1998/10/01(木) [n年前の日記]
#1 (NoTitle)今まで、ずっと会社に...
今まで、ずっと会社にいて、部屋に戻れませんでした。
前回日記を書いてから今日までの期間、
普段あまりにも遅刻欠勤が多いため、会社が、
会社隣のホテルに部屋をとって、そこから会社に通わされていました。
(どういう形でホテル代が自分にかかってくるのかとか、そういうのも気になる。)
とりあえず昨日ようやくCDに焼けるところまで出来たので、
それを発注先に提出して、少しだけ一段落という感じで部屋に戻ってきました。
しかし、しんどかった…最後の3日ぐらいは一日30分ぐらいしか寝てなくて
最後の日なんて、もう頭がマジに動かず何も出来ない状態でした。
でもヘルプで入ってくれてる他のプログラマーさんのことを考えると
申し訳ない気持ちで一杯です。
でも今日はホントよく眠った。久々に深く眠れた。
完全に寝ている最中の意識が無かったです。夢も見なかった。
目がさめたら6:00ぐらい。アレ?朝?と思ったら、PM6:00でした。
ワーイ。一日寝てたよ、なんて悲しい生活。
…しかし、まだ全然終わっていない…。
発注先の人も「ここからがスタートだと思ってる」とか言っていたけど
実は私も出来あがったものを見て、正直その通りだと思いました。
(会社の他の人にはそんなこと言えないですけど。)
あ、そだ。
ディレクター降ろされました。(降りた、なのかも知れない。ちょっと混迷してます。)
現在は、東京の開発室長が臨時的にディレクターをしています。
思ったのは、技術的・量的な冒険はしちゃイカン、と。全員不幸にする。
前の企画でもわかっていたはずなのに、なんでまた同じ事を。
…でも冒険しないと仕事もらえなくてぇ…どうすりゃいいの、一体。
それと草食系の人、自分に少しでも自信のない人、意見を表面に出さない人、
人付き合いが下手な人、人にお願いすることに引け目を感じる人、
人に迷惑かけることを苦しく思う人は、ディレクターしちゃダメ。
頭悪くてもいいから、自分を押し出せる人じゃないとダメ。
…いや、わからない。何がいいのかなんて。
確実なのは、ディレクターはチーム員の時には想像できないくらい大変ってこと。
実作業なんてしている時間はディレクターにはないです。言い切ります。
そんなことは無い、と言える人は、ディレクターのしなきゃいけない作業を知らない・してない人か、
めちゃくちゃ何でも出来るとっても凄い貴重価値な人。どっちかです。
チーム員もそれがわかってないとダメです。でもわかんないよね普通、その立場になってみないと。
…なんか今回は、アニメで言うと、絵コンテ書かなきゃなんないのに、
一生懸命原画書くことだけで手一杯で、絵コンテ出来てないから他の人にも指示出せなくて、とか
そんな感じかも。だってしょうがないじゃん。他に描ける人いないならオレ描くしかないじゃん、みたいな。
原画が無いと目に見えないから出来てるのかどうかわかんないし。いや出来てないんだけど。
あとそういう状況なのにみんな夢を見過ぎてた、というのも。
…でも夢を見れない人間は、完全にゲーム開発者失格、だそうで。
つまり私は完全な失格者ですね。いやわかります、その考えは。納得するし、同意します。
とにかく探してみてください、そういう人を。これだけ人が余ってんだからいるでしょ、絶対たくさんいますよ。
オレは無理ですというただそれだけの話なんで。
あと確信したことが。人にはそれぞれ出来ること出来ないことがある。
努力で何とかなる部分と、ならない部分ていうのがあって、その努力も、出来る出来ないがあって。
理想としては、人間頑張ればなんとかなる、なんですけどね。
しかし、これからどうしたもんか…。
また逃げるのか。逃げるんだろうな、きっと。
逃げるのと逃げないのってどんな違いがあるのか。
わからないから逃げられるんだろうな。
えーい、やめやめ!
そんなん考えててもどうにかなるわけじゃないし!
前向きじゃない考えしてても無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!
(それが逃げなんだって…。)
そういや明日、いよいよ庵野監督の新作がTVで見れますね。
原作マンガ、私ファンなんで、どうなるのか楽しみっていうか怖いっていうか。
あ、でも時間帯知らねえや。TV東京のホームページで載ってるかな?調べなきゃ。
…エヴァみたいに、一週間でこれが一番楽しみ〜、みたいな作品になるといいなぁ。
第一話最初から体育館でパイプイスに座っていて「おめでとう〜」とか言っていても許すぞ。
それはそれで見るのが楽しいから。
(でも入学式なんかのシーンで、体育館・パイプイス・おめでとう、はありそうな気も。)
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以上です。