mieki256's diary



2019/01/18(金) [n年前の日記]

#1 [tv] 「トクサツガガガ」実写ドラマ版を視聴

特撮ヒーローオタクのヒロインが、日常内の様々なピンチを特撮ヒーローへの愛で乗り越えていく、「トクサツガガガ」という漫画作品があるのだけど。NHKで実写ドラマ化されたらしいので視聴してみたり。

これは…面白い…。漫画原作のノリを意識した、原作を尊重した作りだなと…。素晴らしい。

TVの中にチラリと映る程度の映像でありながら、特撮ヒーローの背景でセメント爆発を使っていたあたりで唸ってしまった。「昭和の特撮ヒーローと言えばセメント爆発でしょう」てなあたりをよく分かってらっしゃる…。このスタッフ、一体何者なんだ…。

特撮協力に東映の名前があったあたりも気になるなと。どのあたりで、どんな協力をしていたのか…。

何にせよ、これは実に良い出来の実写化だな…。

テキスト情報の活用。 :

本編内の要所要所で、イラスト+テキストを堂々と表示しながら、あるいは手書きのテロップを出しながら状況を説明したりするあたりに感心。漫画でよくある見せ方を、実写ドラマ内でも活用していたなと…。

漫画や小説は文字情報を使って説明できるところが長所の一つではあるけれど。アニメや実写になった際、「テロップを出したら死んじゃう」系の演出家さんが担当しちゃうと、無理して台詞だけで説明しようとして酷い出来になるわけで。しかし、このドラマは ―― 少なくとも1話を担当した演出家さんは違うなと…。映像作品であっても、必要なら文字情報を出すべき派というか、使える道具を全部使って映像作品を作っている、そんな気配を感じたり。

もっとも、考えてみれば、例えばNHKの「歴史ヒストリア」等では、イラスト+テキストで説明したり等しているわけだから…。実写ドラマの枠ばかり意識しないで、他の番組も注意を払って眺めていれば、そういう見せ方もアリと気付きそうではあるのかな…。

でもまあ、コミカルな内容の企画なので、そのあたり自由度が高い、というのもあるのだろうな…。

2019/01/26追記。 :

ググってみたら、戦隊シリーズや牙狼シリーズに助監督として参加していた女性監督さんが、このドラマにも助監督として参加していたらしい。戦隊シリーズに惚れてしまって業界を目指したという、ドラマの主人公とかなりシンクロする監督さんで…。それで細部が本格的なのだなと納得。

レインボー造型企画がスーツ制作に関わってるらしいし、スーツの中の人は岡元次郎さんだったりするし、道理で架空のヒーローキャラなのに本物にしか見えないわけで…。本物作ってた人達が参加しているのだもの…。限りなく本物…。

以上です。

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