mieki256's diary



2002/04/14() [n年前の日記]

#1 解像度

水平解像度を走査線数と勘違いしたまま一日中調べものをしていた私はつくづくアホであります。 _(以下略)


メイドるよーメイドるのだー

#2 [capture] 解像度

水平解像度を走査線数と勘違いしたまま一日中調べものをしていた私はつくづくアホであります。アホすぎです。
でも、ビデオ等の広告を見ると、どこのメーカもほとんどが「解像度」とだけ表現してる。
VHS → S-VHSの移行で、横方向しか解像度上がらないのに、縦も上がったかのように消費者に思わせるトリック? セコ。

VHSは水平解像度240TV本…TV本なので、240x(4/3)=320dot。
なるほど、一般的なVCDの画面サイズって、横方向のみ着目すれば、たしかにVHS相当ですね。

TVの水平解像度350TV本を実現する為には、計算上480dotは必要になる。
なるほど、SVCDの480x480インターレースは、TVの解像度とピッタリ一致してる。
中国発祥と聞いて胡散臭さを感じてたけど。実は合理的に算出された値だったのか…

間違いあったらツッコミお願いしますです (^^;

#3 [zatta] ソレ系について思うところを

掲示板に書いてたんですが、ちと長すぎたので、こちらにまとめて書きます。


どこぞの無職の人が(私じゃないですよ(爆))、エロゲ画像不正使用云々で逮捕されたというニュースを見たのです。
それと、だいぶ前になりますが、ファイル交換ソフトを使って楽曲のMP3を交換するのが違法云々とかのニュースも。


今現在、世間では、単純に「配布」「公開」と一括りにして「ダメだダメだ」となっちゃってますけど…
そう単純化してしまうのもどうかと。

データ交換とか、配布とか、公開には、なんというか…
境界があると思うのですよ。
「宣伝になり得る公開・配布」と、
「宣伝を超えてしまう公開・配布」の境界が。


しょーもない例ですが…
私、以前、おねティOPのMP3データを、ある方のご協力で入手したのです。
しかしですね…聞いてるうちにそのMP3では我慢できなくなってきた。
で、CD購入しましたよ。苦労したですよ。あちこち探したり、都会に住む弟にゲットを頼んだり。

つまりこの場合、MP3は宣伝として有効に働き、少なくとも客を一人、CD購入に踏みきらせたわけで。
私というユーザにとって、モノラルのMP3は非常に有効な宣伝材料になり得る、ということなのでしょう…

これと同様のことが、各方面でも当てはまるのではないかと。
音楽でも、アニメでも、ゲームでも…
たぶん、ソフトウェアには、「宣伝になるかどうか」の境界があるのだと思うのです。

もっとも、人によって境界は異なるので、その境界を固定・決定するのは難しいわけですが。
しかし、何の情報もユーザに与えなければ、それは永遠に利益に繋がらない。
逆に何かしらの情報を知らせれば、それは利益に繋がる可能性が出てくる。(それが宣伝、ですよね)
誰も買わない状況を作ってしまうより、少しでも収益を上げる可能性の高い状況を作ってこそ、企業ではないかと…
(作家ならまた別かと。収益云々以前に、自分の創作物に対する感情的なものが先に働きそうなので。)

とか言うと、

「そうだ。企業は収益を上げなければならない」
「MP3を聴くということは、その人間がその楽曲に対し興味があるということだ」
「興味があるのだから、彼等は我々の商品を購入するはずだ。顧客になるはずだ。そうに決まってる」
「MP3が無ければ、CDを買うだろう。我々の顧客なのだから」
「MP3は我々の利益を侵害してる。我々が被った損害を返せ」

と言った論理を、その手の企業の上の人達は、皆揃って口にすると思うのですが。

しかし、この論理、正しくないです。
そういった反論をする方々は、重要な点を見落としてます。

客は、CDを買う時、どういう気持ちなのか。
そこをすっかり失念してる。

MP3で「これでいいや」と思ってしまうユーザが、CDを買うでしょうか。
彼等の聞いてるMP3は、非可逆圧縮されたデータで、オリジナルの音質ではない。シュワシュワした汚い音ですよ。
でも、そんな音質で、彼等は満足してしまう。
どうして、満足してしまうのか。
それは、彼等にとって、その楽曲が、その程度の価値しかないからです。
いい音質で聞きたいと思わせるだけの吸引力を持たないソフトだからです。
『金を払うほどの価値も無い、本来はどうでもいいソフト』なんですよ。

故に、彼等の大多数は、MP3が無くなっても、やっぱりCDを買わないでしょう。
「彼等は我々の顧客」だなんてとんでもない。それは思い上がりです。
顧客になる可能性は確かに秘めてます。
しかし、既に顧客と決まってるわけじゃない。

「こんなイイ曲を、こんな音質で聴きたくない。やっぱりいい音で聴きたい。」
「これなら金出して買ってもいい」
そう思うからこそ、ユーザは金を出すのです。CD購入に踏み切るのです。

「MP3が無くなれば、CDは売れる」と語る人々は…
いつのまにか、ユーザとしての気持ちを、忘れてるのではないかと思います。
自分が、なけなしの金を工面して、レコードやCDをようやく買えたときの嬉しさ…
そもそもそうやって工面してでも買いたいと、どうして思ったのか…
そういう気持ち、綺麗さっぱり忘れてるんじゃないかと。
(あるいは、元々そんな時期はなかったのですかね?)
だから「MP3が無くなれば〜」などと、誤った論理を口に出来るのではないかと。

ユーザの気持ち・心理を、想像・理解できなくなったら…
「企業の思惑をユーザにゴリ押ししても、ユーザは黙って金を出す。
当然だ。ユーザは最初から俺達のモノなのだから」
などと考えるようになったら…

ソレって本当に、商品を買ってもらえる状況を作れるんでしょうか。
ユーザはついてきてくれるんでしょうか。


なんだか、バカバカしいと思います。
その楽曲が耳にさえ入れば、心底購入したいと思ってくれるかもしれない人達を相手にせず、
「金取るなら別に聴きたいと思わない」という薄情な人達ばかり相手にして、何がどうなるというのでしょう。
ホントに儲けを出したいと思ってるんでしょうか。


とは言え、たしかに今のMP3は、ちと音質が良すぎる気もしますが。
それこそ「CD買わなくてもいいかな…」とか不埒にも思えてしまうぐらいに(自爆)

ということで、ここはやはり、境界を設けるのが効果的ではないかと思います。

ここまでは宣伝になるから配布を認めるけど、ここから上は売上に響くから絶対にダメ、と。
ビットレート、モノラル・ステレオ、データの長さ、あるいは再生可能な時間等でガッチリ制約を加えるのです。
昔、「DLしてからx時間内に消せば、違法じゃない」なんてまことしやかに噂が流れてましたが。
アレだって確実に実行できるなら、意外とイケる取り決めじゃないかと思いますし。

商品そのもののコピーは断じて許さない。
でも、宣伝になりそうな範囲でなら…
むしろ積極的に、ネットでもファイル交換ソフトでも、何でも貪欲に利用していく…
というのが良いのではないか、儲けに繋がっていくのではないか、とか思ったりするのでした。



で、これと似たような事は、エロゲ画像収集してる人達相手にも言えるのかなぁ、と。
微妙に違うところもあるんですが。

汚いJPG画像を入手して満足しちゃうような人達が、それら画像が入手できなくなったからといって、ゲームCDをポンと買うでしょうか。
買わないと思うんですよね。
彼等が欲しいのは、画像であって、ゲームじゃない。
しかも、綺麗な画像じゃなくていい。汚くてもそれで充分という…
「ゲームはいらない。画像は欲しい」という人達相手に、ゲームを売りつけようとしてどうするんでしょう。


それにしても、不思議です。
どうしてその手の会社は、こういった事から商売になりそうな種を見出そうとしないのか。

前にもどこかで書いたんですが…
これだったら、わざわざ時間かけて、ゲームを作る必要もないわけで。
絵だけで充分商品になる。しかも圧縮のクオリティすら問われない。
今までの、ゲーム制作作業のシンドさを思えば、なんて美味しい話でしょうね。
それでいて人はジャンジャン集まってくる。それこそ小銭を稼いだりして逮捕者が出るくらいに(笑)
人が集まってくるんだから、そこから何か別の商売に結び付けられる可能性だって出てくる。

どうして、企業自身、自らこういう美味しいところに食い込んでいこうとしないのかな。
画像の無断使用を取り締まっても、それ儲けにならないですよ。
自分達が儲かる仕組みがどこにも存在してないんだから、儲けになるはずがない。
儲けに繋がらないことして、何かメリットあるのかしら。

そんなことしてる時間があるなら、まず、儲けを生み出せる仕組みを構築することに力を入れた方がいいのに。
わざわざ、「ここに商売の種があるよ」と、そういう人達が日々教えてくれてるようなものなのに。
企業なんだから、営利目的の組織なんだから、もっと合理的に物事考えたらどうかと。

それとも…
企業と言いつつ、実態は作家なのかしら。



ということで、夢物語、妄想はここまで(爆)
どれもこれも、現実に則さない話ですし。

コナミやAVEXなんかは、まだ上手くやってるほうだと思いますけど。
自分達が儲ける仕組みを作りながら、その手のことやってますから。
彼等の「コピー防止云々」だけ着目して真似してると、結果的に損をするのではないかなぁ…

以上、1 日分です。

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