日分です。

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