mieki256's diary



2022/10/15() [n年前の日記]

#1 [pc][mz][z80] S-OS上で動くFuzzyBASICについてのメモ

S-OS上で動く FuzzyBASIC を起動して、FZ_DRG.BAS というサンプル(?)を実行したら、FuzzyBASIC自体が落ちて S-OS の画面に戻ってしまった件について、原因が分かったのでメモ。

環境は、Windows10 x64 21H2 + X1エミュレータ eX1 + S-OS SWORD X1/C/D/Cs/Ck/F/G/Twin(高速版)。

どうやら、FZ_DRG.BAS を実行するには、グラフィックパッケージ MAGIC が必要だった模様。X1エミュレータ上で S-OS 起動後、あらかじめ MAGIC X1版 と MGINIT-X1 をメモリ上にロードしてから、FuzzyBASIC をロードして起動して、その状態で FZ_DRG.BAS を load, run すれば、画面に再帰っぽい図形が表示された。

S-OS関連バイナリは以下から入手。ありがたや。X1用の MAGIC も、.d88イメージファイルの形で入手できる。

_THE SENTINEL

空白を含むファイル名の扱いが分からない。 :

S-OS上で MAGIC を、MAGIC-X1.d88 からロードしようとしたら、ファイル名に空白文字が含まれていて困ってしまった。「L MAGIC X1」も、「L "MAGIC X1"」も、「File not Found」と言われてしまう。どうすれば…。

とりあえず、L3 Disk Explorer を使って、"MAGIC X1" を "MAGIC-X1" にリネームしてみた。この状態なら「L MAGIC-X1」でロードできた。

本来 S-OS は、どうやって空白入りのファイル名を扱うのだろう…?

FuzzyBASICはグラフィック機能が無い。 :

FuzzyBASIC の関連情報をググっていたら、気になる解説文を目にした。どうやら、元々の FuzzyBASIC にグラフィック関連機能は無かったらしい。

_Fuzzy BASIC
グラフィック関係の機能はありませんが

Fuzzy BASIC より


しかし、後に拡張機能としてグラフィック機能が追加された版が存在していたようで…。

_Fuzzy BASICコンパイラ
最初に公開されたものは、グラフィック命令のサポートが無かったのですが、後に拡張という形でサポートされました。 こちらは、通称”石上”版と呼ばれている。

Fuzzy BASICコンパイラ より


FZ_DRG.BAS の中には LINE文が書かれていたので、これはグラフィック機能が無い FuzzyBASIC 用のサンプルではないのだなと。

前述のページで入手できる FuzzyBASIC は、おそらく拡張機能を ―― グラフィック機能を追加してある版のバイナリなのだろう。たぶん。

元々のダンプリストの入手について。 :

S-OS "SWORD" は Oh!MZ という雑誌に掲載されていたわけだけど、どの号をゲットすればダンプリストが手に入るのか調べていたら…。

_Oh! MZ / Oh! X 記事リスト 1986年
_Oh! MZ / Oh! X 記事リスト 1987年

Oh!MZには「ごめんなさいのコーナー」なるものがあって、以前の号で間違えて掲載していた部分の訂正情報が書かれていたっぽい。S-OS "SWORD" も例外ではないようで、掲載された号だけではなく、その後も複数の号に渡って訂正情報が載っていた模様。

特定の号だけ入手すれば使える状態になるのかなと思ってたけど、そういうわけでもなさそうだなと。レトロPC界隈って、そういうところは不便だ…。

ところで、これはメモしていいのかどうか分からんけど…。海外の某有名サイトに、大昔のPC雑誌のアーカイブが存在していたりもするらしい。おそらくアメリカのフェアユース云々のソレでアーカイブされてるのかなと思うけど、日本もそういう概念を持ち込めないものだろうか…。

以上です。

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