2002/11/12(火) [n年前の日記]
#2 [digital] マッハバロンってのもありましたね
たしかに「マッハ」+「バンド」はカッコイイ響きですな。その手の用語に慣れちゃってるから普段なんとも思ってなかったけど、実はカッコイイ名前の宝庫なんだろうか>CG用語
しかし、 _高画質だからマッハバンドが出る 、ってのがよくわからない。逆なのでは。高画質になったらマッハバンドが消えるのではないのかなと。
_ジャギー が出るならまだわかるんですが。劇場用フィルム並みの画質を要求される場面で通常のTV放映と同程度の解像度で作業したらギザギザの線が出てしまった、てことならありそうな。もっとも最終的にレンダリング(撮影?)する段階で、ジャギーを消す処理ぐらいやってそうな気もするけど >その手のシステム
人間の目が感知できる階調はRGB各6bit。約26万色(と、自分が学校通ってた頃は言われてた)。それに対してフルカラー(と言われてる)画像=RGB各8bit。約1670万色。となれば、フルカラー環境で作業してればスペックは足りてるような。しかしそれでも _マッハバンド が出るってことは、元画像の情報量がそもそも足りて無いのだろうか。もしかしてRGB各4bitで作ってるのかな。
bit数を少なくするのは必ずしも悪い事じゃないと思うのです。アニメ制作の場合、膨大な画像枚数になることが最初からわかってるわけだし、1dotあたり24bit→16bitにして容量節約…あえてそういう仕様にしてる可能性もあるのかなと。
大体家庭用ゲーム機だってついこないだまで16bit表示でしたけどユーザから文句出てませんでしたし。たぶん大部分の人は16bit表示でも気づかないですよ。いや、一部の人は新しいリビジョンのチップになったら画面が綺麗になったとか言ってましたっけ。
一般的なTVやビデオだってデジタル処理でノイズ除去云々とか宣伝したりしてるけど内部では何bitで処理してるか怪しいなと。例えばウチで使ってるSONYのTVはニ画面表示すると明らかに片フィールドの情報を捨ててます。となれば色だってどの程度捨ててるか怪しいですよね。
などと考えると、必ずしもフルカラーで処理しなきゃならない、というわけではないだろうなと思ったりして。ゲーム機もビデオ機器も、処理速度とメモリ容量に関するコスト面から品質を犠牲にしてでもそうせざるをえないところがあるんで一概に比較できないでしょうけど、アニメ制作現場もコストが重要視されるのはやはり同じだろうし。
それとも出力機器側の問題だろうか。デジタルTVならMPEGを流してるのだろうし、 _ブロックノイズ、モスキートノイズ も問題になる上に色情報だって減ってる(たしかそのはず)。最終的なフォーマットにした段階で見苦しいところが出てきた、という話なのかな。
もしかして液晶モニタ使っててそう見えたって事はないのかな。普及価格帯の製品は階調の表現力がまだCRTに比べ低いようですし。RGB各6bit程度ですよね…ってプロがそんな安物使って作業するはず無いですね(爆)
とかなんとか色々考えたりしたけど、エフェクト(フィルタ処理)によっては、元画像の持つ色情報の極一部を過大に引き伸ばしたりするし、それで最終画像が荒れて云々ってだけの話なのかもしれない。
結局その手のツール触った事無いし、仕様も知らないから、「なんだか変な話だなぁ」と自分などは考えちゃうんですが、たぶん業界人にとってマッハバンド云々は技術的に当たり前の話なんだろうな。
と、ここまで書いて、ふと気がついたのです。
自分で試しに8bit階調で画像作って確認してみればいいじゃん、と。
…マッハバンド、出てんじゃん。
誰だよ…6bit以上は人間の目で検出できないとか言ってたのは…。
そもそもそこからして間違ってましたな。8bit、256階調でもわかっちゃう。
いや、ビデオ関連デジタル技術創世記(?)時代の話を未だに信じてた私がバカだったというか。考えてみれば、学生時代に図書館から借りて読んでた関連書籍、軒並み古い本ばかりだったような(爆)
(どんな本読んでたかというと…8080(Z80じゃ無かったと思う)でカセットビジョンモドキの画面をTVに出す為の回路製作とか、メモリ足りなくて白黒画像しか扱えない画像処理システムの製作とか、そういう本ですよ。古さが伝わるでしょうか。たしかその手の本に書いてあったのだと思う>6bit云々。いや待てよ。ハイビジョン出始めの頃のNHK出版の出してた関連書籍で見かけてたのかもしれない。それともFM-77AVに絡んだ何かで読んだのだったか。そう、FM-77AV40は26万色表示を謳ってたんですよ。なぜRGB各8bitにしなかったかというと件の6bit話があったから…TVが6bitで足りてるのだからPCも6bitで充分だと。8bit分ビデオメモリ載せるのはオーバースペックだと何かの雑誌記事で開発者が主張してたのを見かけたような気がしました。記憶が怪しいですが。ていうか検索して確認するまでFM-77AV無印が26万色表示と思ってましたよ(爆) 無印は4096色までですな。)
結局、他人の言う事を丸飲みしててはダメだ、と。
自分で実験してみて真実を見極めないと、ってことですね。トホ
8bitじゃまだ足りないですなぁ…
しかし、いいのかな。今現在普及してる画像フォーマットって、RGB各8bit、1dotあたり24bitで保存する所までしか考えられてないものがほとんどだし。このままPCやCG関連ツールを家庭に普及させちゃっていいんだろうか。少なくともその手の製作現場ですら既に問題が出てきてるわけですよね。いいのかなぁ。
このまま行ってしまったら…数十年後、私達の世代は、「どうしてこんな質の悪い状態でデジタル化しちゃったんだよぉ」なんて子供達から散々なじられてるかもしれない…
でも最近のPhotoshopなんかは48bit画像扱えるんでしたっけか。するとそのうち家庭内にもバンバン48bitが扱えるCG関連ツールが入ってくるんでしょうから気にしなくてもいいのかな。いや、一度デジタル化してしまうとそこで情報は確実に失われるわけだから根本的な解決にはならないわけですが。
まあ、アナログレコードやカセットテープ、8ミリフィルムやビデオテープだって、今となっては(情報の品質は)褒められたものじゃないし。デジタル化することで、劣化の少ない状態で記録を残せて、更に多少の利便性を得られるだけでも、御の字なのかもしれませんけど。例えばLD→DVDになることで、マッハバロンならぬレッドバロン、ならぬ劣化バロンは避けられるかもしれないし。いや、デジタルって失う時は全てを失うからちょっと怖いですか。
なんだかどこもかしこもズレてるような気がする>自分の文
しかし、 _高画質だからマッハバンドが出る 、ってのがよくわからない。逆なのでは。高画質になったらマッハバンドが消えるのではないのかなと。
_ジャギー が出るならまだわかるんですが。劇場用フィルム並みの画質を要求される場面で通常のTV放映と同程度の解像度で作業したらギザギザの線が出てしまった、てことならありそうな。もっとも最終的にレンダリング(撮影?)する段階で、ジャギーを消す処理ぐらいやってそうな気もするけど >その手のシステム
人間の目が感知できる階調はRGB各6bit。約26万色(と、自分が学校通ってた頃は言われてた)。それに対してフルカラー(と言われてる)画像=RGB各8bit。約1670万色。となれば、フルカラー環境で作業してればスペックは足りてるような。しかしそれでも _マッハバンド が出るってことは、元画像の情報量がそもそも足りて無いのだろうか。もしかしてRGB各4bitで作ってるのかな。
bit数を少なくするのは必ずしも悪い事じゃないと思うのです。アニメ制作の場合、膨大な画像枚数になることが最初からわかってるわけだし、1dotあたり24bit→16bitにして容量節約…あえてそういう仕様にしてる可能性もあるのかなと。
大体家庭用ゲーム機だってついこないだまで16bit表示でしたけどユーザから文句出てませんでしたし。たぶん大部分の人は16bit表示でも気づかないですよ。いや、一部の人は新しいリビジョンのチップになったら画面が綺麗になったとか言ってましたっけ。
一般的なTVやビデオだってデジタル処理でノイズ除去云々とか宣伝したりしてるけど内部では何bitで処理してるか怪しいなと。例えばウチで使ってるSONYのTVはニ画面表示すると明らかに片フィールドの情報を捨ててます。となれば色だってどの程度捨ててるか怪しいですよね。
などと考えると、必ずしもフルカラーで処理しなきゃならない、というわけではないだろうなと思ったりして。ゲーム機もビデオ機器も、処理速度とメモリ容量に関するコスト面から品質を犠牲にしてでもそうせざるをえないところがあるんで一概に比較できないでしょうけど、アニメ制作現場もコストが重要視されるのはやはり同じだろうし。
それとも出力機器側の問題だろうか。デジタルTVならMPEGを流してるのだろうし、 _ブロックノイズ、モスキートノイズ も問題になる上に色情報だって減ってる(たしかそのはず)。最終的なフォーマットにした段階で見苦しいところが出てきた、という話なのかな。
もしかして液晶モニタ使っててそう見えたって事はないのかな。普及価格帯の製品は階調の表現力がまだCRTに比べ低いようですし。RGB各6bit程度ですよね…ってプロがそんな安物使って作業するはず無いですね(爆)
とかなんとか色々考えたりしたけど、エフェクト(フィルタ処理)によっては、元画像の持つ色情報の極一部を過大に引き伸ばしたりするし、それで最終画像が荒れて云々ってだけの話なのかもしれない。
結局その手のツール触った事無いし、仕様も知らないから、「なんだか変な話だなぁ」と自分などは考えちゃうんですが、たぶん業界人にとってマッハバンド云々は技術的に当たり前の話なんだろうな。
と、ここまで書いて、ふと気がついたのです。
自分で試しに8bit階調で画像作って確認してみればいいじゃん、と。
誰だよ…6bit以上は人間の目で検出できないとか言ってたのは…。
そもそもそこからして間違ってましたな。8bit、256階調でもわかっちゃう。
いや、ビデオ関連デジタル技術創世記(?)時代の話を未だに信じてた私がバカだったというか。考えてみれば、学生時代に図書館から借りて読んでた関連書籍、軒並み古い本ばかりだったような(爆)
(どんな本読んでたかというと…8080(Z80じゃ無かったと思う)でカセットビジョンモドキの画面をTVに出す為の回路製作とか、メモリ足りなくて白黒画像しか扱えない画像処理システムの製作とか、そういう本ですよ。古さが伝わるでしょうか。たしかその手の本に書いてあったのだと思う>6bit云々。いや待てよ。ハイビジョン出始めの頃のNHK出版の出してた関連書籍で見かけてたのかもしれない。それともFM-77AVに絡んだ何かで読んだのだったか。そう、FM-77AV40は26万色表示を謳ってたんですよ。なぜRGB各8bitにしなかったかというと件の6bit話があったから…TVが6bitで足りてるのだからPCも6bitで充分だと。8bit分ビデオメモリ載せるのはオーバースペックだと何かの雑誌記事で開発者が主張してたのを見かけたような気がしました。記憶が怪しいですが。ていうか検索して確認するまでFM-77AV無印が26万色表示と思ってましたよ(爆) 無印は4096色までですな。)
結局、他人の言う事を丸飲みしててはダメだ、と。
自分で実験してみて真実を見極めないと、ってことですね。トホ
8bitじゃまだ足りないですなぁ…
しかし、いいのかな。今現在普及してる画像フォーマットって、RGB各8bit、1dotあたり24bitで保存する所までしか考えられてないものがほとんどだし。このままPCやCG関連ツールを家庭に普及させちゃっていいんだろうか。少なくともその手の製作現場ですら既に問題が出てきてるわけですよね。いいのかなぁ。
このまま行ってしまったら…数十年後、私達の世代は、「どうしてこんな質の悪い状態でデジタル化しちゃったんだよぉ」なんて子供達から散々なじられてるかもしれない…
でも最近のPhotoshopなんかは48bit画像扱えるんでしたっけか。するとそのうち家庭内にもバンバン48bitが扱えるCG関連ツールが入ってくるんでしょうから気にしなくてもいいのかな。いや、一度デジタル化してしまうとそこで情報は確実に失われるわけだから根本的な解決にはならないわけですが。
まあ、アナログレコードやカセットテープ、8ミリフィルムやビデオテープだって、今となっては(情報の品質は)褒められたものじゃないし。デジタル化することで、劣化の少ない状態で記録を残せて、更に多少の利便性を得られるだけでも、御の字なのかもしれませんけど。例えばLD→DVDになることで、マッハバロンならぬレッドバロン、ならぬ劣化バロンは避けられるかもしれないし。いや、デジタルって失う時は全てを失うからちょっと怖いですか。
なんだかどこもかしこもズレてるような気がする>自分の文
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以上です。