2023/08/08(火) [n年前の日記]
#3 [anime] 「王様戦隊キングオージャー」動く城の回を視聴
録画してたソレを視聴。
城が…! これはスゴイ…。迫力あるな…。おそらくは 変形のために回転していく腕(?)につけたカメラが、そこから見える風景を ―― 天地がゆっくりと逆転していく様子を捉えたカットにシビレてしまった。どうしてこんなカットを思いつけるんだか…。別の何かの作品でこういう見せ方を目にしてビビッときたのだろうか。あるいは、今までの回でずっと見せていたのであろう大広間の天井が、メキメキと音を立てて回転していくカットとか。あのいつもの場所がこんなことに、みたいなハラハラ感があったなと。城が 変形して巨大ロボになるという荒唐無稽で壮大なハッタリも、こういったカットを挿入していくことで、リアリティを感じる光景に変化していくのだなと感心してしまった。この映像、TVの前で子供さん達が、口をポカーンと開けながら見てくれていたらいいな…。
赤の人の、「お前達は 歯車だ!」的台詞も良かった…。その発言で 炎上しちゃって、「ちょっと待って」と説明して、なんだそういう意味か、となったあたりも良かった…。 歯車という喩えはえてして悪い意味で使われがちだけど、 それぞれがちゃんと噛み合って、次々に力を伝えていって、その結果大きい何かを動かす…。一つでも欠けたらソレは動かなかったんだ、というロジックを提示したあたりに感心。なんだか深い…。また、王様と国民という関係を意識させる、稀有な設定の作品だからこそ提示できたやり取り、でもあるなと…。孤独に戦ってるヒーローモノでは、こんな台詞はちょっと提示しづらい。
城が…! これはスゴイ…。迫力あるな…。おそらくは 変形のために回転していく腕(?)につけたカメラが、そこから見える風景を ―― 天地がゆっくりと逆転していく様子を捉えたカットにシビレてしまった。どうしてこんなカットを思いつけるんだか…。別の何かの作品でこういう見せ方を目にしてビビッときたのだろうか。あるいは、今までの回でずっと見せていたのであろう大広間の天井が、メキメキと音を立てて回転していくカットとか。あのいつもの場所がこんなことに、みたいなハラハラ感があったなと。城が 変形して巨大ロボになるという荒唐無稽で壮大なハッタリも、こういったカットを挿入していくことで、リアリティを感じる光景に変化していくのだなと感心してしまった。この映像、TVの前で子供さん達が、口をポカーンと開けながら見てくれていたらいいな…。
赤の人の、「お前達は 歯車だ!」的台詞も良かった…。その発言で 炎上しちゃって、「ちょっと待って」と説明して、なんだそういう意味か、となったあたりも良かった…。 歯車という喩えはえてして悪い意味で使われがちだけど、 それぞれがちゃんと噛み合って、次々に力を伝えていって、その結果大きい何かを動かす…。一つでも欠けたらソレは動かなかったんだ、というロジックを提示したあたりに感心。なんだか深い…。また、王様と国民という関係を意識させる、稀有な設定の作品だからこそ提示できたやり取り、でもあるなと…。孤独に戦ってるヒーローモノでは、こんな台詞はちょっと提示しづらい。
◎ 回転していく風景 :
ゆっくり回転していく風景と言えば、「呪術廻戦」懐玉・玉折編でも面白い見せ方があったなと思い出した。とある女性キャラが
撃たれた時、そのキャラの背中にカメラを据えて捉えたカットで…。スローモーションで
倒れていくキャラ。頭は上、体は下の状態で映り続けているのだけど、背景がゆっくりと90度回転していって、キャラが
地面に強く打ちつけられる、という1カット。回転していく背景をわざわざ3DCG(
_カメラマップ?
)にしてリアリティを付加してたあたりにも感心したけど、それはさておき。
映像作品において、一般的に風景や背景と言うのは固定してるはずのもの、と見てる側は思い込んでるけど。それが動きを伴って、どんどん傾いていったり、天地が逆になったりすると、「なんか今とんでもねーことが起きてるぞ…」感が増すのだろうなと。このあたり、アニメ監督の原恵一監督が、ここぞというところで背景動画を使う理由と共通する部分がありそうだけど。
もっとも、そう感じさせるためには、そこに到るまでのカットはフツーに見せておかないといけない。常にカメラが動いて背景がガンガン回ってる中で、そこに背景が回転していくカットを挿入してみても効果は得られない。元ピクサーのジョン・ラセター監督が言ってた「コントラスト」が大事なんだろうなと…。何かを際立たせたい時は下準備が必要なのだ、みたいな。 *1
映像作品において、一般的に風景や背景と言うのは固定してるはずのもの、と見てる側は思い込んでるけど。それが動きを伴って、どんどん傾いていったり、天地が逆になったりすると、「なんか今とんでもねーことが起きてるぞ…」感が増すのだろうなと。このあたり、アニメ監督の原恵一監督が、ここぞというところで背景動画を使う理由と共通する部分がありそうだけど。
もっとも、そう感じさせるためには、そこに到るまでのカットはフツーに見せておかないといけない。常にカメラが動いて背景がガンガン回ってる中で、そこに背景が回転していくカットを挿入してみても効果は得られない。元ピクサーのジョン・ラセター監督が言ってた「コントラスト」が大事なんだろうなと…。何かを際立たせたい時は下準備が必要なのだ、みたいな。 *1
*1: もっとも、たくさん映像作品を見ている人は、平穏なカットが続いたら「あ、コレはなんか来るな…溜めてるんじゃねえの…。ホラ来た! やっぱりなー」みたいなことにもなっちゃうけれど…。
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以上です。