2006/11/11(土) [n年前の日記]
#5 [comic] 松本氏vs槇原氏のソレについて考えてみたことをメモ
長文書いてたんだけど内容が散漫になったので、箇条書きにしてみたり。
ここは一つ、「よぉーし、わかった! そこまで言うなら、松本、お前は作詞をしろ! ソレに俺(槇原)が曲をつける! どっちがいい仕事をするかで、この件の勝ち負けを決めようじゃないか!」などと少年漫画的展開にならないものであろうか。松本ファンも、槇原ファンも、双方喜ぶだろうし、松本氏にも槇原氏にもお金が入る。皆がハッピーに。…無理か。
- 「日本に在住する、とある一作家の、とある一作品の、とある一台詞について、日本国民のほとんど(≒全員)がソレを絶対に周知しているはずだ」と至極当然のように考えること自体、かなり無理がある。松本作品は、戦時中の玉音放送に匹敵する広報能力を持っている、とでも言いたいのだろうか。
- 槇原氏は、TV番組等の中で坂本龍一に影響を受けた等を公言していたりするので、「何に影響を受けたか隠して全てを自分が生み出したと吹聴する属性」では無いような気がする。また、漫画作品から影響を受けて作られた楽曲、影響を受けたことを公言したミュージシャンは既に存在する。今時、漫画作品を影響を受けたことを公言してはならない、そんな理由がはたして存在するのだろうか。
- しかし、「夢」「時間」「裏切り」という組み合わせが同時多発的に生まれてくるものだろうか。…仮に、複数の人間から同様の組み合わせが出てくるとしたら。松本氏以前に、多少なりともその組み合わせを世間に提示した事例・作家・作品がある可能性 ―― つまりは、本当のオリジナルが、別に存在している可能性はないか。
- 松本氏の脳内仮想敵は、実はJASRACだったりしないか。漫画作品内で歌詞を引用すると「JASRAC許諾〜」の一文をどこかに入れないといけないが。作詞家が漫画作品から引用(?)してもお咎めなしでは、これは不公平だ。といった感じの思考で、機械化人間に敵対するレジスタンスに身を置いた星野鉄郎的心理になって主張していたりしないだろうか。だから執拗に自説(思い込み)を撤回しないのでは。
- 出自が朧気なものも明確にすべき、という要求が仮に漫画にも適用されると。言葉とリズムだけを操る作詞活動より、意匠・構図が含まれる分、漫画という創作活動のほうが、莫大な負荷がかかる。例えば1コマ描くたびに「このコマの構図はこの映画からの盗作である」と訴えられたらどうなるか。そう考えると松本氏の主張は、漫画家にとっての自殺行為になりかねない危険性がある。よって、松本氏の創作行為、及び、漫画という創作活動を擁護するために、槇原氏を擁護(?)しなければならないという奇妙な状況が発生している。
ここは一つ、「よぉーし、わかった! そこまで言うなら、松本、お前は作詞をしろ! ソレに俺(槇原)が曲をつける! どっちがいい仕事をするかで、この件の勝ち負けを決めようじゃないか!」などと少年漫画的展開にならないものであろうか。松本ファンも、槇原ファンも、双方喜ぶだろうし、松本氏にも槇原氏にもお金が入る。皆がハッピーに。…無理か。
*1: 漫画作品から影響を受けて楽曲を作った、というと、「ホットロード」に感銘を受けて曲を作ったバンド(名前忘れたけど)とか、少女漫画・少女向け小説から色濃く影響を受けた作詞・アイドル曲とか、そのへんを脳裏に浮かべたり。
この記事へのツッコミ
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以上です。
「ガンダムという名を最初に思いついたのは私だ!」 松本零士センセ激怒! 「スターウォーズもだ!ルーカスは一度くらい挨拶に来るべきだ!」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/864329.html
こんな話があったとは…!
さすが松本先生、という印象を持ちましたです。
ルーカスは、松本先生に挨拶しにいかんとならんのか…。
となると松本先生も宮沢賢治の墓参りとか、
戦艦大和の沈没場所と思われるところで手を合わせたりしないと。
…それはそれで、TV番組が作れそうな気がする。
夕日をバックに、船上で、海に向かって、手を合わせている松本先生の画。
結構視聴率が取れるかもしれん…! 無理かな。
既にやってそうな気がしてきた… >松本先生の元ネタ探訪記
NHKあたりで、松本先生使ってそういう番組作ってくれないかな。
月曜PM8:00からの、釣瓶があちこち回る番組のような感じで。
松本先生が行く先々で現地の人と交流を深める番組。
現地にまつわるイラスト・詩も描いて、画面に映したりする。とか。
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「著作権で保護されることが、家族や子孫がある自分自身の精神的な安らぎにもなり、創作意欲にもつながる。ある有名な作家のご遺族から、『私のところの著作権はもうすぐ切れます』と涙ぐまれたことがある。それが、いずれ自分の子孫にも訪れると思うと、どれほど切ないか。せめてあと20年。
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http://www.sankei.co.jp/culture/enterme/070130/ent070130000.htm
松本零士氏、著作権武士を自称。「著作権は世襲制」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/910505.html
仮に作家が夭折したとしても、子が成人になるまで経済的にどうにかなる、
程度の期間で充分だと思うのですが。
全然関係ないですけど、自分の書いた元記事では、
松本先生の仮想敵=JASRAC、とか書いてあって「ありゃー」と思いました。
むしろJASRACの仲間入りをしようとしてる松本先生、
だったりするのが最近報道されたりしていて、なんというか。
作品の魂をパチンコに売ってしまうような権利者は死んでしまえばいいのに
http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20070214/p1
@nifty:777@nifty:パチスロ図鑑:めぞん一刻(オリンピア)
http://777.nifty.com/cs/catalog/777_777/catalog_maisonikkoku_1.htm
ブックオフを敵視する漫画家も多いけど、古本でも買うファンが居る現実は見つめて欲しいなぁ、
絶版本とか出版社に注文しようが無い書籍もあるしさぁ。
自分たちの懐に金が回ってこないのが納得出来ないなら、小学館なり講談社なりが
新古書事業に参入すればイイ。
めぞん一刻までパチスロに…知らなかった…。
しかしここまで来ると、もはやパチスロにするのも
当たり前になってきたような感じもしますな。
昔は、アニメ作品をTVゲームにするのもアレだったけど
今じゃ普通ですしねぇ…。
(宮崎駿なんかは今でも嫌がってるようだけど)
> 自分たちの懐に金が回ってこないのが納得出来ないなら、
> 小学館なり講談社なりが新古書事業に参入すればイイ。
ですな。需要があるんだから供給さえすれば、
たとえ小銭とはいえ稼げるのに。
ある意味、商売人でありながら、
商売に対して真面目に取り組んでない感じさえするであります。
簡単に言うと今年の7月以降、キャンブル性の高い人気機種が全廃されます。
で、次世代機はマンガやアニメやゲームのキャラ人気に頼ると。
http://www.p-world.co.jp/news2/2003/12/27/news866.htm
最近では『夜勤病棟』みたいな18禁ゲームすらパチスロ化。
18禁(パチンコ)と18禁(PCゲーム)の組み合わせ、ある意味正統かもしれない。
もしくは脱衣マージャンのパチスロ化か?
http://www.yakinbyoutou.jp/
いったいパチンコ業界はどこに向かってるのか、業界人ですら読めないと思われますが
動く金額が大きいだけに目が離せません。
簡単に言うと今年の7月以降、キャンブル性の高い人気機種が全廃されます。
で、次世代機はマンガやアニメやゲームのキャラ人気に頼ると。
http://www.p-world.co.jp/news2/2003/12/27/news866.htm
最近では『夜勤病棟』みたいな18禁ゲームすらパチスロ化。
18禁(パチンコ)と18禁(PCゲーム)の組み合わせ、ある意味正統かもしれない。
もしくは脱衣マージャンのパチスロ化か?
http://www.yakinbyoutou.jp/
いったいパチンコ業界はどこに向かってるのか、業界人ですら読めないと思われますが
動く金額が大きいだけに目が離せません。
> 今年の7月以降、キャンブル性の高い人気機種が全廃されます。
なんと。そんな事情があったのですか。
それで集客効果の高い要素を貪欲に取り込む必要があると…。
大変だなぁ…。
> 18禁(パチンコ)と18禁(PCゲーム)の組み合わせ、ある意味正統かも
うわーなんだか面白そうな!
そのうち洗練されすぎて
泣きゲーならぬ泣きパチンコとか いや、なんでもないです。