2025/01/27(月) [n年前の日記]
#1 [anime] 「メダリスト」のOP曲になんだかちょっとハマりそう
録画していたTVアニメ「メダリスト」の4話を視聴。フィギュアスケート選手を志す女子小学生の成長物語、という説明でいいのだろうか。
OP曲、いいですな…。作詞作曲編曲は米津玄師さん。曲名は「BOW AND ARROW」。4話目の視聴でようやく歌詞にも意識が向くようになって、そこから俄然興味が湧いて、色々ググって「なるほどなあ。名曲だ名曲だと聞いてはいたけど、これはたしかに名曲かも」と感心してしまった…。
とは言え正直なところ、曲だけ聞いても、あるいは歌詞だけ眺めても、全然ピンとこない人がほとんどだろうな、とも思う。「なんでこの程度の曲が話題になってるんだ?」「どうせ作曲者のネームバリューだけで喜んでるんだろ。オタクってつくづくちょろい連中だな。ケッ」と言い出しちゃう人達も居るのだろうなあ、などと想像してしまうぐらいに、曲や歌詞だけを見聞きした状態ではピンとこない気もする。
しかし…。アニメ版、あるいは漫画原作に多少触れた上で、この曲を耳にすると、そこから途端に化学反応の連鎖が次々に起き始めるはず。この曲はそういう種類の曲なのだろうと思う。歌詞の一文一文が示すところ、イントロのリズムの意味、選んだ音色が目指したのであろう各イメージが推測できるようになってくると、「ああ…そういうことか!」という気づきが得られる。昔の流行り言葉(?)で言えばアハ体験というやつだろうか。それも一つや二つじゃない。「あー、ここもか。いや、ここもだな。いやいや、もしかしてここもそうなんじゃないか?」と次々に仕掛け(?)を見つけ始めて…。そこまでくると、聞き手の脳内では作品本編や曲に対するイメージもグングン広がって、そりゃもう本編と曲への思い入れだって青天井で増していくことは容易に想像できる。
この曲は作品本編をたしかにブーストしていると思えるし、本編も曲をブーストしていると言える。タイアップ曲としては理想の形ではないだろうか…。そして、作品本編とタイアップ曲、その2つの関係性を意識した上で、改めて曲名を見直すと…。
弓だけでは役に立たないし、矢だけでも役に立たない。だけど、弓と矢が一緒になった時、途端にそれは本来持っていた実力を発揮する…。もちろん歌詞内容からしてこの曲名は、 選手とコーチの関係性を示唆しているのだろうけど。ひょっとすると、タイアップ曲というものの目指すべき形(の一つ)すら示唆してしまっている、などと捉えることだってできてしまうのではなかろうか。
個人的に、あまりこのワードは使いたくないと思っているのだけど、それでも今回は使わざるを得ない…。米津さんって天才じゃないのか…? よくまあこんな曲を作ってみせたもんだなあ…。素晴らしい。
もっとも、前述のとおり、曲だけ聞いてもピンとこない人が多数だろうとも思うわけで、このあたりアニソン/タイアップの難しさを思い出したりもする。曲単体での魅力を増そうとするとタイアップ先と乖離してしまってタイアップとはなんぞやということになるし。タイアップ先にしっかり寄り添うと曲単体としてはなんじゃこりゃになってしまったり。さりとて、曲単体でもイケるけどタイアップ先にも寄せてある、適度なバランスを重視し始めると、どっちつかずな感じになって記憶に残らない凡庸な曲になってしまったりもして。アニソンには、どちらに寄せるのが正解なのかその判断自体が難しい、という面もありそうだよなと…。それでも数々の名曲、ヒット曲が出ているわけだから、投げやりになって雑な扱い方してちゃダメだよなとも思うけど。
何にせよ、感服しました。ネット上で、「米津さんの作る曲は原作理解の解像度が圧倒的に高い」という評を見かけた記憶があるけれど、これはたしかに納得せざるを得ない…。こんな方に曲を作って貰えたなんて、「メダリスト」という作品は幸せ者じゃのう…。良かったね、いのりちゃん。米津おじさん(お兄ちゃん?)が君のためにいい曲作ってくれたよ。みたいな。
余談。一般的な曲と比べて、この曲のフルバージョンの長さが妙に短いのは何故か、てなあたりの仕掛けにも感心してしまった。よくまあそんなこと思いついたもんだなあ…。そこまで寄せるか…。いや、そうすることで寄せられるのではと気づくあたりがまずスゴイ。フツーはそんな発想出てこないでしょう。やっぱり天才としか思えない…。素晴らしい。
OP曲、いいですな…。作詞作曲編曲は米津玄師さん。曲名は「BOW AND ARROW」。4話目の視聴でようやく歌詞にも意識が向くようになって、そこから俄然興味が湧いて、色々ググって「なるほどなあ。名曲だ名曲だと聞いてはいたけど、これはたしかに名曲かも」と感心してしまった…。
とは言え正直なところ、曲だけ聞いても、あるいは歌詞だけ眺めても、全然ピンとこない人がほとんどだろうな、とも思う。「なんでこの程度の曲が話題になってるんだ?」「どうせ作曲者のネームバリューだけで喜んでるんだろ。オタクってつくづくちょろい連中だな。ケッ」と言い出しちゃう人達も居るのだろうなあ、などと想像してしまうぐらいに、曲や歌詞だけを見聞きした状態ではピンとこない気もする。
しかし…。アニメ版、あるいは漫画原作に多少触れた上で、この曲を耳にすると、そこから途端に化学反応の連鎖が次々に起き始めるはず。この曲はそういう種類の曲なのだろうと思う。歌詞の一文一文が示すところ、イントロのリズムの意味、選んだ音色が目指したのであろう各イメージが推測できるようになってくると、「ああ…そういうことか!」という気づきが得られる。昔の流行り言葉(?)で言えばアハ体験というやつだろうか。それも一つや二つじゃない。「あー、ここもか。いや、ここもだな。いやいや、もしかしてここもそうなんじゃないか?」と次々に仕掛け(?)を見つけ始めて…。そこまでくると、聞き手の脳内では作品本編や曲に対するイメージもグングン広がって、そりゃもう本編と曲への思い入れだって青天井で増していくことは容易に想像できる。
この曲は作品本編をたしかにブーストしていると思えるし、本編も曲をブーストしていると言える。タイアップ曲としては理想の形ではないだろうか…。そして、作品本編とタイアップ曲、その2つの関係性を意識した上で、改めて曲名を見直すと…。
弓だけでは役に立たないし、矢だけでも役に立たない。だけど、弓と矢が一緒になった時、途端にそれは本来持っていた実力を発揮する…。もちろん歌詞内容からしてこの曲名は、 選手とコーチの関係性を示唆しているのだろうけど。ひょっとすると、タイアップ曲というものの目指すべき形(の一つ)すら示唆してしまっている、などと捉えることだってできてしまうのではなかろうか。
個人的に、あまりこのワードは使いたくないと思っているのだけど、それでも今回は使わざるを得ない…。米津さんって天才じゃないのか…? よくまあこんな曲を作ってみせたもんだなあ…。素晴らしい。
もっとも、前述のとおり、曲だけ聞いてもピンとこない人が多数だろうとも思うわけで、このあたりアニソン/タイアップの難しさを思い出したりもする。曲単体での魅力を増そうとするとタイアップ先と乖離してしまってタイアップとはなんぞやということになるし。タイアップ先にしっかり寄り添うと曲単体としてはなんじゃこりゃになってしまったり。さりとて、曲単体でもイケるけどタイアップ先にも寄せてある、適度なバランスを重視し始めると、どっちつかずな感じになって記憶に残らない凡庸な曲になってしまったりもして。アニソンには、どちらに寄せるのが正解なのかその判断自体が難しい、という面もありそうだよなと…。それでも数々の名曲、ヒット曲が出ているわけだから、投げやりになって雑な扱い方してちゃダメだよなとも思うけど。
何にせよ、感服しました。ネット上で、「米津さんの作る曲は原作理解の解像度が圧倒的に高い」という評を見かけた記憶があるけれど、これはたしかに納得せざるを得ない…。こんな方に曲を作って貰えたなんて、「メダリスト」という作品は幸せ者じゃのう…。良かったね、いのりちゃん。米津おじさん(お兄ちゃん?)が君のためにいい曲作ってくれたよ。みたいな。
余談。一般的な曲と比べて、この曲のフルバージョンの長さが妙に短いのは何故か、てなあたりの仕掛けにも感心してしまった。よくまあそんなこと思いついたもんだなあ…。そこまで寄せるか…。いや、そうすることで寄せられるのではと気づくあたりがまずスゴイ。フツーはそんな発想出てこないでしょう。やっぱり天才としか思えない…。素晴らしい。
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