mieki256's diary



2016/11/12() [n年前の日記]

#1 [windows] CortanaのWeb検索キーワードを無効にしたいのだが

親父さんは Windows10 を使っているのだけど、ちょっと問題が発生して。

経緯。 :

親父さんが、Windows10 のタスクバーに登録してあった Canon ZoomBrowser EX のショートカットを、うっかりドラッグして消してしまったそうで。そこで親父さんは、「ZoomBrowser EX そのものを消してしまった」と思い込んでしまって。

で、親父さんは、Windows10のデスクトップの左下で「何でも聞いてください」と表示されてる Cortana さんに「zoombrowser」と打ち込んでみたそうで。

検索結果の中に、アプリとしての ZoomBrowser EX は出てこなかったけど、Web検索キーワードの一覧を表示する「ウェブ」のあたりに「zoombrowser ex」という文字列が出てきた。親父さんはソレをクリック。

Microsoft Edgeが立ち上がり、Bingの検索結果が表示されて。そのBing検索結果の上位のほうに、Canon公式サイトではない、かつてマルウェアをくっつけて配布してたサイト(updatestar.com)が出てきてしまって。

親父さんはよく分からないまま、その怪しいサイトのリンクをクリック。怪しいサイトから exe をダウンロードして、実行してインストールしてしまいましたとさ。

おかげで自分は、親父さんPCにマルウェアが入ってしまったかどうかを夜中まで作業してチェックする羽目に。

問題点。 :

さて、この件に関して問題はどこにあるのだろうと。

  • Bing検索が怪しいサイトを検索結果の上位に平気で表示してしまうのが悪い。
  • Cortanaが必ずBing検索を使うのが悪い。
  • Cortanaが必ずMicrosoft Edge を立ち上げるのが悪い。
  • Microsoft Edgeに「制限付きサイト」設定機能が無いのが悪い。
  • CortanaがWeb検索キーワードまで表示してしまうのが悪い。

そもそも怪しいURLをクリックしてダウンロードして実行までしちゃうユーザがアウトではあるのだけけど、技術で解決できるならそっちで解決したほうがいいわけで。

Cortanaが必ずBing検索を使うのではなく、好きな検索エンジンを選べたら…。例えばこれがもしGoogle検索を選べていたら、違った結果が出てくるのでひとまず今回の問題は回避できたはずで。

あるいは、Cortanaが Microsoft Edge 以外のブラウザを立ち上げる設定ができれば…。仮にIE11が起動するだけでも、(事前に準備は必要ではあるけど)問題を回避できた。 _IE11には「制限付きサイト」を登録する機能 があって。怪しいサイトのURLを事前に登録しておけば、怪しいURLからファイルをダウンロードしそうになった時にブロックしてくれる。

しかし、Microsoft Edgeにはソレが無い。防御策が無い。

Cortanaをもう少し改善してほしい。 :

ということで、「Windows10 + Cortana + Microsoft Edge + Bing検索はウイルス・アドウェア・マルウェア配布サービスか!」「Microsoft Edge + Bing という最悪の組み合わせを強制しやがって…どちらか変更できればまだなんとかなるのに!」と怒鳴りたい気分になってしまったわけだけど。

せめて、Cortana の検索結果に「ウェブ」を表示しないようにしたいなと…。それができたら、親父さんが検索したいと思った時は既定ブラウザを起動して検索する流れになるので、少しはこういう状況を回避できるはず。

でも、昔の Cortana にはそういう設定があったけど、今は無くなってしまった、という話を見かけて。残っているのは、 _Cortanaの全機能を無効にする設定 ぐらい、らしい…。

Cortanaのアプリ検索 *1 は便利だし、親父さんも時々使っているので、できれば Cortana は残したい・有効にしておきたいわけですよ。Web検索キーワードの一覧表示だけが要らない。そこだけ無効にしたい。

Cortanaそのものを殺したいとは思ってないのに、現状では殺すしか選択肢が無いのは厳しいので、このへん改善してほしいのだけど。しかしわざわざ設定を削除したということは、改善は望み薄なのかなと…。親父さんPC上では、Cortana を殺すしかないのか…。今まで散々、親父さんに、「とにかくここにキーワード打ち込めば探してくれるよ。便利な機能だよ」と教えてきたのに。

Microsoftは愚かな農夫、なのだろうか。 :

Microsoft は、Edge と Bing を Windows10ユーザに売り込もうとして Cortana の仕様を変えた結果、Cortanaそのものを殺してしまった、そんな気がしてきたり。

そういえば…たしか似たような昔話があったような…。 _ガチョウと黄金の卵 でしたっけ…。Microsoftは愚かな農夫のままで終わってしまうのだろうか…。

関連情報をメモ。 :

_Windows 10(Anniversary Update)で、Cortanaを恒久的に無効化する方法 - OTTAN.XYZ
_Windowsスマートチューニング (403) Win 10編: Cortanaを無効にしてローカルファイルのみ検索する | マイナビニュース
_【Windows 10】Windowsサーチをローカルに限定する方法 - Pseudo Hacks

Cortanaを殺してもローカルのアプリやファイルは検索できる、という話があるらしいので、この際だから殺してしまってもいいのかな、という気もするけど、せっかくの新機能なのだから、使えるなら使える状態にしておきたいわけで。「ウェブ」を表示しない設定ができれば、それで助かるんだけどな…。

まあ、本当の問題は、Bing検索が危ない検索サービスになってるあたり、なのでしょうけど。

*1: アプリを表示してくれるのは Cortanaの機能ではなくてファイル検索機能、らしいけど。

以上です。

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