mieki256's diary



2010/04/16(金) [n年前の日記]

#3 [pc] そろそろLogicool M705について一言いっておきたい

省電力性能の高さ故にマラソンマウスと称されて売られているワイヤレスレーザーマウス Logicool M705。

たしかに電池は長持ちする。するのだが。各部位に対してきめ細かい省電力モードへの切り替えを行っているせいか、例えば以下のような状況が発生したりする。
  1. Webページをホイールでスクロールしていると、ホイール以外は使ってないから、ホイールを除いた部位が省電力モードに移行。
  2. リンクをクリックしようとしてカーソル移動・マウスを動かすが、センサ部位は省電力モードになってるから無反応 → 「アレ?」
  3. 省電力モードから復帰。カーソルが動く。リンク文字列にカーソルを合わせてクリックするが、(おそらく)ボタンも省電力モードになってるから無反応 → 「アレ?」
  4. 省電力モードから復帰。クリックが行われる。Webページを読み込むため若干時間がかかるが、その間マウスを使ってないから全体的に省電力モードに移行。
  5. ページが表示されたのでホイールでスクロールをするが、省電力モードだから無反応 → 「アレ?」
まあ、ボタンやホイールは反応がそれほど悪くないので、もしかするとそのあたりの部位は省電力モードにさほど移行してない可能性があるのだけど。とにかくセンサ部位があっという間に省電力モードに移行して、マウスを動かしてもカーソルが動かない、と頻繁に感じるのは間違いない。

たしかに電池は長持ちするマウスなのだが。人間の手足の動きを即座に反映することが絶えず要求されるパソコンの入力機器・ポインティングデバイスとしては、最低条件が満たせていないような気もする。

無反応になる時間が一定時間で決まっている・どんな時でも必ず一定時間遅れて反応するなら、人間は柔軟なので慣れることができるのかもしれないけれど。どうやらM705は省電力モードに段階を持たせているようで、無反応になる時間がマチマチな御様子。故に、慣れることはちと難しいようにも思える。

ということで。「何を犠牲にしても構わないからとにかく電池が長持ちするワイヤレスマウスが欲しい」という方には最もお勧めできる製品です。無反応になるたびに、顔に自然と笑みが浮かぶでしょう。電池を節約できている証ですから。

普通に使えるマウスが欲しいという方には、まったくお勧めできません。ちょっと目を離すと数秒で居眠りを始める部下を持つようなものです。しかも、目が覚めている時も並の社員の働きしかしません。

手をつねって3秒後に「痛い!」と感じる人ならお勧めできます。無反応になる時間は最長でも感覚的に2秒未満です。何かが起きても3秒後に気づくような方なら、無反応になってることにも気づかないかもしれません。

…1ヶ月で電池が切れることを覚悟しながらキビキビ動くワイヤレスマウスを選ぶか、電池切れは嫌だしキビキビ動かないのも嫌だからもう諦めて有線マウスを選ぶか。なんだか2択しかない現状のような気もします。

拡張ボタンにも難あり。 :

親指側に拡張ボタンが2つついているのだけど。2つとも隙間なく配置されている上にボタン形状もほぼ同じなので、指先だけではどちらのボタンなのか判別しにくい。隙間をもう少し開けるか、どちらかにポッチ?をつけるなりしてあれば、違ったのではないかと思うのだけど。

マウスの土台部分にもボタンがあるのだけど、これも、どこを押せば働くのかがよくわからず。一応申し開き程度に印刷で印はついているけど、一々マウスを目視して使う人は居ないわけで。ここもやはり、小さなポッチでもついていれば違っただろうにと思える。

マウスもそうだしリモコンもそうだけど、基本的に目で見ながら使うものではない・指先で探り当てながら使うものだ、という意識が設計段階で欠けてしまうことがあるのかな、と想像したりもする。でもそのあたりは、チェックリストを作れば回避できそうな気もするんだけどなあ…。「画面を見たまま本体を触って、どこにどのボタンがあるか瞬時に把握できるか?」みたいなチェック項目でもあれば…。

その点、先日購入した A4tech X-718BK-JP は良く出来ている。ホイール横のオレンジのボタンも、親指側の拡張ボタンも、ブツブツポッチがついているので、指先で触れただけでどのボタンか判別できる。拡張ボタンのデザイン・成形はこうあるべきだと思います。

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2010/04 - Next
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project