2018/11/03(土) [n年前の日記]
#1 [tic80] Raspberry Pi Zero W上でTIC-80を動かしてみたけれど
Raspberry Pi Zero W + Raspbian stretch 上で、TIC-80 を動かそうと試みたり。
今現在 github にある TIC-80 の版は、ビルドするのに cmake 3.9 以上が必要だけど、Raspberry Pi Zero W 上で cmake をビルドするのに時間がかかり過ぎるので…。make を使ってビルドする、TIC-80 0.70.6 をダウンロードしてビルドすることにした。
今現在 github にある TIC-80 の版は、ビルドするのに cmake 3.9 以上が必要だけど、Raspberry Pi Zero W 上で cmake をビルドするのに時間がかかり過ぎるので…。make を使ってビルドする、TIC-80 0.70.6 をダウンロードしてビルドすることにした。
◎ ビルド手順のメモ。 :
以下を参考にして作業。
_Build instructions - nesbox/TIC-80 Wiki
_Compilation on Raspberry Pi B+ fails on LTO - Issue #389 - nesbox/TIC-80
_Installation de TIC-80 - Framboise Pi
端末を開いて、以下を打ち込んでいった。
git に、「--branch v0.70.6」を指定することで、v0.70.6 とタグがつけられてる版を github からダウンロードできる。
./build.sh を実行すると、「どの版を作りたいのだ?」と尋ねてきたので、2番の linux を選択。
数時間ビルドして、途中でエラーが出てきた。以下を参考にして、Makefile を修正。
_Installation de TIC-80 - Framboise Pi
bin/ 以下に、tic80 という実行ファイルができているので、パスの通っているところにコピー。自分の場合は、~/bin/ にパスを通してあるので、
_Build instructions - nesbox/TIC-80 Wiki
_Compilation on Raspberry Pi B+ fails on LTO - Issue #389 - nesbox/TIC-80
_Installation de TIC-80 - Framboise Pi
端末を開いて、以下を打ち込んでいった。
sudo apt-get update sudo apt-get dist-upgrade sudo apt-get install git build-essential libgtk-3-dev libsdl2-dev zlib1g-dev sudo apt-get install libgif-dev sudo apt-get install liblua5.3-dev git clone --recursive --branch v0.70.6 https://github.com/nesbox/TIC-80 cd TIC-80 ./build.sh
git に、「--branch v0.70.6」を指定することで、v0.70.6 とタグがつけられてる版を github からダウンロードできる。
./build.sh を実行すると、「どの版を作りたいのだ?」と尋ねてきたので、2番の linux を選択。
数時間ビルドして、途中でエラーが出てきた。以下を参考にして、Makefile を修正。
_Installation de TIC-80 - Framboise Pi
vi Makefile
LINUX_LIBS= \ -L/opt/vc/lib \ $(GTK_LIBS) \
LINUX_LINKER_FLAGS= \ -lbcm_host \ -llua \
- LINUX_LIBS に、-L/opt/vc/lib \ を挿入。
- LINUX_LINKER_FLAGS に、-lbcm_host \ を挿入。
bin/ 以下に、tic80 という実行ファイルができているので、パスの通っているところにコピー。自分の場合は、~/bin/ にパスを通してあるので、
cp bin/tic80 ~/binだったかな…。
◎ 動作確認。 :
Raspberry Pi Zero W + Raspbian stretch、かつ、GL Driver を無効にしてある状態で、端末から tic80 を実行してみた。
初期化処理っぽいオレンジ色の線が画面に出てくるまで、数分かかった…。しかも、入力待ちの画面になってくれない…。
おそらくだけど、TIC-80 は、画面描画が60FPSで更新できることを前提にして起動時の処理を書いていて…。しかしこの場合、画面更新が1〜2秒で1回更新、みたいな速度だから、ひたすら待たされるのではないか。
仕方ないのでウインドウを閉じた。
GL Driver を有効にして試してみる。Raspberry Pi Zero W 上での、GL Driver の有効化は、昔試した。
_mieki256's diary - Raspberry Pi Zero WでOpenGLが使えそうかテスト
この状態なら、tic80 を実行しても、すぐに入力待ち画面になった。しかし、起動音が、何か妙な聞こえ方…。更に、run と打って Hello World 相当を動かしてみたけれど、カーソルキーでスプライトを動かすと明らかに処理落ちしてる雰囲気。
どうやら、Raspberry Pi Zero W + Raspbian stretch 上において、TIC-80 は処理が重過ぎてまともに使えないっぽいなと。これが love2d なら、Raspberry Pi Zero W上でも、そこそこの速度で動くのだけどな…。
CPUコアを4つ積んでる Raspberry Pi3 あたりで動かすとどうなるのかは、ちょっと気になるところ。
初期化処理っぽいオレンジ色の線が画面に出てくるまで、数分かかった…。しかも、入力待ちの画面になってくれない…。
おそらくだけど、TIC-80 は、画面描画が60FPSで更新できることを前提にして起動時の処理を書いていて…。しかしこの場合、画面更新が1〜2秒で1回更新、みたいな速度だから、ひたすら待たされるのではないか。
仕方ないのでウインドウを閉じた。
GL Driver を有効にして試してみる。Raspberry Pi Zero W 上での、GL Driver の有効化は、昔試した。
_mieki256's diary - Raspberry Pi Zero WでOpenGLが使えそうかテスト
この状態なら、tic80 を実行しても、すぐに入力待ち画面になった。しかし、起動音が、何か妙な聞こえ方…。更に、run と打って Hello World 相当を動かしてみたけれど、カーソルキーでスプライトを動かすと明らかに処理落ちしてる雰囲気。
どうやら、Raspberry Pi Zero W + Raspbian stretch 上において、TIC-80 は処理が重過ぎてまともに使えないっぽいなと。これが love2d なら、Raspberry Pi Zero W上でも、そこそこの速度で動くのだけどな…。
CPUコアを4つ積んでる Raspberry Pi3 あたりで動かすとどうなるのかは、ちょっと気になるところ。
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以上です。