mieki256's diary



2026/06/05(金) [n年前の日記]

#2 [movie] 「海街diary」を視聴

民放の土曜プレミアムなる枠で放送されていた版を録画していたので視聴。漫画原作の邦画。実写映画。是枝監督作品。鎌倉に住む三姉妹+妹の物語、という説明で合ってるのかどうか…。

以前も視聴していたようで、 _2018/06/18 にメモしてあった。ただ、その時は全編を見ていたかどうか不明…。

今回は最初から終わりまでちゃんと視聴した。もっともググった感じでは、今回放送されたのはかなりカットされていた版らしい。

色が気になる :

前回の視聴時も思ったけれど、今回も色が気になった…。それ以外はイイ感じなんだけど…。

レビューをググってみたら、風景が綺麗、なる評を見かけて、ちょっともやもやしてしまった。綺麗かなあ…? そうは思えんのだけど…。たしかに各地のロケ場所は綺麗な場所っぽいけれど、せっかくヨサゲな場所だらけなのに映像はずっとくすんでいるというか、彩度が低いというか…。黒を多目にして引き締めてる感じはしたけれど…。見ていてとにかくもったいないと感じてしまった。でもまあ、映像が綺麗、ではなくて、風景が綺麗、ということなら間違ってはいないのかな…。

もっとも自分はアニメオタクだから嘘臭いほど彩度バキバキの映像ばかりずっと見ていて感覚がおかしくなってる可能性は否定できないよな…。

と思ったが、本編からCM映像に切り替わると、草木はちゃんと緑に見えるし、青空も青く見えるので、やはり実写においても一般的にはCM映像のような色や彩度が受け入れられてそうでもあり。となると、やはりこの映画は、ずっと世界がくすんでる…。そのせいで、四季の移り変わりも描いてるはずなんだけど分かりづらくなっていて…。もったいない…。

例えばPIXAR作品などは登場人物の心情変化と画面の彩度/色彩設計をシンクロさせた構成をしていたりするので、この映画も妹の心情の変化とシンクロして風景の彩度がどんどん上がっていく等の構成だったら全然分かるのだけど、特にそういうわけでもなく最後まで陰気(?)な画作りで…。アニメの場合は色彩設計とかカラースクリプトとかの役職があってアレコレ工夫するけれど、実写の場合はどうなんだろう…。

でも、あえて演出でこういう状態にしてそうでもあり…。だとしたら、何を狙ってこうしたのだろう…。何か意図があるのかなあ…。あるのかもしれんなあ…。ありそうな気がするんだよなあ…。

演出だったらしい :

試しにAIに尋ねてみたら、「アレは『死』『そこから居なくなった人達』をテーマにしていたが故の演出」「写真家の瀧本幹也さんが撮影監督として参加して、撮影方法まで含めて現場で物理的に色々工夫して苦労しながら『淡いトーン』をわざと実現していた」「今はもう皆フィルムを使ってないのにあえて35mmフィルムで撮影するほどこだわった画作り」と言ってきた。AIのことだから他の映画の話と混ざった嘘をついてるかもしれんけど、そこで解説された狙いや、撮影手法の細かい事例が実にそれっぽいので、たぶん本当の話じゃないか…。少しググったけれど、今時(?)の映画では珍しいフィルム撮影をしていたのは間違いないようだし…。

なるほど、演出だったのね…。なら、ヨシ! 狙ってやってたなら全然OKかと。

自分は邦画ってほとんど見てないから、そういったこだわりに全く気づけないのだろう…。邦画をたくさん見てる人なら一目見るなり「こ、これは…!」「このスタッフ、なんて大変なことを…!」とピンと来るのかもしれない…。

以前、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を見たお袋さんが、「随分と絵が汚いアニメだねえ。鉛筆の線が残ってるじゃないか」と感想を言ってて「いやいやいや。それわざとやってたんだよぉ…」と返したことがあるのだけど。自分もこの映画に関しては似たようなダメダメ感想を持ってしまった状態、だった模様。

わざとです。演出なんです。苦労してようやくこれを実現したんですよ…。でも見る側に知識が無いと、わざとやってることにすら気づけないという…。知識の有無って本当に大事だなと痛感…。

とりあえず、自分は邦画を見ちゃいかん人種なのかもしれないなあ…。邦画の知識が全然無いし…。

でも、例えば映画を放送する前に、あるいは放送した直後に、ちょこっと解説コーナーでも入ってたら印象が違ってくるのだろうか。昔だったら映画評論家さんがTV画面に映って解説してくれたりしたんだろうけど…。もっとも、説明しておかないといけない部分がたくさんありそうで、ちょこっと解説、というわけにもいかないか…。

余談 :

ググっていたら、是枝監督+瀧本撮影監督が、あえてiPhoneだけを使って撮影した短編映画を作っていたと知った。面白い…。そんな試みもしていたのか…。「デジタルなんてダメダメ」「アナログ最高」と言い出すタイプでは全然ないぞということですね…。

「海街diary」の場合、昔の邦画が持っていた何かしらを現代の作品に取り込めないかと試みてフィルム撮影をしてたのだろうな…。選択肢は色々あるけどこの映画にはコレやろ、みたいな…。

であれば、「なんでこんなしょんぼり映像に」と自分が思ってしまったというのは、作り手にとっては狙い通り、大成功の証と言えそうな気もしてきた。昔の邦画が持っていた何かをちゃんと再現できてるからこそ、そういう素人感想が出てくる…。自分はフィルム撮影の良さをさっぱり分かってないから「しょんぼり」とか平気で言っちゃうけれど、分かってる人なら「あの良さが見事に再現できている」と褒めるはずで、実際そのあたりを高評価してる感想記事も目にしたので、実によく出来た映画というのは間違いないのだろう…。

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2026/06 - Next
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project