2018/03/26(月) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] Inkscape 0.92.3 x64を試用
Inkscape 0.92.3 が公開されたので試用してみたり。環境は Windows10 x64。
_Download Inkscape 0.92.3 | Inkscape を眺めると、「fontconfigの新しい版を使ったから Windows上での起動が速くなったぜ!」と書いてあった。たしかに、なんだか速くなっている気がする。
ちなみに、fontconfig のキャッシュは、
_Download Inkscape 0.92.3 | Inkscape を眺めると、「fontconfigの新しい版を使ったから Windows上での起動が速くなったぜ!」と書いてあった。たしかに、なんだか速くなっている気がする。
ちなみに、fontconfig のキャッシュは、
C:\Users\USERNAME\AppData\Local\fontconfig\にあるので、調子が悪い時は該当フォルダを削除してから Inkscape を実行してみると改善する可能性もありそうな。初回起動時はキャッシュを作るはずだから時間がかかるけど、2回目からはキャッシュを読んで起動が速くなる…のではないかと。たぶん。
◎ フィルタがなんだか妙な感じ。 :
フィルタ → 光と影 → 影を落とす、を実行してみたら、オフセット値と見た目がなんだか一致してないような感じがしたり。影が領域外に出ちゃって切り取られてしまっている…。
Inkscape 0.91 Portable x86 を動かして確認してみたら、0.92.3 は、やはり以前と結果が違っているような。
_Inkscape 0.92.2 Portable x86 をDL・インストールして確認してみたら、0.92.3 と同様の妙な結果になった。最近の版はバグってるみたいだな…。
_Bug #1690324 “Drop Shadow Blurs Edge of Rectangle” : Bugs : Inkscape
2017/05頃に報告されてるけど誰も気づいてないっぽい。
_Bug #1323047 “Filter effect is clipped because the filter boundi...” : Bugs : Inkscape
フィルタエディタを開いて範囲を変更すれば、一応はクリッピングされずに済む状態にできるようではあるなと…。
Inkscape 0.91 Portable x86 を動かして確認してみたら、0.92.3 は、やはり以前と結果が違っているような。
_Inkscape 0.92.2 Portable x86 をDL・インストールして確認してみたら、0.92.3 と同様の妙な結果になった。最近の版はバグってるみたいだな…。
_Bug #1690324 “Drop Shadow Blurs Edge of Rectangle” : Bugs : Inkscape
2017/05頃に報告されてるけど誰も気づいてないっぽい。
_Bug #1323047 “Filter effect is clipped because the filter boundi...” : Bugs : Inkscape
フィルタエディタを開いて範囲を変更すれば、一応はクリッピングされずに済む状態にできるようではあるなと…。
◎ 2018/03/27追記。 :
その後もしつこく弄ってたら、ドキュメントのプロパティを変更することで、0.91 の状態に近づけられそうと分かった。ファイル → ドキュメントのプロパティ → ページ、で、単位を px にしつつ、拡大縮小の値を1.0にすればいい、のかな。たぶん。ちなみに、各単位は、デフォルトでは mm になってる模様。
おそらく、バグというわけではなくて…。0.91 と 0.92 で、起動直後に新規作成されてるドキュメントのプロパティ値が変更されたことで、フィルタの効果の見え方が変わったのではないか、と。
おそらく、バグというわけではなくて…。0.91 と 0.92 で、起動直後に新規作成されてるドキュメントのプロパティ値が変更されたことで、フィルタの効果の見え方が変わったのではないか、と。
[ ツッコむ ]
#2 [anime][neta] 「三ツ星カラーズ」最終回を視聴
思考メモ。
BS11で放送されてた「三ツ星カラーズ」の最終回を視聴。
このアニメ、個人的には、見ていてなんだか考え込んでしまう作品だったなと…。
基本設定としては、東京上野を舞台に3人の女子小学生が小さな騒動を巻き起こす日常系、みたいな感じだと思うのだけど。しかし、女子小学生と称しながら、中身というかやってることは完全に男子小学生のソレで、かつ、「それはアウトだろう」と思える悪質な行為に対しても、周囲の大人達が全く叱ってくれないと言う…。 *1 ぶっちゃけ、とても気持ち悪い作品になっていて。(感想には個人差があります)
なんとなく、ゲーム業界を舞台にした「NEW GAME」を思い出したりもして。アレも、登場人物が全員美少女で…。ネット上では、「ブラックな職場で精神を病んでしまったおじさん達が自分も周囲も全部美少女に見えている様子を描いている」てな設定を誰かが言い出しちゃってたけど、そういう設定と思って眺めないとちょっと耐えられない感じの、妙な不自然さが…。
ということで、1話から最終話まで、「何故、この子達を、男子小学生として描けないのだろう…」てなあたりでずっと悩みながら眺めてたという。
BS11で放送されてた「三ツ星カラーズ」の最終回を視聴。
このアニメ、個人的には、見ていてなんだか考え込んでしまう作品だったなと…。
基本設定としては、東京上野を舞台に3人の女子小学生が小さな騒動を巻き起こす日常系、みたいな感じだと思うのだけど。しかし、女子小学生と称しながら、中身というかやってることは完全に男子小学生のソレで、かつ、「それはアウトだろう」と思える悪質な行為に対しても、周囲の大人達が全く叱ってくれないと言う…。 *1 ぶっちゃけ、とても気持ち悪い作品になっていて。(感想には個人差があります)
なんとなく、ゲーム業界を舞台にした「NEW GAME」を思い出したりもして。アレも、登場人物が全員美少女で…。ネット上では、「ブラックな職場で精神を病んでしまったおじさん達が自分も周囲も全部美少女に見えている様子を描いている」てな設定を誰かが言い出しちゃってたけど、そういう設定と思って眺めないとちょっと耐えられない感じの、妙な不自然さが…。
ということで、1話から最終話まで、「何故、この子達を、男子小学生として描けないのだろう…」てなあたりでずっと悩みながら眺めてたという。
◎ 商品訴求力。 :
やってることが男子小学生なのだから、見た目も男子小学生のほうが良いのではないか、などとうっかり思ったりするものの。しかし、それを実現したら、おそらく「団地ともお」や、未見だけど「ズッコケ三人組」シリーズになるのではという予感もあって。
「カラーズ」を喜んで見てる層が、「団地ともお」その他を視聴してるかと言えば、おそらくその手の作品は完全無視だろう、それでは商売にならない・商品にならないだろうと想像もするわけで。
つまり、やってることは同じでも、見た目が変わるだけで既存作や他作品との差別化ができて、別の層に受容される展開はいくらでもあるわけで。
例えばの話、 _UNITY-CHAN が「ユニティおじさん」だったらここまで使ってもらえたか、知名度を得られただろうかと考えると、それは難しいだろうなと想像するし。同様に、
などと考えると、中身は男でも見た目を美少女にするのは戦法としてアリで。故に、「カラーズ」は正しい。アレはアレで仕方ない。ある意味賢い。とも思えてくるわけだけど。
とは言え…。
作品によって、見た目を変えてもアリなものと、見た目を変えたら台無しなものがありそうな気もしたり。ただ、「カラーズ」はどうなのか、そこはちょっと判断できなくて。…いや、ウケていたのだから、アレはアリな事例、なんだろうか。なのだろうな。たぶん。
「カラーズ」を喜んで見てる層が、「団地ともお」その他を視聴してるかと言えば、おそらくその手の作品は完全無視だろう、それでは商売にならない・商品にならないだろうと想像もするわけで。
つまり、やってることは同じでも、見た目が変わるだけで既存作や他作品との差別化ができて、別の層に受容される展開はいくらでもあるわけで。
例えばの話、 _UNITY-CHAN が「ユニティおじさん」だったらここまで使ってもらえたか、知名度を得られただろうかと考えると、それは難しいだろうなと想像するし。同様に、
- 「ガルパン」が女子高生集団ではなくて男子高校生集団だったらどうか。
- 「ラブライブ」が女子高生アイドルグループではなく男子高校生アイドルグループだったらどうか。
- 「宇宙よりも遠い場所」が女子高生4人組ではなく男子高校生4人組だったらどうか。
- 「りゅうおうのおしごと」が、お兄さんと幼女ではなく、おじさんと少年だったらどうか。
などと考えると、中身は男でも見た目を美少女にするのは戦法としてアリで。故に、「カラーズ」は正しい。アレはアレで仕方ない。ある意味賢い。とも思えてくるわけだけど。
とは言え…。
- 「GANGSTA.」のおじさん2人が美少女だったらどうなのか。
- 「カウボーイビバップ」のおじさん2人が美少女だったらどうなのか。
- 「ルパン三世」のルパン、次元、ゴエモンが美少女だったらどうなのか。
作品によって、見た目を変えてもアリなものと、見た目を変えたら台無しなものがありそうな気もしたり。ただ、「カラーズ」はどうなのか、そこはちょっと判断できなくて。…いや、ウケていたのだから、アレはアリな事例、なんだろうか。なのだろうな。たぶん。
◎ 見た目を変える際の飛躍。 :
キャラの見た目を変えて売り込んだ作品と言っても、各作品の飛躍振りには差があって。
例えば、日本刀をイケメン男子にしてしまった「刀剣乱舞」などは、ホームラン級の飛距離・飛躍なので、逆に感心したりもするわけで。他にも、歴史上の偉人達がどれもこれも異なるイメージで描かれてしまう「Fate」シリーズとか。文豪の実像とは完全に乖離してる「文豪ストレイドッグス」とか。そこまで行けば文句のつけようがないというか、視点や発想に脱帽する以外にないわけだけど。
その点、「カラーズ」はどうかと考えると、これは飛躍が少ない。だから、言い方としては悪いけど、個人的には「誤解を生みやすい悪質さ」もしくは「安直さ」を感じ取ってしまうところもあったというか。とは言え、見た目を美少女にして売り込むというのは、他作品・他ジャンルでもよくやってることなのだから、「カラーズ」だけ責めたりしたら、それはおかしい話で…。
外見と内面のギャップ、という視点もあるのかな…。
見た目は幼女なのに中身はおっさんの「幼女戦記」もあったか…。アレは、個人的にしっくりきたんだけど…。飛躍してるからかな…。
例えば、日本刀をイケメン男子にしてしまった「刀剣乱舞」などは、ホームラン級の飛距離・飛躍なので、逆に感心したりもするわけで。他にも、歴史上の偉人達がどれもこれも異なるイメージで描かれてしまう「Fate」シリーズとか。文豪の実像とは完全に乖離してる「文豪ストレイドッグス」とか。そこまで行けば文句のつけようがないというか、視点や発想に脱帽する以外にないわけだけど。
その点、「カラーズ」はどうかと考えると、これは飛躍が少ない。だから、言い方としては悪いけど、個人的には「誤解を生みやすい悪質さ」もしくは「安直さ」を感じ取ってしまうところもあったというか。とは言え、見た目を美少女にして売り込むというのは、他作品・他ジャンルでもよくやってることなのだから、「カラーズ」だけ責めたりしたら、それはおかしい話で…。
外見と内面のギャップ、という視点もあるのかな…。
- 宇宙人の外見なのに、中身はガンプラオタクの「ケロロ軍曹」
- 女子高生(女子中学生?)の見た目なのに、中身はおじさんの「ポプテピピック」
- 外見は小太りおっさんなのに、少年キャラという設定の「パタリロ」
見た目は幼女なのに中身はおっさんの「幼女戦記」もあったか…。アレは、個人的にしっくりきたんだけど…。飛躍してるからかな…。
◎ 企画が通るか通らないか。 :
大体にして、「男子小学生が騒動を起こす」という企画だったら、今、この御時勢、漫画の連載企画としてGOサインが出るのですかという問題が。「ソレ『団地ともお』じゃん」「なんでウチでアレをわざわざやらなくちゃいけないの」「別な企画考えてこいよ」と言われて没になりそうだよなと。どの層に売り込めそうか、そこも見えてこないし…。
しかし、「女子小学生が騒動を起こす」という企画で、しかもそこで提示された絵が可愛いキャラだったら、「これ、もしかしてイケるかな?」という気になってくるよなと。しかも、原作者の絵はめっちゃ上手いし、実に可愛らしいキャラを描くし。あの魅力的な絵柄を活かさないなんて、あまりにも勿体無いし。
企画が通らないことには、ヒットもアニメ化もへったくれもないわけで。故に、やはり「カラーズ」は正しい。どう考えてもアレはアリだろう、と思えるのだけど。
でも、見ていて、「コレじゃ男子小学生だよなあ…。うーん」という複雑な気分になってしまうわけで。理屈ではアリだ、これが正解だと分かってるつもりでも、感覚的になんだかギクシャクするというか。
そのあたり、1クール眺めながら、ずっともやもやしていたのでした。しかも、喜んで見ている人が多いらしいあたりが、更にもやもや…。この気持ち悪さを感じているのは自分だけなのか。「NEW GAME」の時は気持ち悪さを感じてる人がチラホラ居てちょっと安心したけど、「カラーズ」には居ないのか。居ないとしたら、それは何故なのか。「NEW GAME」とは何が違うのか。一体どこで差が出てくるのか。みたいな。
てな感じで、漫画やアニメの類において、キャラの見た目を変えて提示することについて、自分の中では、なんだかちょっと考え込んでしまうアニメでした。とメモ。
いやまあ、現実にはあり得ないファンタジーを描けるのが漫画やアニメだし、面白くなるならどんな設定もアリで、何でもリアルにすればいいってもんでもないでしょ、と常々思ってるのでアリかナシかで言えば当然アリなのですが。
アリのはずなのですが…。自分の中で、「コレはアリだろう。正しいだろう」と言ってる自分と、「いや…ちょっと待って…。でもなんか違うんだよ…何だろう…」とごね続けてる自分が居るわけで。これだけダラダラ書いても違和感の正体を言語化できない。何だろうなあ…。うーん。分からん。
まあ、思考メモです。
しかし、「女子小学生が騒動を起こす」という企画で、しかもそこで提示された絵が可愛いキャラだったら、「これ、もしかしてイケるかな?」という気になってくるよなと。しかも、原作者の絵はめっちゃ上手いし、実に可愛らしいキャラを描くし。あの魅力的な絵柄を活かさないなんて、あまりにも勿体無いし。
企画が通らないことには、ヒットもアニメ化もへったくれもないわけで。故に、やはり「カラーズ」は正しい。どう考えてもアレはアリだろう、と思えるのだけど。
でも、見ていて、「コレじゃ男子小学生だよなあ…。うーん」という複雑な気分になってしまうわけで。理屈ではアリだ、これが正解だと分かってるつもりでも、感覚的になんだかギクシャクするというか。
そのあたり、1クール眺めながら、ずっともやもやしていたのでした。しかも、喜んで見ている人が多いらしいあたりが、更にもやもや…。この気持ち悪さを感じているのは自分だけなのか。「NEW GAME」の時は気持ち悪さを感じてる人がチラホラ居てちょっと安心したけど、「カラーズ」には居ないのか。居ないとしたら、それは何故なのか。「NEW GAME」とは何が違うのか。一体どこで差が出てくるのか。みたいな。
てな感じで、漫画やアニメの類において、キャラの見た目を変えて提示することについて、自分の中では、なんだかちょっと考え込んでしまうアニメでした。とメモ。
いやまあ、現実にはあり得ないファンタジーを描けるのが漫画やアニメだし、面白くなるならどんな設定もアリで、何でもリアルにすればいいってもんでもないでしょ、と常々思ってるのでアリかナシかで言えば当然アリなのですが。
アリのはずなのですが…。自分の中で、「コレはアリだろう。正しいだろう」と言ってる自分と、「いや…ちょっと待って…。でもなんか違うんだよ…何だろう…」とごね続けてる自分が居るわけで。これだけダラダラ書いても違和感の正体を言語化できない。何だろうなあ…。うーん。分からん。
まあ、思考メモです。
*1: 若い男性警察官だけが主人公達の行為について怒るのだけど、そのキャラも中身が小学生なので、叱ってるというより単に怒ってるだけで…。
[ ツッコむ ]
以上、1 日分です。