mieki256's diary



2001/06/29(金) [n年前の日記]

#3 [anime] ジーンシャフト最終回

ジーンシャフト最終回を見ました。

自分が予想してたより、スケールが小さい(?)終わり方で、なんかガックリ。
まあ、キャラがどんどん死んでたから、皆殺しておしまいかな、という予想も一応してたんで、そういう意味では悪くない終わり方でしたけど。

途中、タイムスリップの話があったじゃないですか。アレを見て、自分、
「ああ、これは過去・現在・未来を描くつもりなのかな」
と思っちゃったんですよ。

つまり、過去・現在・未来の流れを作品中に持ちこむことで、遺伝子操作社会を一度肯定してみせた上で、更に人類の次なるステップへの入り口を…描いてくれるのではないかと。

作中の「リング」というのは、人類に敵対するものとして描かれてるけど、実は人類という「種全体の持つDNA」に突然変異を起こして進化させる為の要因…貧相な予想をすれば、幼いレベルにある人類を、次の段階へ成長させる為に、未来から送られてきた「何か」では、みたいな。

なんといいますか…自分てっきり、この作品は、
人類が、「リング」の状態から「螺旋」の状態へと、進化していく様子を描くんだろうなと…
タイムスリップネタが出てきた段階で、勝手に想像・期待してしまったんですね。

最終的に「感情の復活」があることは見てる側にもバレバレなんですけど、それは、以前の状態と同じレベルで復活するのではなく、わずかながら上の次元に変化した上での復活なんだろうと。
一見、同じトコロにいるようだけど、実はほんの少し上…つまり「螺旋」
またDNAは螺旋形状、って話もどこかで聞いてたんで… <ホントかどうかは知らない
せっかくDNAをネタとして盛り込んでるのだから、そういうネタも絡めて、「螺旋」的な展開を用意してる可能性もあるかなぁ、などと想像してたんです。

ところが実際には…
愛だの何だのとお決まりな言葉を吐いただけで、せっかく今まで人類が苦労して歩いてきた道を、さほど納得できる理由も提示せず、また逆戻りしてしまう…しかもわざわざ「リング」の上で…そんな様を見せられてしまった。
「螺旋」まで行かなくても、せめて、「リング」の上を進んで進んでぐるりと一周して元の場所に戻ってきました、ならまだしもなぁ…
そういう意味で、かなりガックリ。
いや、勝手にこっちがイメージ広げすぎちゃった(?)だけの話ですが。
作品自体には何の非もない。
むしろ後味悪くない終わり方で良作な方だろう、と思います。

しかし…
ヤマトで、突然何の脈絡もなく出てくる「愛」とか…
999で、何の根拠も無く「機械化人間=永遠の命」を否定する様とか…
それらと同種の薄さ・取って付けたような結論しか出てこないのは少し悲しいなぁ。
まだイデオンみたいに全部フッ飛ばしちゃって次の可能性を示すほうが説得力があるような。

それはそうと。
CG良かったですわ。
雲の上を飛んでいくシャフトの図には感動。
あれはセルじゃ表現できないでしょうね。

ただ、やっぱり何やってるのか、どこ映してるのかわからない時があるんですよね >CG
一応トゥーンレンダリングをして線情報を提示してくれてはいるみたいなんですが。
モデルのデザイン的に、情報量が多すぎるのかな。
パッと見て、「ここは腕」「ここは足」とかわからないデザインだからかなのかなぁ…

以上です。

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