mieki256's diary



2026/06/29(月) [n年前の日記]

#1 [movie] 「かくかくしかじか」という映画が気になってる

思考メモ。

ネットサーフィンしてたらたまたま何かの拍子に「かくかくしかじか」という映画があることを今頃になって知った。2025年に公開された、漫画を原作とする日本の実写映画らしい。関連情報を眺めていたら「原作者が映画版に出資していた」という話があって興味が湧いてしまった。

なんでも、漫画原作者の東村アキコ先生自身が、ロケーションマネージャーを務めて、脚本も担当して、撮影現場にほぼ毎日顔を出して、あげく、映画に出資までしたそうで。邦画なのにそんな事例もあり得るのかと驚いてしまった…。

映画の宣伝も兼ねていたのであろう、先生のインタビュー映像をいくつか視聴したけれど。今まで作品が映像化されるたびに不満を抱えていたそうで…。
自作品の映像化をキッカケにして自殺してしまった漫画家さんの事例を思い返すと…。やはり日本の実写畑ってそういう空気で支配されてるのだな…。東村アキコ先生も散々そんな目に合ってきた、と…。

でも、先生は諦めなかった…。ロケーションマネージャーを自ら買って出ることでスタッフとの距離感を縮めて、チームの一員感を演出して…。原作者自らデコポンを切って現場でスタッフに配って歩いたとか…。結果、出資もできたし、先生的には100%満足の行く映像化が出来たと笑顔で語っていて…。

まあ、公開直後に主演女優さんがスキャンダルを起こしてアレなことになったらしいけど。そんなところでこんなオチは要らないんだよ! 漫画かよ! ぐらいのことを先生も思ったのではないかなあと勝手に邪推…。

このあたりの経緯をオタキングの人が「日本初じゃないか?」と言ってる動画も見たのだけど、アニメなら今までもあったような…。どうだったっけ…。実写映画となると初の事例になるのかなあ…。

しかしここまでやらないと映像化に口出しできないとは…。もういっそのこと漫画家さん自身が自主制作で映画を作ってしまったほうが、などと妄想してしまったりもする…。

アニメの場合 :

アニメなら原作者が出資した事例があったような気がしてググってみたのだけど。EGG FORMというアニメ制作会社に、SAO(ソードアートオンライン)の原作者の川原礫先生が出資していたという話がリストアップされた。作品じゃなくて会社に出資という形だったのね…。ちなみに EGG FORM 自体は後にアニプレックスの完全子会社になったらしい。

赤松健先生も「UQ HOLDER!」アニメ化の際に何かやってたような…。でもコレはググってもそれらしい情報が出てこなかった。自分の偽記憶かなあ…。

出資どうこうではなく、漫画原作者が脚本レベルでアニメ版に関わるという形なら、藤田和日郎先生が「うしおととら」「からくりサーカス」で井上敏樹先生と一緒にシリーズ構成をしていたはず…。話数の関係で色々エピソードを削ったのが残念と先生が言及してた気もするけれど、それでも原作者が選別したエピソードで構成されているのだから、やれるだけのことはやったぞ感は得られたのではないのかな…。

漫画ではないけれど、ライトノベル作家さんがアニメ版のシリーズ構成をしていた事例もどこかで見たような…。ちょっと思い出せない…。そもそもライトノベルを書いてた作家さんがアニメ企画のシリーズ構成や脚本で参加するという事例もたまに見かける気もする。ググったら、「リゼロ」の原作者の長月達平先生はアニメ版の脚本会議に毎週参加していたという話を目にした。実写化事例と比べると扱いが違い過ぎる…。目の前にスタッフが居て直接話ができたのだろうし、話を伝えてくれたのか伝わってないのかも分からない、ということは無さそうだよな…。

それ以前に、大友克洋先生が「AKIRA」の監督をしていたりもするか…。確認したら先生は脚本にも名を連ねてた。原作者が監督をするのだから、これはもう圧倒的に純度が高いというか。

そもそも手塚治虫先生が、自作品をアニメ化したくてアニメスタジオを作っちゃったのだよな…。その影響で吉田竜夫先生のタツノコプロもアニメを作るようになったのだろうし、石ノ森章太郎先生や藤子不二雄先生がスタジオ・ゼロを作ったはず…。

そういった事例を眺めていくと、実写化と違ってアニメ化の場合は、原作者の意向が比較的反映されそうなイメージが…。

ということで、作家さんの意向を映像作品に反映させたいなら、実写化企画は頑として断って、アニメ化企画なら通すという方針はアリなのではと思えてきた。

いやまあ、東村アキコ先生並みのコミュ力と行動力があれば実写化企画でもなんとかなるのかもしれんけど。でも、旅行ガイドさんみたいなことをしたり、デコポン切って現場のスタッフに配って歩ける漫画家さんって、そんなに居ないのではなかろうか…。

いや、でも、アニメなら絶対に安心というわけでもないような。
  • たしか編集部のせいで現場がめちゃくちゃになったアニメ作品があった気がする…。そのへんのエピソードが「SHIROBAKO」に反映されてるのだっけ。
  • 押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」は原作者が怒っちゃったらしいし…。先生は後年「怒ってないよ」と言ってたけど、監督と脚本家が「アレはどう見ても怒ってた」と証言していて…。
  • モンキーパンチ先生がルパンの劇場版を手掛けた際は、スタッフから「ルパンは殺人なんかしません!」と食ってかかられて困ったそうで…。
噛み合わなかった事例もちょくちょくあるよな…。それでも実写化と比べたら、アニメの場合は原作者の意向を汲んでもらえた事例は多そう…。

待てよ。「進撃の巨人」実写版があったか…。アレは原作者の意向が反映された事例ということでいいのだろうか。

思考メモです。オチは無いです。

以上です。

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