mieki256's diary



2014/07/10(木) [n年前の日記]

#3 [anime] 優秀な上司を絶えず求めているが優秀な部下はあまり求めていない日本人

てなオレオレ仮説をメモ。

数日前、「レミーのおいしいレストラン」がTV放送されたので視聴したのだけど。今頃になってなんだかもやもやと考えてしまったり。

件の映画の基本設定は、なんだか「長靴をはいた猫」みたいだなと。かなり頼りない御主人様を、優秀な部下がサポートして、プロジェクトを成功に導く、てな設定と言えそうな。誰もが知ってるお伽話を、舞台やキャラを変えて再生させてしまうあたり、さすがPIXAR、温故知新を実践して世界に通用する普遍性を持ったコンテンツを生み出しているスタジオだよなー、などと感心したのだけど。

そういえば…。メロディという漫画雑誌で、似た設定の作品が載ってたなと思い出して。かなり頼りない御主人様を、優秀な執事がサポートして、あらゆる問題をスマートに解決、てな展開で。ググってみたら、 _ジーヴスシリーズ と呼ぶらしい。原作は、イギリスの小説。

てなあたりを思い出しているうちに。ふと、欧米の作品ではそういう設定をたまに見かけるけど、日本の作品ではほとんど見かけないような気がしてきたわけで。

日本の娯楽作品と言えば、何があるだろう…。そこで思い出したのが、水戸黄門、遠山の金さん。そのあたり、「長靴をはいた猫」とは真逆だなと。優秀な部下が活躍する設定ではなく、優秀な上司が活躍して全ての問題を解決しちゃう設定のように思える。

頼りない上司と言えば…パトレイバーの後藤隊長も思い出したりして。しかし、アレは、ぼんやりした上司のように見せかけて実は切れ者という設定だから、やっぱり違うなと。

てなわけで。 という説はどうかなと。

などと書いてはみたものの。この説は間違ってるなと。

何故なら、日本国内でも、優秀な部下が活躍する娯楽作品が楽しまれているからで。「レミーのおいしいレストラン」にしろ、「ジーヴスシリーズ」にしろ、そもそも「長靴をはいた猫」にしろ、日本国内でさっぱりウケなかったのかと言えばそんなことはなくて、ちゃんとウケてる。よって、前述の説は間違ってる。

ただ、日本国内からそういった設定の作品が自然発生してないように思えたあたりが、なんだかちょっと気になったりもして。どうもそのへん、民族性がありそうな気がするなあ…。

いや。自分が思い出せないだけで、優秀な部下がしっかり活躍する日本の昔話も結構あったり…するのかな? どうなんだろう。何かあるかな?

以上です。

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