2009/08/13(木) [n年前の日記]
#1 [comic] 弟が持ってきた漫画を読ませてもらったり
今回は、つまらないから置いていく、のではなくて、面白いから帰省中に再度読みたいと思って持ってきた漫画、だそうで。
◎ 「BAKUMAN」 1〜4巻を読んだ。 :
面白い作品であるとは聞いていたけど、ここまで面白いとは思わなかった。特に、ジャンプ編集部に特化した取り決め(どこまで事実に基づいてるのかは判らんけど)を披露するあたりが実に興味深く。漫画家が漫画家を主人公にした作品を描く場合、えてして編集部内のアレコレはどこかぼんやりとした表層的なイメージだけで描かれる印象が ―― 漫画家は編集者ではないので、編集者のみが知るであろう情報を作品中に含めることが難しく、漫画家自身が見える範囲のことしか描けないのだろう、という印象があったのだけど。この作品はそのあたり、かなり異質だなと。いや、編集部内のアレコレを描いた「編集王」なんて作品もあるからアレだろうけど。
漫画家から裁判起こされたり、休みの日に自宅にネームをFAXすると怒鳴られるような、どこかの編集部・担当編集者では作れない商品なのかもしれないな、てなことも。ある程度編集者側から情報提供する部分がないとこういう作品は作れないのだろうけど、どこぞのそういうアレではそんな協力をしない予感も。と思ったけど実際はどうなんだろう。…どうも、漫画家と共にエンジンになって活躍してる編集者と、漫画家にとっての寄生虫に過ぎない編集者が居るのかもしれない、てなところまで勝手に妄想してしまったり。
漫画家コンビの片方が眼鏡をかけているので、これはきっと「まんが道」のオマージュに違いない、藤子F・Aがここまで美形にアレンジされるとは、と口走ったら、弟から「なわけないだろ」と冷たく否定されてしまった。たしかに、あっちは漫画家二人、であって、原作者+作画、ではないしなあ。
漫画家から裁判起こされたり、休みの日に自宅にネームをFAXすると怒鳴られるような、どこかの編集部・担当編集者では作れない商品なのかもしれないな、てなことも。ある程度編集者側から情報提供する部分がないとこういう作品は作れないのだろうけど、どこぞのそういうアレではそんな協力をしない予感も。と思ったけど実際はどうなんだろう。…どうも、漫画家と共にエンジンになって活躍してる編集者と、漫画家にとっての寄生虫に過ぎない編集者が居るのかもしれない、てなところまで勝手に妄想してしまったり。
漫画家コンビの片方が眼鏡をかけているので、これはきっと「まんが道」のオマージュに違いない、藤子F・Aがここまで美形にアレンジされるとは、と口走ったら、弟から「なわけないだろ」と冷たく否定されてしまった。たしかに、あっちは漫画家二人、であって、原作者+作画、ではないしなあ。
◎ 「アオイホノオ」 1〜2巻を読んだ。 :
間がおかしくて結構笑えてしまった。
◎ 「宙のまにまに」 1〜6巻を読んだ。 :
最初は今一つだったけど、後半、天体観測関連の知識や、レンズ製作?の領域まで入ってきてなんだか凄いなと。その手のサークルの部室にずらりと置いてあってもよいぐらいの漫画ではなかろうかと。
悪人がまったく出てこないあたり、なんだかわかつきめぐみ作品あたりとの共通点を感じたり。双眼鏡?や望遠鏡はきっと破壊されて犯人に対する糾弾が始まったりするのだろう、と思って読んでたらそんな展開は全然無くて、自分の心根がなんだかねじ曲がってることに気づかされてしまったり。
悪人がまったく出てこないあたり、なんだかわかつきめぐみ作品あたりとの共通点を感じたり。双眼鏡?や望遠鏡はきっと破壊されて犯人に対する糾弾が始まったりするのだろう、と思って読んでたらそんな展開は全然無くて、自分の心根がなんだかねじ曲がってることに気づかされてしまったり。
◎ 3作品を読んでやっぱり思ったけれど。 :
読者の知らない世界を描いた作品はやはり面白いなと。もちろん、読者にとって未知の世界を、作者の妄想だけで作り上げてもいいし、作者の体験を脚色して作り上げてもいいし、現実世界に存在するアレコレを調べて作り上げてもいいわけだけど。そのあたりの努力をサボっても食えるのは、天才だけなんだろう、てなことをぼんやりと。まあ、天才に見える人達も、大体は白鳥のように水面下で足を以下略。
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以上です。