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私の感覚だと、放送=テレビと考えた場合、
放送と通信の融合はもうちょっと先のような気がしますね。
ステップとしては現在のビデオレンタルの主力が
店舗からネットに切り替わらないと
テレビが電波からネットに移行することはないような気がします。
楽天もiTMSの成功を訴えていますが、
アレは番組ではなくてパッケージ販売の代替だと思った方がいいでしょうから、
ビジネスモデル的にもビデオレンタルの方が近いと思います。
テレビコンテンツそのものはすでに出来上がっているので
問題は著作権と通信経路ですが、
テレビサイドとしては
2011年のアナログ放送終了という爆弾を抱えながら
コンテンツ流通の主導権に握りつづけるか、ということになると思います。
インターネットが爆発的に普及し始まったとき
「商社不要論」「卸不要論」「中抜き」
なんていうことがもてはやされましたが、
結果としてそういうことにはならず、
むしろ目利きとしての商社、需給調整としての卸が残りました。
そして、一般消費者(視聴者)はIT関連企業が
コンテンツを流さなければならない必然性は無くて、
全国共通に見られれば配信業者は誰でもいいわけです。
つまり、東京キー局が地方局を無視して
全国にコンテンツを流してもいいわけです。
その場合、地方局はどうなるか。
今の通信インフラではテレビ視聴者全員のトラフィックを
東京で裁くことは無理でしょうし、今後もしばらくは無理だと思います。
そうなると、
地方局はCDNのキャッシュサーバーのようなものが配置されることになれば
現在のテレビ局のビジネスモデルを大きく損なうことが無いので
テレビ局サイドも乗りやすい仕組みになるかと思います。
つまり、地方局は東京キー局全部+地元ローカル番組という構成になるでしょうから
CMの問題も同様のやり方でクリアされるでしょう。
実際問題、テレビ局の多くはCMをVTRではなくサーバー出ししているようですし。
もちろんオンデマンド配信が当然、ということになるのですが、
日本テレビのように「編成こそがテレビ局のアイデンティティ」といわれると
ちょっとアレですが・・・
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