mieki256's diary



2008/01/27() [n年前の日記]

#2 [anime] プリキュア5、最終回

最終回と言っても、タイトルとコスチュームを変えてまだまだ続くわけで…。一旦そういうことを思ってしまうと、なんというか、見ていても特に何かグッとくるわけでもなく。続くことが判ってるシリーズを一旦それらしく終わらせるのって難しそうだなと。

プリキュア5の敵についてなんとなく思ったことをメモ。 :

この手の企画の敵の設定・敵の最後の迎え方って、難しいなと。なんだか、とってつけたような終わらせ方になる場合が多い、ような気もする。や、話がちゃんとまとまるように敵と主人公側の会話を組み立てていくだけでも大変だろうとは思うのだけど。…敵側の背景事情が透けて見えてこないから、何か無理をしてるように見えてしまうのだろうか。

敵側の背景と言えば、今作では会社組織的な見せ方をしていたけれど。そのへんは活かせたのだろうか。
  • 学校 vs 企業
  • 学生 vs サラリーマン
  • 子供 vs 大人
  • 現在の自分達 vs 未来の自分達
そういった図式に持ち込めていた、かしら。中盤あたりはちょっとそれっぽい台詞があったような気もする。また、敵側組織の、仮面をつけて無表情なまま何も喋らない大勢の人間、てな光景は、現実の会社組織とか社会人等の何かを風刺してたのかもしれず。…基本設定をそれなりに活かせていた、ということなのかな。

考えてみれば、サラリーマンが学生に向かって「絶望しろ! 絶望しろ! お前達には、夢も、希望も、未来もないんだよ! 絶望しろ!」と叫びまくるわけだから、とんでもないアニメだったような気もする。こんなアニメを幼女に見せてよかったのだろうか。…あ。そうか。逆に、それらはいかにも「悪」にふさわしい振舞いなのだな。でも、ラスボスと、それまでの敵の組織には、どうも乖離が見えるような気もする。そこに繋がりがあれば、最後の戦いで発生する「浄化」も、また違う印象になったのかもしれないか。

敵と主人公の位置関係としては、時間軸上にそれぞれがあるような気もするし、あるいは、階級・階層・上下関係として位置づけができるのかもしれない。…それは、縦方向や奥方向の位置づけということなのかもしれないけれど。これを横方向に位置づけできないものだろうかと。例えば、会社ではなく、学校・教室・幼稚園を連想させる敵組織だったらどうだろう。でも、主人公側も学校に通ってるし。2つの学園生活を描かなきゃいけないのは物量的にツライ予感。

自由な校風・自主性を重んじる学校に通う主人公と、規則でがんじがらめ・強権的な校風の中に居る敵、という対比とか? む。ゲキレンジャーの設定と通ずるところがありそう。

以上です。

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