mieki256's diary



2010/11/26(金) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 出棺、火葬、告別式に出席

祖母の出棺、火葬、告別式に出席。

10:00に出棺経。10:30に出棺。11:00から須賀川火葬場で火葬。12:30頃に収骨(骨上げ)。14:00から須賀川斎場で告別式、精進上げ。

本来は、その後、祖母の家に戻って(祖母を迎えて)色々やることがあったらしいが。恥ずかしい話そのあたりのアレコレを何も知らず、ウチの三兄弟は帰宅してしまった。後で聞いたら、祖母の孫、つまり従兄弟達のほとんどは、それらにも出席していたらしい。大失態。常識知らずの一家。トホホにもほどがある。

印象その他をメモ。 :

通夜の時も思ったが、どうもお経が長すぎる気がする…。気のせいだろうか…。

家に帰宅した後でお袋さんに尋ねてみたが。どうも祖母は、お経云々とかその手のアレに比較的否定的な人だったらしい。近所に信心深い一家があって、ある日、日の出が2つ出た、これはありがたいと家族総出で日の出に向かって拝んだ、ということがあったらしいのだけど。それを聞いた祖母は、光の屈折がどうとかでそういう時もあるんじゃないのか、きっと科学的な現象だ、そんなことを有難がって拝むなんてあの家は馬鹿じゃないのか、とまで言い放ったらしい。 *1 …そういったエピソードから察すると、もしかすると祖母は、お坊さんのお経を聞きながら、「こんな坊主呼んでくる金があるならその金貯めて別のことに使え」とでも言いそうだな、と思えてきて今更ではあるが考え込んでしまったり。

遺族親族が静まり返った中、お坊さん一人が滔々と、「故人は長女」「8人の子供」「13人の孫に恵まれ」等を読み上げたのだけど。祖母は次女だし、子供は7人だし、孫は16人なわけで。一体どこ情報よソレ、みたいな。…でももしかすると、自分達が知らないだけで、伯父伯母は8人居たのだろうか。不安になってくる。

告別式の間、自分の後ろの席に座っていた御歳を召した御婦人方が、ボソボソと話をしているのが耳に入った。「どこそこの坊さんの経は聞いてるだけで自然と涙が出てくる良い経だった」「この坊さんの経はヘタクソだ。フニャフニャと何言ってるかわかりゃしない」等々。葬式で読まれる経の良し悪しまで分かるなんて、そんな「通」になるのはなんだか嫌だなあ、てなことを思いながらも、なるほどやはりこのお坊さんの経はあまりよろしくないのか、自分の気のせいじゃなかったんだな、と妙な安心を。せめて短ければなあ…。総集編というか、ダイジェスト版の経は無いのだろうか。昔のファミコンゲームよろしく、無駄に長ければ長いほどありがたい、的価値観がある世界なんだろうか。よく分からない。

火葬場で待ってる間、個人的にかなり辛かった。自分は他者とコミュニケーションをとるのがヘタクソなダメ人間なので、周囲と会話を繋ぐことが出来ず。更に、待合室がどうも暑い感じで。弟に尋ねても、弟はそうは感じなかったらしい。生活リズムが狂っている故に自律神経その他がアレで自分だけ熱く感じた、ということかもしれない。何にせよ、そこには居づらく、何度も外の喫煙場所に行って煙草を吸ってしまったり。外は涼しくて本当に気持ちよかった。しかしこれでは某K社の社内運動会の時の二の舞である。 *2 …従兄や、従姉の旦那さんも喫煙者だったようで、喫煙場所で少し話をした。煙草を吸いながらだと気楽に話せるのに、待合室では気楽に話せないのは何故なのだろう。場の雰囲気に弱いのだろうか。いや、その割には呆れるほどのKYだし…。もしかすると従兄達は自分に気を使って、吸いたくもない煙草を吸っていたのだろうか。などと考え始めると落ち込んでくる。ので考えないことにする。

従姉の旦那さんが「骨になると諦めがつくもんだよ」みたいなことを言っていたけれど。祖母の骨を拾いながら、たしかにそうかもしれない、と思った。何かの区切りが挿入されたような気がする。

精進上げ(?)で内孫の一人と同席になったけど、これまた会話が続かず。子供の頃の話をなんとか思い出して振ってみるが、後が続かない。自分はともかく、相手は営業の仕事をしてるはずなので、なんだか妙だなと。表面的であっても会話を続けることについては長けているだろうに…実は向いてない仕事を一生懸命やってる状態なのかもしれない、従弟も随分苦労してるんだな…。とその時は思ったが、そういうわけではなかったようで。お袋さんからの情報では、なんでも仕事がめちゃくちゃ忙しい中、無理矢理どうにか抜けてきていた状態で、会食が終わったら凄い勢いで仕事先に戻っていったらしい。なるほど、携帯をチラチラ見ていたのはそういうわけだったか。ひっきりなしに会社から連絡が来ていたのだろう。そんな状況ではなあ…。祖母の件、仕事の件、家庭の件で、色々と板挟みになってたのだろうと想像する。大変だなあ…。お疲れ様です…。本当に彼は偉い…立派だ…。

通夜の席でも、出棺経でも、火葬場でも、叔父の一人が比較的後ろのほうに座っている・立っているのがなんだか気になった。祖母の生前、伯父伯母と同じくらい頻繁に祖母を見舞っていた叔父なのに、どうして後ろのほうに居るんだろうと。自分達などよりも、絶対に前のほうに居るのが当たり前なのに。が、火葬場でも後ろのほうに居るのを見て、なんとなく思った。もしかすると、祖母の最後を看取るのは自分だ、殿(しんがり)は自分が務める、みたいな気持ち、あるいはしきたりがあるのかもしれない。だとしたら、たしかにソレは、叔父こそが相応しい気がする…。いや、単に宗教的な理由かもしれないのでアレだけど。何にせよ、叔父が不満を持たない形であってほしい、と思った。

*1: 信心云々とはちと違うが。戦時中の竹やり訓練の時も、「竹やりでアメリカの飛行機落とせるわけないだろ。馬鹿じゃないのか」と怒ってたらしい。>祖母。
*2: リレー戦で、社員全員がコース脇で選手を必死に応援してる中。自分はソレを気にも留めず、喉が渇いたからと一人でポツンと観客席に座って紙パックのジュースをチューチュー吸っていたのだった。後で先輩から「アレはマズ過ぎるよ…アレを見て俺は目が点になったよ…」と指摘されて大後悔。その後、社内運動会が無くなってしまったのは、もしかすると自分のせいなんだろうか…。いや、まさかな…。自分の暴挙に、そこまでの破壊力は無かった、と思いたいが…。

以上、1 日分です。

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