mieki256's diary



2018/11/24() [n年前の日記]

#1 [ubuntu][linux] SPTKを触っているところ

TIC-80の波形メモリ音源をもっと使いこなせないものかとヒントを探してググってるうちに、SPTK (Speech Signal Processing Toolkit)という、波形データを処理するツール群の存在を知り、試しに触ってみようかと。なんでも、波形データの中身をテキスト形式でダンプしたり、ピッチを検出したりすることができるらしい。

_SPTKの使い方 (1) インストール・波形描画・音声再生 - 人工知能に関する断創録
_Speech Signal Processing Toolkit (SPTK)
_SPTKというものを使ってみた - matobaの雑記

Ubuntu 18.04 LTS上でインストール。 :

とりあえず、VMware Player + Ubuntu 18.04 LTS 上でインストールしてみた。

Ubuntuの場合、sptk というパッケージが用意されていたので、導入は簡単だった。
$ sudo apt install sptk
$ sptk impulse -h

impulse - generate impulse sequence

...

SPTK: version 3.9
CVS Info: $Id: impulse.c,v 1.24 2015/12/14 01:14:16 uratec Exp $
現状では SPTK 3.9 がインストールされる模様。

巷の解説記事では、直接 impulse -h と打ち込んで動作確認している事例がほとんどだけど。Ubuntu の sptk パッケージは、sptkの後ろに実行したいコマンド名を追加して実行する状態で配布されているらしい。これは勝手な想像だけど、コマンド数が多いので、他のツール名と重複することを避けるためにそうしているのかな、と。

まあ、/usr/lib/sptk/bin/ 以下に各コマンドが入ってるっぽいので、面倒な時は PATH に設定してしまうのもありかもしれない。
export PATH=$PATH:/usr/lib/sptk/bin

xgrが動かない。 :

SPTK に同梱されている、波形をグラフ表示するツール、xgr が動かなかった。
$ gwave +s data.short | xgr
X Error of failed request:  BadName (named color or font does not exist)
  Major opcode of failed request:  45 (X_OpenFont)
  Serial number of failed request:  312
  Current serial number in output stream:  318
Broken pipe
Broken pipe
Broken pipe
Broken pipe
Broken pipe
Broken pipe
このツールだけは X Window を使うので、他の環境でも動かなかった事例がちょこちょこあるらしい。

エラーメッセージでググったら、どうもフォントが足りてない時に出るエラーっぽい…。

結論を先に書くと、以下を再インストールしたら動くようになった。
sudo apt --reinstall install xfonts-base xfonts-100dpi xfonts-75dpi xfonts-cyrillic

おそらく、何かしらのフォントをインストールしていく途中で、何かが壊れてしまっていた、と言うことだろうか…。

xgrを動かすために試行錯誤した際の記録。 :

以下のパッケージをインストールしてみたけれど、状況は改善しなかった。
sudo apt install xfonts-75dpi xfonts-100dpi
sudo apt install xfonts-75dpi-transcoded xfonts-100dpi-transcoded
sudo apt install x11-xfs-utils
sudo apt install xfonts-unifont
sudo apt install gsfonts-x11

xgr のソースファイル群を眺めてみたら、gcdata.h の中で以下の記述があった。ここで記述されているフォントの種類が必要になるのだろう…。
/*
* Fonts name
*/
#define FSymbol 9
static char *f_name[] = {
   "-adobe-courier-medium-r-normal-*-*-100-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-medium-r-normal-*-*-120-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-medium-r-normal-*-*-140-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-medium-r-normal-*-*-160-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-bold-r-normal-*-*-100-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-bold-r-normal-*-*-120-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-bold-r-normal-*-*-140-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-courier-bold-r-normal-*-*-160-*-*-m-*-iso8859-1",
   "-adobe-symbol-medium-r-normal-*-*-80-*-*-p-*-adobe-fontspecific",
   "-adobe-symbol-medium-r-normal-*-*-100-*-*-p-*-adobe-fontspecific",
   "-adobe-symbol-medium-r-normal-*-*-120-*-*-p-*-adobe-fontspecific",
   "-adobe-symbol-medium-r-normal-*-*-140-*-*-p-*-adobe-fontspecific",
   "-adobe-symbol-medium-r-normal-*-*-160-*-*-p-*-adobe-fontspecific"
};

xfontsel & と打って、前述のフォント種類が選べるか確認してみたが、adobe なんたらというフォントは入ってないように見える。

xfonts とついてるパッケージを片っ端から入れてみたところ、xfontsel で、adobe なんたらというフォントは選べるようになった。が、相変わらず sptk の xgr はエラーを出す。再度 xfontsel で確認してみると、adobeなんたらについては、ptSz は 120 以外無いし、spc も m が無い。必要なフォント種類を満たしていなかった。

ダメ元で、xfonts-base その他を再インストールしてみたところ、xfontsel 上でも目的のフォント種類が選べるようになったし、xgr も動いてくれた…。

以下、関係ありそうなページ。

_UbuntuでPackageの再インストール | technote
_11.04 - How to install xorg-x11-fonts - Ask Ubuntu
_Ubuntu設定-3- - kshimo69のブログ

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2018/11 - Next
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project