mieki256's diary



2022/10/06(木) [n年前の日記]

#1 [ubuntu] サブPCをUbuntu 22.04 LTSにアップグレードした

サブPC、A8-3850機のOSを、Ubuntu Linux 20.04 LTS から Ubuntu Linux 22.04 LTS にアップグレードしてみた。

本体構成は以下、だった気がする…。
デスクトップ環境は xubuntu-desktop。

ちなみに、アップグレード前の Ubuntu 20.04 LTS は、Ubuntu 18.04 LTS からアップグレードした環境…だったような気がする。

すんなりアップグレードできなかった。 :

デスクトップ上で「ソフトウェアの更新」を選んでアップグレード作業をしようとしたら、リポジトリを書き換えた直後ぐらいにアップグレード用のツール(update-manager?)のウインドウが何も言わずに落ちた…。ここからどうしろと…。

ググってみたら、Ubuntu標準以外のデスクトップ環境はアンインストールしてあるほうがいいとか、余計なパッケージは極力アンインストールしておくべきとか、そういった話を見かけた。

一旦ログアウトして、標準デスクトップでログインし直してから、インストールしてあった xubuntu-desktop や ubuntu-mate-desktop、x11vnc、virtualbox 等々、思いつく限りダメ元でアンインストール。

_Ubuntu 20.04: デスクトップ環境のXfceをインストールする - Narrow Escape
_Ubuntu 20.04: デスクトップ環境のMATEをインストールする - Narrow Escape

sudo apt remove -y xubuntu-desktop xfdesktop4 xfce4-* libxfce4*
sudo apt remove -y ubuntu-mate-desktop mate-* ubuntu-mate-* plymouth-theme-ubuntu-mate-*
sudo apt remove x11vnc
sudo apt remove virtualbox*

リポジトリが書き換えられてしまったけれど、どうせおそらくパッケージのダウンロードで時間がかかるだろうから、先に関連パッケージだけでもダウンロードしておくことにした。sudo apt に -d をつければダウンロード処理のみが行われる。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y -d

その後、デスクトップ上で「ソフトウェアの更新」を実行したら、今度は処理が先に進んだ。

途中で何度か、「設定ファイルを上書きするか、これまでの設定ファイルをそのまま使うか」を尋ねてくるので、処理が終わるまで張り付いてないといけない…。

なんだかんだで5時間ぐらいかかった…。

端末から以下を打ったほうが良かったのかも…。いや、コレもやっぱり途中でアレコレ尋ねてくるだろうから、結局は張り付いてないといかんのだろうけど。どの処理でエラーが出て止まったのか、それぐらいのヒントは得られたかもしれない。
sudo do-release-upgrade -d
sudo do-release-upgrade

openmpi-bin でエラー。 :

openmpi-bin 関連パッケージが正常にインストールできなかったようで、apt を使うとずらずらとエラーが表示されてしまった。

_mpi - OpenMPI-bin error after update (K)Ubuntu 18.04 to 20.04 - Stack Overflow

sudo rm -f /etc/aternatives/mpi* /var/lib/dpkg/alternatives/mpi*
sudo apt install openmpi-bin

上記の作業でエラーが解決した。

libdvd-pkg でエラー。 :

apt を使うたびに、libdvd-pkg が壊れてる云々とエラーが出てくる状態になってしまった。一旦アンインストールしてから再インストール。

sudo apt remove libdvd-pkg
sudo apt install libdvd-pkg

しかし、「上手く行かなかったから dpkg-reconfgiure をしろ」とメッセージが表示されている…。

sudo dpkg-reconfigure libdvd-pkg

何かをDLしてビルド処理が始まった。おそらくインストールできた模様。

xubuntu-desktop や x11vncをインストール。 :

Ubuntu の標準デスクトップはなんだか嫌なので、Xubuntuのデスクトップ(Xfce4)を使えるようにしておきたい。
sudo apt install xubuntu-desktop
sudo apt install ubuntu-mate-desktop
sudo apt install x11vnc

X11vncを自動起動サービスとして登録しておいた。これで、他のPCから VNC Viewer を使って、LAN経由でデスクトップ画面を操作できる。

_mieki256's diary - X11vncを自動起動するようにしてみた - 2020/02/18

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl disable x11vnc
sudo systemctl enable x11vnc
sudo systemctl start x11vnc
sudo systemctl status x11vnc

一応、メインPC (Windows10 x64 21H2) + VNC Viewer 6.21.920 (r45849) x64 (RealVNC) から、サブPC (Ubuntu 22.04 LTS) にアクセスして、デスクトップ画面を表示することができた。

ちなみに、Ubuntu 22.04 LTS の x11vnc は 0.9.16 に見えた。0.9.13 はバグがあって落ちてしまうけど、0.9.16 なら修正されているという話があったような気がする。

_mieki256's diary - Ubuntu 18.04 LTS上の X11vnc をビルドしてアップデート - 2020/02/17

VirtualBox と VMware Player の動作確認。 :

VirtualBox をインストール。
sudo apt install virtualbox virtualbox-ext-pack virtualbox-guest-additions-iso

VirtualBox 6.1.38_Ubuntu r153438 は、Ubuntu 22.04 LTS上で動いてくれた。

しかし、VMware Player 15.5.2 は動いてくれなかった。実行してみると端末が開くけど、何のメッセージも表示されず、しばらくすると端末が閉じてそれっきり。

ググったところ、VMware Player 16.2.3-19376536 は、2022/06 の時点で、Ubuntu 22.04 LTS のカーネル (5.15.0) に対応してない、という話を見かけた。

_Ubuntu LinuxでVMware Workstation pro/playerを使うときの注意 - kashiの日記

まして、16.2.3 より古い 15.5.2 では…これは動かないだろうな…。

今回、Ubuntu 22.04 LTS にアップグレードしたこのPCは、CPU が AMD A8-3850 と結構古い。VMware 16.x.x は AMD Phenom 世代も含めて古いCPUは非対応になってしまったので…。このPCはCPUが古過ぎて最新版の VMware は動かない。故に、15.5.2 を試用していたのだけど…。

_mieki256's diary - Kubuntu Linux 21.10を少しだけ試用

動かないのでは仕方ない。とりあえず、アンインストールしておいた。

sudo bash VMware-Player-15.5.2-15785246.x86_64.bundle --uninstall-component=vmware-player


vmware-host-modules とやらをビルドしてどうにかする方法もありそうだけど…。

_mkubecek/vmware-host-modules: Patches needed to build VMware (Player and Workstation) host modules against recent kernels

wget https://github.com/mkubecek/vmware-host-modules/archive/player-15.5.2.tar.gz
tar zxvf player-15.5.2.tar.gz
cd vmware-host-modules-player-15.5.2
make

ビルド時にエラーが出てしまう。うーん。

まあ、仮想PCを使いたい時はメインPCを使うことにしよう…。そもそもサブPCは動作が遅いし…。

#2 [anime][neta] 美少女ロボットと暴走設定

思考メモ。

BS松竹東急で、「プラスティック・メモリーズ」というアニメが再放送されているのだけど。その映像を眺めながらなんとなく疑問が湧いた。

どうしてアニメに登場する美少女ロボットは、えてして暴走設定が付加されてしまうのだろう…。先日放送が終わった「プリマドール」もそうだし、「Vivy」もそうだし…。

例えば「To Heart」に登場するマルチに暴走設定がついてたら、あそこまで人気が出なかったのではないかと想像したりもするわけで。殺人鬼と化して主人公を襲ってくるマルチとか、ソレちょっと違うよな…。勘弁してよって感じだよな…。

そう考えると、暴走設定を付加しなければもっと人気を博した作品も実はあったのではないかと思えてくる。いやまあ、「プラメモ」がそうだったなと思うのだけど。「あの設定要らねえよ」「アレで全部台無しだよ」という感想を結構見かけた記憶もあるわけで。

と、ここまで書いて気が付いた。ひょっとして、これもまた「ブレードランナー」の影響なのではないか。日本の漫画やアニメは、とにかくあの映画から影響受けまくりだけど、こういうところでも影響を受けまくったのではないか。「人間型のロボットなら当然暴走しないとね」というテンプレは、実はブレランによって刷り込まれてしまったのかもしれない。

と思ったりもしたけれど、そもそも「鉄腕アトム」からして暴走してたような気もしてきた…。いや、アレは暴走というより、人間達に対して反旗を翻すソレかな…。

いや待て。反乱云々という捉え方まで行ってしまうと、そもそもロボットというワードが出てきた作品にまで辿り着くのでは…。

_R.U.R. - Wikipedia

ロボットである以上、人間に反旗を翻さないといけない。それがロボットの宿命、なのだろうか?

設定開示のタイミング。 :

それはさておき。今になって考えると、「Vivy」の設定開示のタイミングは実に上手かった気がする。

他作品は、ロボットの暴走設定を結構途中まで隠してしまったりするので…。序盤のアットホームなやり取りを見て、視聴者が「このロボット少女可愛いなあ」「これからもこういうのが見られるんだろうな」と期待してたら、そのうちロボット少女が悪魔に変貌しちゃって、見ていてガッカリしてしまう。そして「暴走設定なんて要らなかったよなあ」と言い出したりもする。

序盤で、本来の路線とは違う路線をしっかり期待させちゃって、しかしそれが裏切られるから、当然ながら作品全体に対してあまりいい印象を持たれない。そりゃ不人気作品になりますな…。

しかし「Vivy」は、1話目からして「こいつらそのうち暴走するんでなんとかしてちょーだい」とヒロインに説明するところから話が始まる。だから、その後どんなに可愛いロボットが出てきても、視聴者達は、「こんなに可愛いのに…でもそのうち悪魔になっちゃうのね…」とある種の覚悟を持った上で視聴を続けるので、何ら裏切られた気持ちにはならないわけで。

そのあたり、本家本元であろう「ブレードランナー」との共通点を感じる。最初から「こいつらイケメン美女だけど暴走するんで捕まえてくれや」と説明してある。いや。ちょっと待て。「ブレラン」ってそうだったっけ? アレも隠してなかった? どうだったっけ? 大昔に見てそれっきりだから、そのへんどうなってたかちょっと記憶が怪しい…。

何にせよ、ロボットの暴走設定を付加すること自体は特に問題無いのだけど、その設定は最初から開示しておいたほうがいいでしょう、そんなもん後生大事に隠しておいても良い結果に繋がりませんぞ、という話になりそうだなと…。

そういえば、エヴァもそういうところがあるような気がしてきた。いきなり2話で暴走してたから、そこからずっと視聴者側はある種の覚悟ができていた。

アレがもし、ずっと暴走しない清らかな(?)姿のまま話が進んで、最後のあたりでいきなり暴走を始めたら、自分達は一体どんな印象を受けていただろうか…?

暴走するする詐欺。 :

暴走するなら最初に設定を開示しておいたほうがいいのでは、と思えてきたわけだけど。それを逆手にとって、コイツラ暴走するよー、とずっと言われてるのに暴走しなかったらどんな印象になるのかな、と疑問が湧いた。

周囲のロボットキャラがどんどん暴走していくのに、最後まで暴走しないで正気を保って主人公に尽くすロボット少女とか。一見暴走しているようでいて、実は正常に動いていて、常に主人公を助けるべく振舞っていたロボット少女とか。そういうの、どうよ?

おそらく、視聴者側は、「このロボット少女、偉いなあ。健気だなあ」と好印象を持つのではあるまいか。たぶん。悪い方向で期待を裏切るのではなく、良い方向で期待を裏切ってくれる、とでもいうか…。

と書いたところで気が付いた。それってあのアニメじゃん。 *1 なるほど、それが泣かせるためのテクニックの一つだったのね…。健気さを感じさせるところがポイントなのだな…。そして、視聴者側が健気だなと感じてたキャラが、あんなことになるという…。なるほどねえ…。

思考メモです。オチは無いです。

*1: 先日まで放送されてた、Keyブランドのアニメ。

以上、1 日分です。

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