2008/11/09(日) [n年前の日記]
#2 [anime] まだ番組は終わってないけどライダーキバについてもやもやと
色々と画期的なことをしてるように思うのだけど、どうも今一つ上手くいかなかった作品のように今のところは思えていたり。>ライダーキバ。
どういうところが画期的だと思えたのか列挙してみる。
どういうところが画期的だと思えたのか列挙してみる。
- 変身ベルトがキャラクターになった。知能もあるし、喋るし、動き回るし。ライダーシリーズ初、なのかどうかは判らないけど、シリーズの中では目新しい気がする。
- 過去と現代を行き来して本編を描いてるあたりが斬新。
- これまでのライダーシリーズにはちょっと見られなかった「耽美」な雰囲気を匂わせそうとしていた、のかもしれないあたりが新しい。
- 主人公がハーフ。
- 変身ベルトキャラクターが無個性。ライダー電王の○○タロス達に比べると実に大人しい。ヤケを起こして家出したり、人間の女性に惚れて騒ぎを起こしたり、主人公の進むべき道筋を諭したり、主人公と熱い信頼で結ばれたり、といったことは一切しない。まあ、それをしちゃうと戦隊シリーズとの差別化ができないんだろうけど…。かといって、何もさせなくてもいいだろう、ではマズイ気もするのだけど。
- 2つの時代を行き来してることがちょっと伝わりにくいかもしれない。白倉元Pが自身のblogで、とある映画を例に挙げながら、「『時間』の要素を盛り込んだストーリーを見せると、それだけで脱落してくる視聴者・観客が多くなる」と問題視してたような記憶もあるけど。今作は、子供さんはついてこれているのだろうか。でも、『時間』を行き来する設定をがっちり盛り込んでいたライダー電王は大ウケだったみたいだし…。
- OP映像でたっぷり「耽美」を匂わせておきながら、本編は一切「耽美」なし。「親分」とか「豪快」とか、そういった言葉が似合いそうなメインライター井上氏には、「耽美」は荷が重すぎたのだろうか? まあ、井上脚本では、「耽美」=ギャグ扱いばかりな印象も。
- 2つの異なる文化圏に属することにより様々な軋轢と遭遇してなんだか考えさせられちゃう、的な流れが作りやすいハーフ設定がさほど生かせてなかったような。まあそれについてはラストに向かう途中で活用するのかもしれないのでまだ判らないのだけど。
◎ 別の時代を示す何かについて。 :
なんとなくだけど、「過去と現代」云々は、ナレーションをズバッと入れて表現しちゃったほうが良かったのかな、と思わないでもない。言葉にして説明すれば、子供さんだって判るだろうし。かつ、時代をまたいで本編に一本筋を通す「語り部」的キャラを置くことができて、全体の見通しがちょっとは良くなったかもしれない。本来であれば、喫茶店のマスターや、青空の会の上司あたりがそのへんの役になれたのかもしれないけど…。
いやまあ、ナレーションの類をつけず、映像のみで時代が違うことを示すというのも、作り手にとっては実に工夫のしがいがある・やりがいがある仕事だとは思うし。見ていて感心した切り替え方も多々あったように思うので、それはそれで、な感じなのだけど。とはいえ、子供さんはついてこれてるのかな、というのがどうにも気になってしまう。子供さんってのは、なんだかよくわからないと思った時点で即「つまんない」と切り捨てて視聴を止めてしまう、そんなシビアさを持ってそうでもあるし。そうなったら玩具も売れない。いや、実際そのへんどうなのかさっぱり判らんのですが。戦闘シーンさえあればそれだけでも子供さんはついてくるのかもしれんし。あるいは、戦隊とライダーでは別の年齢層をターゲットにしてるのだろうから用意する「判りやすさ」もそれぞれ違ってきて当然、という予感もあるしで。どうもよーわかりませんが。
いやまあ、ナレーションの類をつけず、映像のみで時代が違うことを示すというのも、作り手にとっては実に工夫のしがいがある・やりがいがある仕事だとは思うし。見ていて感心した切り替え方も多々あったように思うので、それはそれで、な感じなのだけど。とはいえ、子供さんはついてこれてるのかな、というのがどうにも気になってしまう。子供さんってのは、なんだかよくわからないと思った時点で即「つまんない」と切り捨てて視聴を止めてしまう、そんなシビアさを持ってそうでもあるし。そうなったら玩具も売れない。いや、実際そのへんどうなのかさっぱり判らんのですが。戦闘シーンさえあればそれだけでも子供さんはついてくるのかもしれんし。あるいは、戦隊とライダーでは別の年齢層をターゲットにしてるのだろうから用意する「判りやすさ」もそれぞれ違ってきて当然、という予感もあるしで。どうもよーわかりませんが。
[ ツッコむ ]
以上です。